イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

わくわくする勉強は・・・ (3/10 生き甲斐の心理学と縄文)

2022-10-18 | 第一章「意識と知覚」

世の中には食べるための勉強というのもあるが、自分が本当にわくわくする勉強はどうなのだろうか。人それぞれだと思うが、私は小学生くらいから自分は何だろうかと妄想したりしたが、高校1年の時に優しかった祖父が亡くなる時に感じた何か温かい魂のイメージに興味をもつようになった。

そんなことから、よくわからないものの自分の中に宿る西欧流にいうと愛そのものの魂に関することに興味をもつようになったのかもしれない。仕事という切り口では営業職、福祉、教育と後で考えると人間に関わる職種が好きだったし、学問という意味では文学、宗教、比較文化、縄文文化に関わる考古学や民族学等にも興味を持った。数学や芸術にも興味を持ったが、それも魂ということから考えると何故興味を持ったかが少し見えてくる。

写真は大湯遺跡に行ったときの写真。いわゆる日時計のレプリカであるが、縄文人は何故このようなものを作ったのかを最近ずっと考えている。先週の勉強会の影響で、飛鳥時代の重要な思想である五行陰陽説もお隣の中国との交流を考えてみれば、空間と時間の把握の仕方などでもっと前に縄文版プリ五行陰陽説などもあってよいのではと考えるようになった。吉野裕子さんの、記紀の理解などに接しカグツチと石棒の関係に俄然興味をもったりも。

縄文文化という謎の研究や勉強をしているようで、実は自分自身の魂の研究を楽しんでいるのかもしれない。

3/10 生き甲斐の心理学と縄文

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「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

入手方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

 なお、国会図書館、八王子市図書館でも閲覧できます。

2.電子書籍版はアマゾンさんで、1000円で購入できますが、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。 


       森裕行

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知的好奇心が世界を変える・・縄文小説のすすめ!(2/10 生き甲斐の心理学と縄文)

2022-10-16 | 第一章「意識と知覚」

最近、小学校の同窓会などに3年ぶりに出かけたりできるようになり、旧交を温めることも多くなったようである。古希を過ぎ世の中も何か世紀末のようで、なんとなく夢を持ちにくく、親密感を持つこともすくなく、孫の世代に何を残せるかと罪悪感が湧いたりしたが、思いがけない趣味や仕事、時間の使い方をご教授いただいたりすると、不思議に元気になるものである。

「知」は前回の等価変換創造理論の青虫‐蝶の変化ではないが、自分の世界を劇的に変える力がある。希望を与え、生き甲斐を与え、時には自分の眠っていた個性を活性化させてくれたりする。

私は2016年に縄文小説なるものを上梓した。実際は2013年くらいから縄文時代に興味を持っていたが、縄文小説を書く中で多くの生き甲斐を頂いたようである。自費出版で知名度もない私であったが、小説が縁でいろいろな方とお友達になったりし、第二作も書き始めている。しかし小説を書くにも「知」が必要で、毎日研究と妄想を楽しんでいるといろいろ世界が変わってくる。

一番の興味の対象は宗教と人の世界で、縄文小説は縄文時代の宗教にピントを合わせるが、宗教=文化と考えるといろいろなことが気になってくる。五感の缶詰のような食の世界はどうだったか。縄文社会は女系社会とか双系社会とかいわれるが、それは具体的にどうだったのか。成人式、結婚式、葬儀・・・人生の節目はどのような人が集まりどのように過ごしたか。災害や人災はどうだったか。当時の恋愛状況はどうだったのか。そんな大きなこともあるが、日常の着物や正装はどうだったかとか、トイレやお風呂、お酒や甘味処、専門家の一生。トイレットペーパにかわるもの、土器は何故野焼きでどのような時に焼いたか。暦はどうだったか。どのような星をみていたか。大陸の文化はどのように摂取したか。空間や時間をどのように把握し表現していたのか。具体的な狩猟のしかたと獲物の処理。犬をどのように飼っていたか。納豆はあったか。甘えの構造や恥の文化はあったか・・・

具体的な小説を作ることは、もちろん楽しい研究と妄想だけではできないので修行僧のような忍耐も必要だが、知的好奇心を楽しむという意味ではとても楽しいフロンティアではないだろうか。

この楽しさをいろいろな方と分かちあいたいと思い、もし将来縄文小説が世の中で日の目を見るようであれば、「縄文小説賞」を設立してみたいと半分真面目に思っている。私はすでに年をとりすぎ成熟した縄文小説を書くことはできないが同志や後輩のために何か貢献できたらと思っている。

2/10 生き甲斐の心理学と縄文

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青虫が蝶に変わる・・個人の心や文化も劇的に変わる?(1/10 生き甲斐の心理学と縄文)

