イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころを繋げるのは神秘的・・今も縄文時代も(5/10 愛と孤独と親密さ)

2021-10-20 | 第九章「愛」

ラポールと言う言葉を知ったのは何時だろうか。社会人になり営業の仕事を始め社内のトレーニングで初めて聴いた言葉だったかもしれない。こうやってラポールかと新鮮であった。しかし、21年前にU先生の「生き甲斐の心理学」を叩き、ロジャースの6条件を学んで心理的接触と言う言葉がラポールと同じかと知り、それが意外に難しいことを知ったのは7-8年勉強したころだっただろうか。

ラポールは結構難しい。一例を挙げよう。私はカトリック信者であるが、青春時代の17歳頃には神を信じられなくなった。まあ、神との心理的接触は深い意味で一方的に離れたのだろう。それから30年間以上きっと繋がってなかったが、ある日偶然が重なったようなことから繋がった。その間はなんだったのだろうか。もちろんその間に教会にいったりはしたが。

人間同士はどうだろうか。ある人とは知り合ってからずっと繋がっていると思っていた。しかし、それはこちらの思い込みであり実際は繋がっていなかったのかなと思うことも胸を手にあてるとある。

神仏はとにかく、人間同士のこころの繋がりは、よく「絆」がどうだとかいうほど簡単ではないようだ。夫婦や親子でも簡単ではないのは沢山の小説や芸術家が題材にしていることから分かる。まあ、簡単ではないがそこにはいろいろなドラマが織りなされることは確かだ。ドラマ・・・本当にそうだなと思う。あるきっかけや偶然の積み重ね?のようなことから繋がっていくのは不思議でさえある。自分の力ではどうにもならないことが時間の流れの中でいとも簡単に成されたりする。

別れもあるが、不思議なこころの繋がりもある。

江戸博の縄文2021。12月まで開催されているが、その中に出品されている心を込めた芸術品・工芸品あるいは貴重なアクセサリー・・・この背後に愛と孤独と親密さのドラマがあったのではないか。縄文小説の種に溢れていることは確かだ。

5/10 愛と孤独と親密さ

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別れから立ち直る・・(4/10 愛と孤独と親密さ)

2021-10-18 | 第九章「愛」

人生には後で気がつく幸せな時がある。自分にとって大切な友人や家族などに囲まれ、自分では気がつかなかったりする幸せな時。しかし、時は様々な変化をもたらす。大切な人が突然なくなったり、分かれなければならなかったり、家族のように暮らした愛犬・愛猫がなくなったりすることもある。今回のコロナ禍も会うことが制限されたりで、大なり小なりある種の痛みを運んできたかもしれない。

そうしたときに、心をゆるして話し合える家人・友人などが側にいれば癒やされていくが、残念ながら孤独の中で悲しみに耐えるだけの時もある。

「生き甲斐の心理学」の師匠のU先生はよく自然治癒力のことを言われる。大切な人を失い愛の孤独の中で傷ついたとき。私達の心の奥では立ち直る為のの知恵袋が有るにも関わらず、自らの心の仕組みにより到達できないでいたりする。

こうしたときは、静かに自問自答するのが良いという説がある。誰にも見せない日記やノートに自分の感情などをのんびりと正直に表現していく。そして時々見返したりする中で、ふとインスピレーションが湧いて、元気になっていったりする。日記やノートではないが夏目漱石も「吾輩は猫である」を書くことで、傷ついた心を癒やしたという説がある。漱石の生育史も幼い頃に養子に出されたりした辛い経験もあり、イギリスでの孤独な生活で傷ついたらしい。

私も大作家と比べても仕方がないが(笑)、青春時代は日記を書いたり、時には短編小説を書いたりしたが、65歳を過ぎてから縄文小説を書いて出版までした。後で考えるとフロイトではないが無意識の意識化がなされ、亡き人々や愛犬への鎮魂という側面も含まれていて、こころの状態を改善する効果が執筆の中にあったように思う。別れで愛の孤独に陥っても、新たな出会いは生きている限りあり、愛し愛されることは出来るのだと思う。

4/10 愛と孤独と親密さ

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美しさが分かる人は、人助けもきっと・・今も縄文時代も(3/10 愛と孤独と親密さ)

2021-10-15 | 第一章「意識と知覚」

写真は6年前に八幡平周辺に行った時の写真。その後で大湯遺跡に立ち寄ったことを覚えている。大湯遺跡も素晴らしい景観が見渡せるストーンサークルだ。景観の美しさを楽しむのは今も縄文時代も同じようだ。もちろん景観だけでなく、生活の中に美をとりいれるのも同じだ。先日行った江戸博の縄文2021展では美しい下布田遺跡の耳飾りを何年かぶりに拝見し、美しい琥珀や翡翠のアクセサリーや本来は煌めく貝輪も見た。さらに意外なところで竪穴住居の復元プロジェクトにも注目した。竪穴式住居を実験考古学知見から復元したもので、屋根は樹皮で葺きその上を土で葺いたそうだ。このような防寒対策がしっかりしている家の屋根に可憐な花が咲いたりもする。縄文時代の家は殺風景な原始的な住居ではなく美しい日本建築の原型だったかもしれない。

