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この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

金字塔。

2013-07-16 00:10:19 | ひとしずく。
どえー!とおもいましたよ、今日のあまちゃん。


ふだん朝の連ドラを見る習慣はないので、あまちゃんもたまぁにしか見ないのですが、
今日はミラクル早起きをして蓮を見てきたので(古代蓮の里は車で15分かからない)帰宅後にあまちゃんを見れたんです。

で、たまたま見れた今日の放送で、
今後の自分の人生に影響を与えるのではないか?とおもうくらいの台詞に出会ってしまったわけです。



「ダサいくらいなんだよ!我慢しろよ!」



目からウロコがすぱーんと飛びました。


こんな可能性を秘めた「我慢」の使い方があるのかと度肝をぬかれたわけです。



生きてりゃダサいことはたくさんある。

ダサいことなんかそこいらにごろごろ転がってる。

ダサくなく生きたいとがんばってみても、ダサいことをしでかしてしまう。

自分ってダサいなとおもうこと、誰かにダサいとおもわれることを回避しようと、
それを恐れるあまりその可能性のあるものを避けてしまう。

楽しむことも自分の人生から自分で奪ってしまう。


そんな自分に痛いくらいにメガヒットだったわけです、はい。


モンスターのようにわたしに襲いかかってきてた「ダサい」が、
スモールライトでぐーんとちっちゃくなっちゃった感じなのです、はい。




アンリカルティエブレッソン。

2013-07-05 11:51:42 | ひとしずく。
海の向こうの遠い街ニューヨークのブルックリンからはるばる届いた、(アマゾン発注)
アンリカルティエブレッソンの写真集。


むかしのパリの街並みや人たちを、ライカで撮った写真集です。


むかしからパリはさぞかしお洒落なんだろうと思っていました。

むかしの可愛いパリをたくさん見れるぞ、と思っていました。


そう思っていたわたしにはちょっと衝撃的な写真集でした。


パリにあるのは夢や富だけではなくて、たくさんの人びとの暮らしがありました。


そんな簡単なこと、わたしは忘れていたんです。


写真には説明は一切なくて(あっても英語だから読めないけど)、
撮った年だけが写真の下に表示されています。


なにがあったの?と思うような写真もいくつかあって、
その年号を頼りにちょっと調べてみたりもして。


パリの歴史。

富と貧と平和と争い、時代の流れ、幸せな暮らし、力強い暮らし。


たくさんのパリの風を感じられる写真ばかりでした。


そしてまた、ブルックリンから届いた中古の写真集という事実にも想像力をかきたてられ、
そのことにも新しい風をもらうのです。













Henri Cartier-Bresson
クリエーター情報なし
Bulfinch

LIFE IS COMIN' BACK。

2013-06-13 01:39:31 | ひとしずく。
この道しかなかったって言ったって、
この道でいいって最終決断を下してきたのはわたし。


あの人にこう言われたからと言ってそうしたって、
それでいいやって最終決断を下してきたのはわたし。


だれかに反対されたからって、
やめちゃうっていう最終決断を下してきたのはわたし。


じつは勇気がないのをかくして。


ずうっと誰かのせいや何かのせいにばかりしてきたけれど、
ほんとうは自分の人生のあらゆることに最終決断を下しているのは、
忘れちゃってるけれどぜんぶわたし自身で。


ほんとうはすべては自分で決めてきた。

一から十まで自分で決めてきた。


自分の言葉も行動も生き方も、
その最終決断はぜんぶ自分で下してきたんだよ。



そのことに気づいたとき、


優しい水色をした空のように広い広い自由が見えたよ。



葉っぱから転がる水滴のように、ころりと自分の命がもどったよ。



―いつか誰もが花を愛し 歌をうたい
 返事じゃない言葉を喋りだすのなら―

青春生き残りゲーム。

2013-05-25 00:15:04 | ひとしずく。
「青春生き残りゲーム」はスピッツベルゲン島に伝わる伝統的なゲームです。(超大ウソ)


この人生は「青春生き残りゲーム」だったのかと知ったとき、
わたしは口をぽっかり開け「そうか!」と膝を打った。



参加者の制限はなし。


わたしも若いころは知らず知らずに参加してたんだけど、知らず知らずにリタイアしてた。



青春生き残りゲーム。



ルールは簡単。ただただ青春を死ぬまで生き残るだけ。



青春なんて生き残れないよ、なんて鼻で笑っていても、
わたし、じつは青春を生き残りたくてうずうずしてた。

その気持ちを隠してただけ。


ある程度の年齢になったら退いてくもんだって勝手に思いこんでいたし、
その思いこみに負けてしまっていたことにも気づかずに負けてしまっていたから。


でも再エントリーしています。



エベレスト登頂というでっかい素敵なニュースに、たくさんの、ほんとにたくさんのきらきらをもらった夜に、
「青春生き残りゲーム」のはなしを思いだしたのです。


でっかくでたな!みたいなことはできないけれど、
小さな星をつなぐ細い針がねのようにこっそり青春を生き残る。


わたし、青春生き残りゲームの参加者です。







さいきん感動したもの、みっつめ。

2013-05-01 23:12:26 | ひとしずく。
いつも罪悪感をもっていた。

いつも恐縮していた。

いつもいつも自分が悪いせいだとおもっていた。


だれかが怒るのも、だれかが機嫌を直さないのも、
雨がふるのも、人に好かれないのも、物事がうまくいかないのも、
ありとあらゆる不都合なことはぜんぶ、自分のなにかが悪いせいだとおもっていた。


不都合なできごとが起これば、
自分のなにかが悪かったせいだとおもった。


いつもいつもすみませんすみませんとおもっていた。


あがいてももがいても開き直っても腹を立てても慰めても、
その罪悪感は根本的にはどうにもできなかったしならなかった。


だれかに許してほしかった。

でも、誰に?なにを?

自分でもよくわからないし、
誰もそんなことは見ちゃいないし許してなどくれはしない。


許してもらうことは堕落だともおもっていた。

許してほしいとおもうことは甘えだとおもっていた。

自分が弱いせいだと、自分で越えていくべきものなのだとおもっていた。



以前の自分がそんな渦のなかにいたことを、
録画してあった映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を観て思いだした。



劇中の印象的なシーンの台詞。


―君は悪くない―


焦点を合わせなかった世界にピントがあった気がした。

なんて素敵なんだろうとおもった。


わたしの歩く道に、わかりやすい目印がついた気がしたのです。


君は悪くない。

君は悪くない。

君は悪くない。


それを伝えられるわたしでありたいとおもった。

そんな広場をつくりたい。


やっぱりわたしはこんなふうに感動するのが好きなのだ。


君は悪くない


ベンチのシーンも好き。





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