この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

I Have a Dream。

2013-08-29 00:09:51 | ひとしずく。
 

―私には夢がある。

 それはいつの日かジョージアの赤土の丘の上で、
 かつての奴隷の息子とかつての主人の息子が兄弟として同じテーブルに腰を下ろすことだ─


キング牧師の“I Have a Dream”の演説を知ったのは、
井筒監督の「パッチギ!」でした。


映画のなかに引用されていたキング牧師の演説はほんの一節だったけれど、
いまのをもう一度よく聞かせてくれと思うくらい美しい衝撃がありました。

この美しい言葉を知ることができてよかったと思ったくらいです。


キング牧師が“I Have a Dream”の演説をしてから50年経つそうです。



自分に差別の心があるかどうか、もしあるのならそれがどこから来るのか、
いつも注意深く観察し考えてゆける自分でありたいなと思います。







宇宙コオロギ。

2013-08-27 23:37:06 | なごみもの。

晩夏の空気に、秋の粒子が一気になだれこんできました。


あんなに暑かったのが嘘みたいに、
空気はさらさらとした粉砂糖のようで甘い金色です。



白い朝や涼しい夜の道にある両脇の草むらからは、
リリリリ…とかコロコロコロ…とか綺麗な虫の音色がします。

そしてすっかり忘れていたあの懐かしい緋色を思い出し、
ああそうだあの景色がみたいなと思ったりします。


いくつもの虫の音色が不規則に重なってそれらを集中して聴いていると、
虫の音色が白い星屑のように感じられ、
体のどこかが広い宇宙空間をふわふわと漂うのです。



あぶらまつりファイナル、その3。

2013-08-22 00:01:41 | おでかけ。
チェッカーズは前期のアイドル時代のイメージが強すぎて、
後期のチェッカーズがめちゃくちゃかっこよかったと知る人はすくないのではと思います。


いや、わたしも中期~後期にかけてチェッカーズのファンではあったけれど、当時はどちらかというとアイドル寄りで見ていて、
2年前にYouTubeをみて「こ、こんなにかっこよかったのか…」と度肝を抜かれたのだから、
いまチェッカーズを好きだっていう人は大人になって見返してみたら、
当時は子どもで気づくことのできなかったチェッカーズのかっこよさを改めて知ったって人も多いのではないかなと思います。



あぶらまつりファイナルのしめは、アブラーズだけの演奏。


ギターの享氏と、ベースの裕二、サックスの尚之、そしてドラムのクロベエ。


クロベエは2004年に40歳で病気で天国へ旅立っています。

あぶらまつりはクロベエの闘病を応援するために企画されたイベントですが、
クロベエがステージに立ったのは一回目のみだったそうです。


こうゆうことを売りにしたくはなかったからずっと封印してきたけど、
あぶらまつりのファイナルはどうしても4人で終わりたかったと、
クロベエのドラムでの演奏を実現させたそうです。


スクリーンには楽しそうなみんなが映る。


そしてスクリーンはクロベエの右ななめ後ろからのアングルで、
クロベエとクロベエのドラムを映す。


スクリーンに映るクロベエがドラムを叩きはじめる。


そうだ、この音。

クロベエの音。


知ってるよ覚えているよ。十代のときさんざん聞いたもの。

クロベエが刻むドラムのビート。


この音。


真っ芯からちょっとだけブレるような柔らかさ。

この響き。



他のメンバーがクロベエのドラムに合わせて演奏をはじめても、会場は水を打ったようにしんと静まりかえり、
誰も手拍子をせず、誰も体をビートにのせず、ただしんとしていました。



誰もいないドラムにも他のメンバーと同じスポットライトがあたっていて、
そこにクロベエがドラムをたたく姿が容易に想像できて、
わたしは泣かずに、スクリーンではなく誰もいないドラムセットをぼんやりと見ていました。





       チェッカーズ時代のアブラーズ→
                もういっちょ→


あぶらまつりファイナル、その2。

2013-08-21 01:01:11 | おでかけ。
ラッツがゲストって発表されたとき、
ラッツとアブラなんてそんなんかっこいいに決まってんじゃん!と声に出して言ってしまったほど。


そう、ラッツとアブラなんて見なくてもわかる!かっこいいに決まってる!



