湖南オヤジのlast stand

50代オヤジのささやかなチャレンジ記録です。

第68回 正倉院展

2016-10-23 23:59:59 | 旅行・グルメ

正倉院展2日目の23日の日曜。昨日の土曜は夕方に20kmのスロージョグしかしていないが、朝起きたら体が重い。今月この時点で200km。年齢を重ねるにつれ疲労が抜けにくくなっていて、日曜はオフと決め込む。

 

で、久々に奥さんと奈良に繰り出す。

いつもの近鉄奈良駅の「蔵元 豊祝」がなんと13:30分なのに昼休み。あれ~~

 

昼飯まだなので、どこかに飛び込もうとアーケードに入ってすぐの「柿の葉すし本舗 たなか」に飛び込むと正倉院展特別メニュー。

 

お寿司が上手いのは言うまでもないですが、デザートについていた「熟柿」これが絶品。

お土産に買おうとしたら、店頭売りはしていない。残念。

 

お腹も膨れて、いざ正倉院展へ。何分待ちだ!と気合を入れて乗り込むと

 

あれれ。拍子抜け。

 

これはありがたい、とじっくり鑑賞。

 

今回の目玉の一つが、ポスターにある漆胡瓶。なんでも18年ぶりの展示だそうです。

何がすごいかというと、このツボ、材木を薄く長く切って作ったテ-プ状のものを巻くか積上げていくかして、流麗な曲面をもったつぼに成形し、漆を重ね塗りして漆器成形。そのあとで、模様に切り出した金属片を、漆器に張り付け、その後に漆を上から塗り重ね、。最後に、磨き上げる作業を行えば、そこから張り付けた金属板や漆の光沢が浮かび上がるという平脱(へいだつ)という技法で中国から技法が伝わったようです。

展示コーナーにはちゃんとツボのX線写真もあり、漆の下にはちゃんとテープ状のものがあるのが解るようになっていました。

そのほか、鈴などの金属装飾品や象牙の笏(しゃく。おじゃる丸がおほほ・・と胸に持っているやつ)や聖武天皇の一周忌の法要で吊るされた大幡(だいばん)、灌頂幡(かんじょうばん))などの装飾のぼり旗の精緻な織物など、当時の技術水準の高さを実感できるお宝の数々の展示がありました。

 

で私がいつも興味をもっている最後の古文書コーナーでは写経労働者の労働条件改善の嘆願書の下書きが展示があり、今も昔も変わらない使用者と労働者の関係の縮図の一端を垣間見て、見学を終了。

 

地下のカフェで一服して、

 

 

夕食まで時間があるので、会場を出て

奈良公園を散策。

 

 

春日大社に寄ってみる

11月6日が春日大社の「第60次式年造替(しきねんぞうたい)」で仮殿にうつっている祭神を戻す「本殿遷座祭」があるそうで、

この日はまだ工事の仕上げ中で全貌が見れませんでした。

 

今年10月1日に春日大社国宝殿 Kasugataisha Museumとしてリニューアルオープンいた旧春日大社宝物殿。時間切れで中に入れず。来年にしておきます。

 

 

 

夕暮れの奈良公園を

 

 

興福寺に降りて行って

 

 

南円堂から

 

三条通りを降りて

 

 

もちいどのセンター街を散策。

 

茶房六坊庵で

 

お土産を買って

 

ふらりと入った江戸川で

 

 

夕食。

お酒は吉野の万代老松。

 

奈良、落ち着いた雰囲気が好きです。

コメント
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