さて、話は変わるが昨日のニュースで子供の自死(高校生も含む)が415件に増加したことが報じられていた。私が高校に入ってしばらくした時に同じ中学から一緒に入学したAさんが自死された。当時は実に珍しいことで、私もAさんの葬儀に行ったことを覚えている。あれから半世紀が経つが、先日同じ高校の友達と話したときにAさんの話題があった。50年以上経っても皆覚えている悲しい思いでなのである。自死の問題は本人一人の悲劇だけでなくまわりの何十何百という人々の心にも影を落とすのだ。

心の問題は愛の孤独と密接につながっている。それは、世界の名著を読むとよく分かるが、親密性や愛が妙薬のようだ。ある方から聴いたことがあるがいじめにあっても誰か一人が温かく的確に接していれば自死までいかないものだと。

美しい景観を愛し、美しいアクセサリーを身につけたりプレゼントしたりする私達。今も昔も愛の孤独の中で苦しむ人に手を差し出すことができる人でもあるのだろう。私も微力ながら活動している「生き甲斐の心理学」の普及活動も役にたてばと切に思う。そして、縄文時代の祖先の知恵についても想いを巡らしている。

3/10 愛と孤独と親密さ

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感謝の気持ちから見えてくる世界(2/10 愛と孤独と親密さ)

2021-10-13 | 第九章「愛」

23歳から34歳のころ。発達心理学で有名なエリクソンによると愛、親密性、孤独感の段階というなのだそうだ。もちろん幼い頃から大事な愛の原形などが育まれてくるわけだが、この段階で身体や心、魂を持った人間は大きく花開くようだ。今もそうだが縄文時代もアクセサリーなどを見ると同じようだと思う。

私もこの時期に、単身赴任で病気の時は一苦労という時代から結婚し家庭を持つようになる。一人で生活するより遙かに制約はあるものの幸福感とか統御感を得る機会も多くなり、それからの人生のあり方にも大きな影響があった時期である。

もちろん、成年前期ともいえる23歳から34歳の時期にはいろいろな思い出がある。愛、親密性、孤独感というキーワードでいろいろ思い出してみても、楽しいことだけではなくつらい経験もある。いろいろ有りすぎて雑然とした感じであるが、今の自分の基礎となった時期と考え、他人に感謝することは何だろうと振り返ってみると、自分中心の世界では見えなかった全く違う世界が見えてくる。

自分の愛と孤独と親密さの世界。感謝の念をもって他人を含めて俯瞰しつつ振り返ると、自分だけでは到底なにもできないのに、様々な出会いや幸運に恵まれて世界が築かれてきたことを知る。縁というか摂理というか・・ありがたいことである。

と言うわけで、今日は急に妻や子、親や友人に温かい気持ちになっているが、そんなことを口にすると馬鹿にされるのは必至だ。

2/10 愛と孤独と親密さ

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夕空の愛と孤独と親密さ (1/10 愛と孤独と親密さ)

2021-10-11 | 第二章「五感と体感」

久しぶりに月を見た。10月6日が朔なので10日は三日月より少し太っているようだ。斜め下方には金星が輝き、夕焼けの終わりのころの空と鉄塔との絶妙のハーモニーを醸し出していた。

緊急事態宣言が解除され、制限があるとはいえ親しい方々と一緒に食事をしたりする機会を最近得た。食卓を共にすることは親密性の最たるものであり、その楽しさは言葉に言い表せないくらいだった。

食卓を共にすることがコロナ禍で大変制限され、家族で食事をするときまでマスクがどうだとかで、考えてみれば実に悲しい事態なのだ。

しかし、こうした状況であることは、逆に親密性や愛に想いをはせらす良いタイミングだと思う。孤独感は意外に親密性や愛と繋がっている。

著名な心理学者エリクソンが人格形成理論で23-34歳の時を「愛ー親密性ー孤独感」の時代としている。この時代は、幼少期から青年期の一つの完成期のようであり(もちろん人それぞれ個性的な成長をするものだが)、私にとってもこれからの人生を見渡す時にかなり大切な時期とも言える。

「愛ー親密性ー孤独感」について、古今東西のホモサピエンスは多くの時間を使って思索してきたと思う。もちろん縄文時代の祖先もそうだったろう。先日訪れた井戸尻考古感には土器の図像に月の軌道を彷彿させる曲線があったり、イザナギが禊ぎで太陽、月などを産む日本神話を彷彿させる図像ではないかと思うものもある。

月は天球の中で最も古代人にとっては大切だった天体だったと思う。夜の恐怖から救う存在であり、もっとも親密な天体の一つである。その軌道や形の変化は大事な季節や時間を教えてくれる。

親密になってお行儀の悪くなりがちな人間と違い、礼儀正しくその恩恵を無条件に与えてくれる。これから、しばらく愛と孤独と親密さについて考えていきたい。

1/10 愛と孤独と親密さ

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