押井守監督の1995年公開「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」はその後の「マトリックス」の制作の引き金になったのは有名な話であり、その後のVFXクリエーターがやってみたい表現を満載した作品であったことは言うまでもない。
ハリウッド製作の実写GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊。
そんなクリエーター達がガチで押井守作品に現在のCG/VFX技術を総動員して挑んだ作品。
少佐が白人なのはおかしい!とアメリカのオタク族には不評だそうだが、どうせ擬体だし、と気にせず鑑賞しました。
映像表現は見事。想像以上。よくぞ、ここまでムキになって作りこんだな!というでき。
世界観は1995年押井守版をほぼ踏襲しながら人形使いの部分を「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」の出島事件をモチーフにリンクさせ「イノセンス」世界観も挿入し、原作の士郎 正宗の「甲殻機動隊」のニュアンスも取り入れ・・とここまで盛り込むか、という力の入れよう。
となると、どうしてもシナリオ、キャスティングに興味が移ってしまうわけですが、ここは賛否両論でしょうね。
ルパート・サンダース監督が「オリジナルの大ファンである僕が、ファンのために作った作品」とオタクの乗りで作った勇気に敬服。
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