この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

猛暑の夏、節電の夏。

2012-07-28 10:52:45 | ひとりごと。
猛暑だぞ暑いぞうっかりすると溶けちゃうぞと、
テレビのニュースは真夏の暑さをこの世が終わるかのように伝えています。


わたしはその30℃越えや35℃越えの暑さを想像しては絶望的な気持ちになり、
暑さに負けないように気合いをいれてかなりのばちこい体制で挑んでいます。


あまりに気合いが入りすぎて「まだまだ!」「まだイケる!」「こんなもんじゃないだろ!」と、
暑さに対して修造みたいな気持ちになってしまって、
期待度のほうが高まりいつも物足りない気分で一日が終わっていたりもします。



そんな修造なわたしでも、やはり暑いものは暑い。


わたしの部屋は、風通しがわるく、西日ががっつりあたり、
そしてクーラーという気の利いたものはないとゆう灼熱地獄。

クーラーあるのが普通、って人にいうと絶句されるのですが、
なかったらないで半分溶けながらもやっていけるし、普通に寝られるものです。



でも!暑いものは暑い!



そこで部屋にクーラーのないわたしの暑さ対策グッズ。


↑これ。100均で購入した大きめの保冷剤。
凍らすとガチンゴチンになる本気のやつ。


これをタオルでくるんで抱えているだけで、ひんやり冷たくって幸せ。



お気に入りのブリキ風の扇風機(音がうるさい)と、
このひんやり保冷剤と、水色のアイスと夏に似合った音楽で乗りきろっと。


無理しないで体を冷やしながら、
こまめな水分と適度な塩分もわすれずにね。

日傘をさすのも涼しくて好きだから、日傘もわすれないようにしなくっちゃ。



しかめっ面だけで過ごすなんて、大っ嫌いなの。


涼しげに微笑んでいたいんだ。



どことなくノスタルジックな匂いのする夏の風を感じながら、
どうぞ素敵な夏を。

ガーベラ。

2012-07-28 02:03:28 | ひとしずく。


   ガーベラ
   都合よくはばたけたなら
   ここにいなかった

   チープな定めで
   流れ着いたよ
   匂いのある花園

       (詩:草野正宗)




たとえば、車にのっての帰り道。

下り電車の踏み切り待ち。


車の中から、空き地に生えた雑草たちが、
ちろちろと風に揺れているのを見て綺麗だなとおもう。


雑草が風に揺れるのを綺麗だとおもう自分の心と、
その心にはなんの過不足もないと感じる今の自分の状況を幸せにおもう。


空を見上げては曇りがちなグレーの空をやはり美しいとおもい、
そんなふうに世界を美しく映す自分の思考と意識と感覚を幸せにおもう。


そして、それが守られる環境をありがたく幸せにおもう。



今の自分にたどり着くための今までだったんだなと、小さくおもったりもする。



今まであったたくさんの間違い、苦しみ、怒り、悲しみ。


すべてがうまくいっていたら、今の自分にはたどり着けなかった。


今の自分はここにはいなかった。



今だって間違いだらけだし、出来ないことも怖いことも山のようにあるし、
悲しいことはこれからもまだまだ起こるかもしれないし、
怠惰で醜い心もまだここにあるけれど、
わたしが見えている世界はほんの一部分だけれど、

わたしは、世界を色とりどりに見ている今のわたしを、
とても幸せだと静かにおもう。




   ガーベラ

   都合よくはばたけたなら
   ここにいなかった


   チープな定めで
   流れ着いたよ

   匂いのある花園



心がほにゃほにゃ。

2012-07-21 16:30:05 | ひとしずく。
先日、自分の部屋にもどったらなんでか知らないけれど、
いきなりマンガが一冊落ちていました。


そのマンガはもともと持っているもので、自分の部屋のタンスの上に並べて置いてあるものなので、
存在自体はなんにも不思議ではないのですが、な、なんで落ちてるの?


なんかの拍子で落ちたのかなぁ?
一冊だけ?この一冊だけ並べてなかったのかなぁ。



よ、読めってことか?


