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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

孤独感の裏側には何が(親密性を考えてみる 1/10)

2018-07-27 | 第九章「愛」

 縄文時代に竹はどのくらいあり、どのように使われていたか?以前縄文小説を書くときに、結構悩んだ問題であった。ネットで調べたりすると、竹は中国から来たという説がまかり通っている。しかし、万葉集や竹取物語などを読むと、ほんとうかなと思ってしまうのだ。そんな中、沖浦和光氏の「竹の民俗史」を読んだのだが、私が思っていたように、もちろん中国産の竹もあるだろうが、かなり古くから竹が使われていたことは確かなようだった。

 さて、今朝は猛暑の毎日から解放されたような爽やかな朝であり、開け放った窓からここちよい風がやってきて、カーテンを膨らませていた。そして、何となく万葉集の代表的な相聞歌である、次の額田王の歌を思い出した。

 君待つと 我(あ)が恋ひ居れば 我がやどの 簾(すだれ)動かし 秋の風吹く

 額田王は、当初、大海人皇子の妃であったが、政治的な取引があったのだろう、姉の鏡王女とともに天智天皇の妃になった。当時は一夫多妻制なので、上の歌のように孤独を味わう日々も多かったのだろう。秋風が竹で作った簾を膨らませている描写は実に素晴らしい。ところで、万葉集には、額田王の姉の鏡王女の歌が次に載っている。

 風をだに 恋ふるはともし 風をだに 来むとし待たば 何か嘆かむ

 風で待ち恋うているとは羨ましいという歌である。孤独感は絶望感に比べてまだましというようなところだろうか。しかし、生き甲斐の心理学で学ぶ、孤独感は親密感の裏表の関係で、親密性と非常に関係深いという説、そのものだなと考え、1300年前の人に先を越されているのかなと思ってしまった。因みに絶望感についても、それは自我統合性と裏腹の関係があるという理論もある。

 これから、しばらく親密性について想いを巡らせていきたい。

親密性を考えてみる 1/10 

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