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この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

想い出はいつもキレイだけどそれだけじゃおなかがすくわ。

2014-01-22 12:21:19 | ひとしずく。


よい時代を生きていたなと思うのです。

もちろん“よい時代”というものと同時に、
胸がつぶされそうな出来事がたくさんあるのもわかっています。


わたしはもうすぐで40歳になります。


10代後半から20代前半にかけてのなんとも言えない絶妙な年齢のときには、
街からもテレビからも安いコンポからも、
いつもきらめいたヒット曲が鳴っていました。

それはとてもきらめいていて、音楽とはそうゆうものでした。


わたしは特に音楽が好きというわけではなく、
音痴だし詳しいことはよくわからないし何でもいいというわけじゃありません。

けれどいつもどこかで音楽が鳴っていました。

二十歳になり自分でローンをくみ購入したマツダオートザムの赤いレビューからは、
爆音でいつも音楽が鳴っていました。


いま大好きなスピッツの「ロビンソン」のあのやたらきらめいたイントロでさえ、
当時はほかの楽曲のきらめきに簡単に埋もれてしまうほどでした。


次々とヒット曲があふれ、インスタントのようでチープな流れでしたが、
次々と流れてゆくそれらは、ただ流れてゆくものではなく、
当時聴いていた私たちにとってそれは一瞬でもつよく心を打ち、
たしかに力をもらっていて日常を彩るものでした。

自分のちいさな日常や夢や理想や恋心に、
棘がささるように引っかかってゆく歌詞とメロディ。

そしてこの年齢になってそれらは、
流れてはゆかずに心のどこかに留まっていたことに気づくのです。

それはいまでも強く心にひびく威力をもっています。


当時聴いていた音楽は、いつしか閉じてしまい開ける方法さえ、
そんな扉があったことさえ忘れてしまった扉を、
いとも簡単に開ける鍵となる可能性のもの。


90年代、きらめいたヒット曲が鳴る素敵な時代を絶妙な年齢で生きたなと、
今日はGLAYやジュディマリなぞを聴いているのです。


いつしかまた今日という時代が、
何十年か後のわたしの閉じてしまった扉をいとも簡単に開ける鍵となる日であるように、
きらめきに耳をかたむけ生きていけたらと思う。



顔あげて遠くを見てくれよ。

2014-01-12 00:15:15 | ひとしずく。


あ、これロダンの「考える人」

国立西洋美術館の入り口前の広場みたいなところにありました。
彼は今日も裸んぼで、なにかを考え中。


考えるのは好き。

でも考えないのも好き。


その視線の先のひざこぞうから、なにかの画面から、記憶のなかの場面から、本や歌詞カードから、
ときには顔あげて遠くを見るのもよいかもしれない。



今年もありがとう。

2013-12-30 23:53:47 | ひとしずく。


みなさんは今年はどんな年でしたか?


わたしはおかげさまで何とか可愛い日々を暮らしています。


可愛くない出来事もそりゃあたくさんありますけど(笑)


でも「これにはどんなメッセージがあるんだろう」と、
もちゃもちゃと考えるのも好きなんです。←ネクラ。

あの合点がいったときの、
目からウロコがコンタクトもろともスパーンとふっとぶような爽快感!

やみつき。


たくさんの方やたくさんの出来事が、
わたしにそんな爽快感を与えてくれるヒントをくださいました。


ありがとうございます。



セラピーを受けてくださった方も、元気で可愛い日々を暮らしているかしら。

だったらいいな。

わたしに勉強させてくださってありがとうございます。



お友だちもどうもありがとう。

来年も楽しい日々をすごしましょうね。



どうぞ暖かな良いお年をおむかえください。



痛快ウキウキ通り。

2013-12-25 15:46:33 | ひとしずく。


    クリスマス・イブも過ぎて 1年遅れで買うプレゼント
    遅れてごめん! 残念無念!
    済まない気持ちはサルにもあるとか言うけれど

    喜びを他の誰かと分かりあう
    それだけがこの世の中を熱くする
    立ち止まり 息をする 暖かな血が流れていく
    心の中でずっとキラキラ弾ける

          「痛快ウキウキ通り」小沢健二



それだけがこの世の中を熱くする。



夢が夢なら。

2013-12-24 11:08:33 | ひとしずく。


   クリスマスが近づく場所で 元気に挨拶を交わしたい
   爽やかな冬の酔いにまかせて 力強く時に悲しく

   緩やかな円を描くように 僕らの息・吐息交差する
   手をのばしそれをそっと握り 誰かと船を進めてゆく

   対岸の灯り眺めながら 往きつ戻りつ往く夜船を


               「夢が夢なら」小沢健二



誰かのために祈るような。
そんな気にもなるのかなんて考えたりするけど。


どうぞ素敵なクリスマスを。


メリークリスマス。