たまたま落ちたとしても、きっとそこには今のわたしに必要な何かがあるのだろう。


だって、すべて偶然はなしだっておもっているから。



というわけで読んでみることにしました。


こんなことが書いてあり、ちょっと泣きました。



逢坂みえこ「ベル・エポック」より



優しいね。ありがとう。

ap bank fes '12、その3。

2012-07-18 10:39:20 | LOVEと絶望の果て。
ap bank fesにくる人は、ほとんどの人がたぶんミスチル好き。


人によってそのミスチル好き度は、
「人生捧げちゃってます!」レベルから「まぁ嫌いではないよ」レベルまで、それぞれだとおもいますが、
とりあえず“ミスチルが好き”のほうにベクトルが傾いている人たちがほとんどだとおもいます。



そしてみんな、だいたいは理解しています。


ap bankの想いと、このフェスにこめられた想い。



最後のステージはミスチル。


会場全体が、今までとはちがう静かな熱を帯びるのがわかります。


誰かに評価されたりとか誰かを評価したりとか、
そんな恐れなどミスチルが作りあげる空間には一切なくて、

ステージの上からも会場に向けて、静かで力強いリスペクトが感じられます。


魂に直接響くような歌声。

それは時に、人のハートを開き涙を流させる。


暮れてゆく夏空。



あぁ、やっぱりきてよかったな。


大好きなふたつの歌声を聴くことができた。


少しだったけど草野さんの歌う「to U」も生で聴くことができた。


最初から最後まで会場全体に漂う、
きっと主催者の願いであるハートフルでピースフルな雰囲気も味わえた。



   悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら
   人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ
   今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ





暑かったけど、楽しかった。





すべてが終わったあとのステージ。



家につくまでつけていたリストバンド。


帰りは掛川から高速バスだったのですが、
家に帰りついたわたしの足は史上最高にむくんでいました。



こうして夏フェスひとり参戦の巻は終了しました。(え)


うふふ。

ひとり参戦者は多くはないけど、ちらほらいましたよ。



終わりー。

ap bank fes '12、その2。

2012-07-16 19:17:48 | LOVEと絶望の果て。
ハンバーガーを食べてライブエリアにもどったら、
まだBank Bandのステージは終わっていなくて最後の曲を聴くことができました。

最後の曲は、まさかの小沢健二カバー「ぼくらが旅に出る理由」


わお!いい!大好きな曲!


だってこの曲、最後のたたみかけるところなんか、
これでもか!ってくらいほんとうに美しいんですもの。



さてBank Bandが終わり、
60分の休憩をはさみ、お次はお待ちかねのスピッツ。


休憩中に前にいき場所をキープしようとおもっていたのですが、
根性なしの会会員のわたくしはとても暑くてそんな気にならずしばし日陰で休憩。

スタートする15分くらい前にステージ前のブロックに入りこみました。


スピッツはapお初だけれど、わたしもスピッツのライブはお初です。



スピッツのステージがはじまります。



うーん、やっぱり好きだなぁ。

ライブで聴いても、全部の音がまるまるしていて、
刺さるようなとんがった部分がないように感じられて気持ちよい。

けしてわたしを傷つけることのない、胸にずどずどと響く低音に、安心して揺れていられます。


そして言葉ひとつひとつが草野さんの声にのり、
それはまるでチョコレートにはいったクッキークランチみたいに、
ほどよくザクザクしていてそれも心地よい。


いろんな色を持っていて、その中にはしびれるくらい骨っぽいロックもあって。


いつかのヒット曲も、暑すぎる夏空にやわらかく優しく響く。



あー、きてよかったなー。


熱帯夜で前の晩寝られなかったし、遠くて早起きだったし、
今日もこんなに暑くて汗で体中ベッタベタだし、
お化粧なんか汗でとっくに流れおちウォータープルーフのマスカラしか残ってないし、
日焼け防止っぷりがダサいことになっちゃてるし、
お金ないけど、なんか幸せだなー。


きてよかったなー。



ホールでは味わえない、夏フェスならではの熱。

(といっても夏フェス参戦は2000年のオーガスタキャンプ以来2度目。
たった一度きりだけれど夏フェスは楽しいと知るには充分な体験だった)



まわりの揃いのフリにワンテンポ遅れながら、
スピッツの奏でる案外骨っぽいビートにわたしはゆらゆらと心地よく揺られていました。




つづくー。