久しぶりに八王子の村内美術館に寄った。バルビゾン派の絵画などで有名であり、私の八王子で好きな場所のひとつである。そしてもうひとつの楽しみは、美術館に入る階段の窓から見える景色である。四季折々の里山の風景が綺麗で、いつも楽しみにしている。
残念ながら、当日は冬で木々は葉を落とし、さらに雨天でワクワクする美しさは感じられなかった。窓には、子供さんが景色を見やすいようにステップも用意されている。それも逆に淋しさを誘った。
雪が降るわけでもなく、一年で一番見るべきものもない時かもしれない。ただ、木々の骨格、木々の裏にある人家や建物、そういった冬でしか見えない風景もあった。
それでも、木々の生命を信じ、雨天の恵みを信じ、まもなく春の新緑の美しさを想像することはできる。夢の見えにくい状況こそ、本当は一番重要かもしれない。
ミレーの奥様の肖像画が美術館にある。凛として、いかにもしっかりしているお姿であり、ミレーだけでなく、私も励まされた。
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