「生き甲斐の心理学」は、日本人の生き甲斐支援の為のカウンセリング理論であり、U先生が長年の臨床経験から編み出し、私のような一般市民に普及している理論である。
カウンセリング理論であるので、当然ではあるが傾聴をたいせつにしている。傾聴では理論的にカール・ロジャースの「心理療法上必要にして充分な6つの条件」が世界的に有名である。
その理論は、受容、共感、純粋と一致に要約されることが多いが、中でも共感はなかなか難しい。
他人に共感すること、賛同ではなく共感すること、難しいが、自分自身に共感することも同様に難しい。そもそも、自分に共感するなど昔は考えてもみなかった。
自分のことなので、はじめから共感しているに決まっていると思ったら間違いのようである。~であるべき。~であるはず。と思い込んでいる私は、自分が作り出したり、親や他人から刷り込まれた自己概念で結構苦しんでいる。
バルセロナオリンピックで銀メダルを取った有森裕子氏が、インタビューで「自分で自分をほめてあげたい」と語った言葉は今でも思い出す。「金メダルをとるべき」。が挫折したときに、本当の自分に共感し、投げかけた言葉であるように思う。
自分自身を叱咤激励するのは良いが、自分の生き甲斐を見直すときなど、暖かく愛をもって、自分に共感して、ちょっと声をかけてみたい。
苦しんでいる本当の自分が、ほっとし、今まで見えなかった自分自身の道が見えてくることも・・
<自問自答論3/4>
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確かに自己肯定は難しい領域で、恩師ブラウン先生もいつも口にしておられました。
人間とは魂、心、身体の3つで構成されているとの事ですが、意識の世界にも3つあり、魂からほとばしる意識、心から、身体から、それぞれほとばしりでる意識を、先生は晩年にやつと、楽しみだしたようです。
同じ意識でもこの3つを識別できるようになると、神秘的で面白いようです。
本を読んで感動するときも、景色に感動するときも・・
正月そうそう、貴重なお年玉をいただき感謝です!