2022-10-10 | 第一章「意識と知覚」

先週、22年学んだ「生き甲斐の心理学」で節目の合宿勉強会があり、しみじみとU先生や学友との出会いに感謝するとともに、これからの縄文小説への学びの糧について思索した。

さて、その一つには人生が大きく変わる時のこころの仕組みに関する事があると思う。人間は成長する過程で身体が蛇のように脱皮したり、昆虫のように完全変態することはない。しかし、心の面では全く違う人生が開かれるような大きな変化があるように思う。

四面楚歌でもう駄目かと思うような時にふととか、悄然としているときに思いがけずとか、ちょっとした出会いや情報に接して、信じることをとおして何かが変わり出す。身体が変身するわけではないが、「知覚や意識」が変わり、「五感と体感」が変わり、今まで嫌でたまらなかったことが好きでたまらなくなったり、反対に親しんでいたある種のことがどうでもよくなったりする。時には人生の目的や関心が劇的に変わることさえある。化学の実験ではないがちょっとした液の注入で突然結晶化するような変化に例えられることも。

これは、研究や仕事を深めていくとあるとき全く違った世界が開けていくこともあれば、人生の窮地で突然に新しい展望が開けてくるときも。

大学2年の初めころ、冒頭の写真の青虫が蝶に変わるという完全変態の写真を使って、等価変換創造理論を紹介された本を読んだ時も、私の心は劇的に変わった。当時は理工科系の学部の教養課程だったころだが、学生運動の社会風潮の中、中学まで信じていたカトリックからも遠ざかり、といって信じるものが見つかったわけでもなく、さらに全てにおいて自信もなく、さらに勉強もしなかったということもあるが、ボーとしていれば確実に留年になるような時だった。

そんな時に、従兄弟から教えてもらった市川喜久弥先生の等価変換創造理論を知ったのだった。これは、新製品の開発理論としても、創造性の事例研究としても使われ出していて、当時は関連書籍や研究会なども盛んになりはじめていたようだ。

昆虫は、ある時期は卵からかえった青虫として葉っぱなどをよく食べて成長するが、ある時期になると生殖の時期にそなえ蛹(さなぎ)となる。この蛹の時には青虫としての必要な器官などがアミノ酸レベルまで分解し、そして生殖に備えるために蝶の機能に細胞が再構成され、蝶として再生され、最後には蛹は破れ蝶が生まれる。その後は蝶として花から花を飛び回りながら生殖の時期を過ごす。

この等価変換創造理論を知って、このような現象をベースにしたことに人生をかけたいと思うようになった(何かを信じたと言ってよい)。その結果、「知覚と意識」が変わる(青虫が蝶に変わったように)。落第点をとった科目に興味が芽生え、その試験が何か待ち遠しくなり(ストレス曲線から幸福曲線に変わる)、極めて良い成績をとり(人生はじめてくらい)、目指す学科に入れたのもそれだろう。知覚と意識の変化で劣等感はなくなり自他肯定の世界に入るのは良いが、やがて感謝がなくなり傲慢な自己肯定・他者否定の思考がでてきたり、また劣等感の世界に戻ったりすることもあったが。

こうした大きな変化は、青年時代だけでなく、色々あったようにも思う。また人の死とをきっかけに、罪悪感の問題などからさらに大きな変化もあった。

さて、「知覚と意識」が変わり出すと何かが変わりだす。「五感と体感」も変わるし、「無意識の世界」も変わってくる。そして時には「和解と平和」、「愛とゆるし」がなされ、単純な受容や共感と言った世界以上の深まりを経験したりする。

こうした変化は、現代だけでなく、有史の世界にも縄文時代にもあったと容易に想像できる。個人個人の変化だけでなく、その集合体の社会や文化でもあったかもしれない。

今日は話しがいろいろ飛んでしまっているが、日本の文化は独特である。その特徴は①もののあはれ②穢れと禊ぎ③恥の文化④甘えの構造⑤侘びと寂び⑥幽玄の美などで説明されてきた。そして、これらの特徴は日本が成立した飛鳥時代とか奈良時代には出来ていたとされている。昨日の持統天皇も日本人の性格形成に非常に大きな影響を与えた方だったかもしれない。

そして、わたしの関心は今は縄文時代に。例えば5000年前の縄文文化の特徴はどうだったのだろうか。あるいは3500年前はどうだったのか。日本的な6つの特徴が一部にせよあったと想像するのは容易だが、逆に欧米等の他の文化圏の特徴も含まれていたかもしれない。現在の研究成果からは6万年前ごろにホモサピエンスは10万年以上住み慣れたアフリカかから世界に散らばっていくとされている。文化も世界と比較しながら日本を考える必要性は高まっているようだ。

