相場奥の細道 ~ 為替比較サイトもお勧めの本「先物罫線」「相場の張り方」の筆者、鏑木繁先生の連載コラム~

著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断で行われるようお願い致します。

「帯むすびます」

2006-01-04 | Weblog
 私の計算では、この原稿は新年の 4 日付けでなかろうかと思う。久保田万太郎の句に  

「一月や、日のよくあたる家ばかり」。  「輪飾りや夢の間すぎし三ヶ日」。

お正月はテレビばかり観て過ごすもよし。実にくだらんテレビばかり。お正月の新聞も、「おせち紙面」といって 12 月の中頃から刷って、倉庫に積んであるのを、お正月の顔をして配達される。

昔は、お正月の初出の時は若い女性は、たいがい着物姿で、はなやかだったが、近年、着物の晴着姿は少ない。

お正月は、よく「帯むすびます」という張り紙がホテル街で見かけたものだ。彼氏とホテルに行って、朝家を出る時は母親に着せてもらった着物をぬいでしまうと、もう着られない。それなら、ぬぐなといいたい。昔、お座敷の芸者が隣の部屋で、ちょんの間などの時は、「こぶ巻」といって帯を解かず、お正月は男の上から乗っかった。


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