この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

魔法的。

2016-05-26 15:29:12 | おでかけ。
お久しぶりのブログ。

みんな、元気かなぁ。

4年ぶり?の小沢健二のLIVEに参戦。
忘れたくないので記録しておくことに。


5月25日、ツアー初日。

わたしはライブハウスのいちばん後ろの壁にもたれ、小沢健二はほぼ見えない、という状況で、
ひとり泣きそうになっていました。

その日のすこしまえに、人の生き死にをとても深く考えざるを得ない出来事があって、
そのときわたしの心はまだそれに怯えていて、どこかできっと泣く場所を探していたんだ。

ー神様を信じる強さを僕に
ー生きることを諦めてしまわぬように

あの時もそう感じた。
ああ、そうだ。
やっぱりこの人は生きろと歌うのだ。

わたしの胸にも、だれの胸にも、変換されずにこのままこれが届けばいいな、と思った。


神様を信じる強さをわたしに。

あなたの中の神様を、わたしの中の神様を。

わたしは信じたいのだ。


しかし、わたしのいる場所は静かで暗く、小沢健二がまったく見えない。

前方の色とりどりのキラキラ(魔法的電子回路)や歓声が別世界のように感じる。

だから言葉ひとつひとつを、壁にもたれ静かにかみしめていました。

生きることを諦めてしまわぬようにと祈る。


6月23日。

初日に見えた色とりどりのキラキラのなかで小沢健二の姿を見たくて、大人の手法で手にいれたチケット。

ライブハウスの真ん中らへんの一段高くなったところから、
前方の人たちの色とりどりのキラキラを見ていました。

夢のようだな、と思う。

どうしてこんなにキラキラしてるのかな、と思う。

強い祈りのようなものを感じるのかな、と。


肯定の力。


わたしは幸せだと思った。

今日、ほんとうに来てよかった。


喜びと悲しみをつねに携えているわたしは、ほんとうに豊かなのだ。

色とりどりのキラキラに祝福されながら、そう感じていました。



「晩ごはんの後パパが散歩に行こうって言い出すと
チョコレートのスープのある場所までと
僕らはすぐ賛成する

フクロウの声が聞こえる
大きな魚が水音たてる
いつか本当と虚構が一緒にある世界で

渦を巻く宇宙の力
深く僕らを愛し
少し秘密を見せてくれる

好きになること嫌うこと
轟音を開けるエンジンの音
いつか混沌と秩序が一緒にある世界へ

天を縫い合わす飛行機
その翼の美しさを
チョコレートのスープは映しているよ
枯葉と枝飲み込みつつ

フクロウの声が聞こえる
大きな幹を揺らすプラタナス
いつか直感と推論が一緒にある世界へ

渦を巻く宇宙の力
弱気な僕らの手を取り
強くなれと教えてくれる
ちゃんと食べること眠ること
怪獣を怖れずに進むこと
いつか絶望と希望が一緒にある世界へ

芽生えることと朽ちること
真空管を燃やすギターの音
いつか残酷さと慈悲が一緒にある世界へ
ベーコンといちごジャムが一緒にある世界へ

導くよ!宇宙の力
何も嘘はつかずに
ありのままを与えて欲しい

震えることなんてないから
泣いたらクマさんを持って寝るから
いつか孤高と協働が一緒にある世界へ

芽生えることと朽ちること
真空管を燃やすギターの音
いつか残酷さと慈悲が一緒にある世界へ
ベーコンといちごジャムが一緒にある世界へ

“はじまりはじまり ”と扉が開く

導くよ!宇宙の力
何も嘘はつかずに
ありのままを与えて欲しい

凍えることなんてないから
寒かったら暖炉に火を灯すから
いつか本当と虚構が一緒にある世界へ

フクロウの声が聞こえる
大きな魚が水音たてる
いつか混沌と秩序が一緒にある世界へ」


(新曲「フクロウの声が聞こえる」より)


長い階段をのぼり生きる日々が続くのです。