日中の残暑は厳しいものの、早朝の水辺や田んぼでは少しひんやりとした空気が漂います。「蒙霧」とはもうもうと立ち込める霧のことで、霧自体が空気中の水蒸気が急にひやされてできるものといわれます。
北海道の摩周湖や釧路、また軽井沢など濃い霧で有名な場所も多くあるようです。古くから霧の立ち込める様子を「霧の帳」などと形容し、立ち上るような霧はお香の煙にたとえて「霧の香」とも称します。お盆明けの天気が安定しないのは例年のことで、秋のおだやかな気候を迎えるのはもうしばらく先になりそうです。
この時季旬を迎える果物が無花果。「花がない果実」と思われていたからこうした漢字が当たると言います。無花果の歴史は古く六千年前頃から栽培されていたといい、旧約聖書に登場するアダムとイブは無花果のを腰ミノにつけたと記されています。
写真の無花果はご近所にいただいたものです。
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