会場は超満員で空調をもっと効かせてくれ!と思うくらいの熱気。
そして始まるまえからボルテージは最高潮。


もうほんとにわたしアラフォーでよかった。


いなせだね夏をつれてきた女 渚まで噂走るよ めっ!

とかさ、

涙ーのリークーエーェー

とかさ、
教えられなくてもフリができてさ、わたしアラフォーでよかったーって心底おもったよ。


懐メロの域なんて存在してなくて、
めっちゃくちゃかっこいい大人たちのめっちゃくちゃかっこいいロケンローだけがあったよ。

ドゥワップを愛した大人たちのロケンロー、さいこうにイカしてた。


ラッツのマーチンさん、くわまんさん、佐藤さんの意気のようなものが会場を満たしていて、
それが心地よいビブラートのようにわたしの心を震わせていました。


セットリスト
M-1/LET'S TWIST AGAIN
M-2/THAT IS R&R
M-3/Fools Fall In Love
M-4/Zing Went The Strings Of My Heart
M-5/Sh-Boom(アカペラ)
M-6/ギザギザハートの子守唄~街角トワイライト~涙のリクエスト
M-7/恋はくじけず
M-8/め組のひと
M-9/ランナウェイ



あぶらまつりファイナル、その1。

2013-08-20 01:02:29 | おでかけ。



@新木場スタジオコースト。

8月17日のよく晴れたサニーデイ。

元チェッカーズの楽器陣によるユニット、アブラーズ主催の夏のイベントに初参戦してまいりました。

毎年開催されていて、10年目の今回でファイナルだそうです。


いつもは海の日に開催されていましたが、
今回はチェッカーズのドラマー、クロベエの命日にあわせて開催されました。


というわけであぶらまつり最初で最後のメニューのカツ丼。クロベエの大好物。
と、味つけラー油とからめていただくあぶら麺。アブラMEN。


そしてビール!

 
あぶらまつりの面白いタイムテーブル。↓
このタイムテーブル、最初なにがなにやら分からなかった。笑。
  
  12:00/オープン(屋台、DJスタート)
  12:50-13:30/素晴らしい開会挨拶~WILD-G
  13:30-14:00/THE WANDERERS
  14:00-15:00/a-bra:z・1st
  15:00-18:30/インターバル

  <野外ステージ>
   *15:30-16:00/大土井裕二がどうにかするでショー
   *16:00-16:30/レモンとマスター愛の奇跡
   *16:30-17:00/藤井尚之がやらかすでショー
   *17:00-18:00/屋台バンドがロケンロー!
   *17:30-18:00/BBBBが練り歩き!


もうね、わたし大人になってよかったーって思うくらい、
イカした大人たちのかっこいいロケンローをビシバシ浴びてきましたよ。


もう、なんだろ。このスピリット。


めっちゃくちゃかっこつけていて、それがめっちゃくちゃかっこいいの。

人生がどうのこうの、とかじゃないの。


ただかっこよくって愉しくって、それがいいじゃんそれだけでいいじゃん、みたいな。

さいこうにかっこつけて生きていこうぜ、みたいな。

わたしの解釈、まちがってるかもしんないけど。


大人になってよかったよ、わたしほんとに。



ステージがインターバルにはいると、野外でもいろいろなお楽しみが。


屋台バンドがロケンロー!
リーゼントをキメたお兄さんたちがツイストをブイブイと踊ってます。


BBBB(ブラックボトムブラスバンド)の練り歩き!写真ブレちゃった。
洋風ちんどん屋さん?なんかファンタジックでかわいかった。


そして、いよいよお次はラッツ&スターがゲストのアブラーズ2ndステージです。