1/10 生き甲斐の心理学と縄文

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自分の内奥の声を聴く・・今も縄文時代も(9/10 年末年始に理想と現実を考える)

2022-01-15 | 第一章「意識と知覚」

先日、「生き甲斐の心理学」の講座のときに大事な問題で苦労しているとき、その回答は自分の中にあるはずだ。それをどのように聴くかという話題があった。

これは耳にしたことがあるかもしれない傾聴を、自問自答に当てはめたものだ。と言って本当はこの自問自答を他者に当てはめたものが傾聴かもしれない。自問自答が上手な人が傾聴が上手とも言え、私はこちらのほうが本質かもしれないとすら思ってしまう。

いくつかの要点がある。心の仕組みで防衛機制というものがある。抑圧、抑制、合理化、知性化、退行、反動形成、昇華、補償、逃避、・・・フロイトが14の防衛機制として挙げたのは有名だ。心を守るという意味でとても大切であるが、自分の感情が見えにくくなったりで傾聴という意味では障害になってしまう。リラックスして自然体になるようにする。無防備という便利な言葉があるが、それに近いかもしれない。

受容とか共感、間という言葉も傾聴ではよく聞く。自問自答の場合だとちょっとニュアンスが変わるが、本質は同じなのであろう。自分の置かれた状況その中で、湧きおこってきた思考・感情・行動、それを客観視する自分が賛同しないまでも認めてあげる余裕。これはどこかで自分が愛されているという実感とも関係する。親や友人、配偶者などもあるだろう。あるいは神仏、Something Greatかもしれない。人はどこか頼りないので神仏・・が良いかもしれない。

そして、最後は湧きおこってくる気分や感情をも含めた自分自身への真剣な対話なのだろうか。

いろいろとごちゃごちゃと語ったあとだが、ふとある知人が毎朝、座禅をしていると言われ納得したことがある。人それぞれのやり方があるのだろうが、祈りの時間をきちっともつことは私の場合だ。一見無意味なようで実は大事なことだと思う。

蛇足だが、今私は縄文時代の後晩期に大変興味持ってをいる。この時代自然災害なども含め日本列島の祖先たちは苦労をしたようだ。その中で環状列石などの石を大量につかったりする祈りの空間を建設したりした。祖先もまた厳しい時代の中で。自分自身の無意識というか内奥の声に耳を澄ませたのであろう。

先日行った府中市の郷土の森。公園の中に府中市の清水ヶ丘遺跡の敷石住居址。

9/10 年末年始に理想と現実を考える

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五感の窓を開けて考える・・(5/10 年末年始に理想と現実を考える)

2022-01-03 | 第一章「意識と知覚」

元気がないときに部屋で静かに座していると同じようなことを何度も考えたりで、ますます暗くなっていく。反対にちょっと外に出て、五感の窓を開けて、のんびりと鼻歌でも歌いながら、「何のために生きているのか」の難問を考えると、回答は得られないけど、新しい何かが入ってくる。それは青春時代から無意識にやっていることだったが、意外に意識化されていなかった。アイデンティティの問題は大事なこころの健康の問題でもあるが五感とも大いに関係が深いのだ。

年末から縄文時代の後期のことをずっと考えている。一般に中期の全盛期と比べ冷涼化が進んだりし生きにくい時代と言われている。今の世相も決して良いとは言えない時代に、この後期を考えることは追い打ちをかけるようなところがある。

そんな中、元旦に寒いが空気の澄んだ大栗川に散歩に出かけた。そして、いつものように富士山と蛭ケ岳を望みながら上流に向かって歩いて行った。縄文時代の中期はこの周辺も栄え、美しい芸術的な土器やヒスイ製品なども作ったが、後期になるとぐっと人が減る。3500年くらい前になると殆どいない時代と言っても良い。

橋の欄干のそばで立ち止まり、後期の時代を想うと富士山を見ても少し憂鬱になってしまう。そんなことで、思わず反対方向の下流を見た。視点が変わると世界が変わる。古代の神々を見る上流方向の視点から、逆に神々が人々を見る下流方向の視点。そういえば、大栗川の下流域は後期や晩期でも人はしたたかにまだ住み続けているところも。

大栗川の上流を見る

大栗川の下流方面

そんなことで、今年は縄文時代に関しては大栗川下流域や多摩丘陵の西側をもっと見つめようと思った。何となくだがはっきりと。

昨年から考えていた、善意の問題もこのとき明確になったようだ。哲学的な善の問題を本を読んだり静かに考えるのも大事かもしれないが、人と人とが楽しく接するリアルな世界のほうが何か核心を突くようだ。上流をみるのも大事だが下流を見るのも大事。もちろん下流を見下ろすと言う傲慢な視点ではないことは言うまでもない。

5/10 年末年始に理想と現実を考える

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