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僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも。

2012-12-14 11:54:28 | ひとしずく。


   “左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる
    僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも”


小沢健二の「さよならなんて云えないよ」という曲の歌詞の一部です。


むかーし、オザケンが「いいとも」に出演したときに、タモさんがこの部分を絶賛したというのは、
オザケンファンのあいだではすでに伝説。


絶賛の内容はこんな感じ。

わたしはその「いいとも」を見ていないし、
ネットで拾いあつめた話しなのでタモさんの発言もオザケンの発言も、
実際のニュアンスとは多少ちがってきているかもしれません。



  「道を行くと向こうにきれいな海が見える。そこまではふつう。
   それが『永遠に続くと思う』というところがすごい。それはすごいこと。

   『瞬間』が『永遠に続く』
   つまりそれは生命の最大の肯定。そこまで俺は肯定できない」


それに対してオザケンはこんなようなことを答えています。

  「いまの何気ない日常から、
   人生の秘密とか生命の神秘とか永遠とかにピュッとつながるような曲を書きたいといつも思ってて」




正直、わたしにはこの話しがよくわかりませんでした。

生命の肯定、などと言われてもピンとこない。

『瞬間』が『永遠に続く』…?どうゆうことだ?



ところが一昨日でしたか、アレっ!?とおもった瞬間があったんです。


瞬間が永遠に続く、ということは、永遠は瞬間の連続です。

瞬間の連続で人生はできあがっています。


だとしたら、いま!この瞬間!わたしは自分の生命を肯定しているだろうか?って。


考えるまでもなく、肯定はしていませんでした。


わたしが肯定していたものは、条件をつけそれをクリアしたものだけ。

つまり、その肯定は「今のこの瞬間」には永遠にこないものです。


自分のなかにあるこの「生命」でさえ、今の今まで肯定することはなかったことに気づいたんです。



ただ「生命」ということ。

一秒先でも二秒先でもなくて「今この瞬間」の自分の「生命」に、
自分で自分に許可をあたえることはなかった。


条件をいっさいつけないここにある自分の生命。


それは、ここにある。


ただ感じるだけで泣けるほどあたたかい。


生きていいのだとはじめておもった。