+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

雲仙花ぼうろを満喫、そして突然の遭遇

2011年01月12日 | 雲仙山系・長崎の山

1月9日に田舎で用事があったので、その足で雲仙岳に登ることを計画していた。
丁度週末に掛けて寒波が来るということで、雲仙岳は『花ぼうろ』が咲くに違いないと
ひそかに期待していた。
前夜は娘一家も田舎に来て賑やかな宴が繰り広げられたが、翌10日には5時前に目覚めた。
年末の登り納めや新年の登り初めに『雲仙岳』と思っていたが、登り納めもできず、結局
今日が雲仙岳へは登り初めとなった。
池の原の駐車場へは一番乗りであった。妙見岳を見上げると山頂辺りが白い。
期待した『花ぼうろ』が咲いているようだ。
身支度をして仁田峠への登山道を登っていく。『ガリッガリッ』とアイゼンの音が小気味いい。
登山道に雪が多くなると何時しか『ザクザク』に変わり、更には『ぎゅっぎゅっ』と雪が締まる
音に変わっていく。静寂の中を靴音だけが響く。
仁田峠の駐車場はマイナス6度であった。衣服調整をして妙見岳への登山口に向かった。
妙見岳山頂が少しずつ霧に覆われ始めた。妙見岳から普賢岳、平成新山、そして国見岳の眺望を
期待していたが、この状態では残念ながら果たせそうもない。
ただ眺望は叶わずとも『花ぼうろ』だけは存分に満喫できそうである。
おそらく今日は私が一番乗りだろう。第2吹越から登っている人がいれば別だが・・・。
そんな思いを持ちながら登って行く。ロープウェイ上駅に近づくにつれ登山道脇に『花ぼうろ』
が顔を出してきた。
登るにつれて登山道は『花ぼうろ』でトンネルが出来てきた。
ロープウェイ駅を過ぎて、展望台への坂を上っていった。ただ霧で視界が利かないので展望台へ
は行かず妙見神社・妙見岳山頂に向かった。
昨日までの踏み後の上には新雪が積もり、さらさら雪が覆う白い登山道を『今日の一番乗りだ』
と気を良くしながら、新たな踏み跡を残していった。
妙見神社でお詣りをした後、妙見山頂に行ったが、視界が悪く、直ぐに引き返した。
妙見尾根は北側に位置するのか、『花ぼうろ』がびっしり咲いていた。雪の重みで枝が登山道に
低く垂れているものもあり、間近で『花ぼうろ』を観て、今日の歩きに酔いしれて尾根を歩いた。
国見岳はパスして、紅葉茶屋を目指した。
茶屋に着くまでは「普賢岳に上らずそのままあざみ谷へ」とも思ったが、「眺望は無理でも、
せめて普賢岳の山頂だけは踏もう」という気になった。
普賢岳への登りは、何時もの段差の多い登山道が雪で埋められ、傾斜はあるものの歩き易くなり、
快調に登り上がっていった。
この道も今日は一番乗りのようだ。山頂直下の普賢神社上宮にリュックを置いて山頂にあがった。
山頂は零下7度。平成新山も周囲も全て霧の中で真っ白いベールに覆われていた。
山頂標識の写真を撮って、今日の登山を締めくくった。
山頂に別れを告げて、下り始めた。
5分もしないうちに、登山者の声が聞こえてきた。今日はじめての遭遇である。
挨拶をして通り過ぎようとしたその時、見覚えのある顔がそこに。『うぁー○○さん』と確認して
お互いびっくり。すると次々に山友さんたちが登ってきた。
ネットではいつもレポートを読ませて貰っている『懐かしい方々』ばかり、『突然の遭遇』の驚き
ながら『再会の喜び』に酔いしれ、『新年の挨拶まで』交わさせて貰った。
「そよかぜさん」の記録を後で拝見したら、15名の皆さんだったようだ。
『皆さん、これからもよろしく』お願いします。
皆さんと入れ替わって、アザミ谷へと下った。『花ぼうろ』と『懐かしい山友の皆さん』への遭遇。
「今日は神様が与えてくださった最良の日ではなかったのか」と感謝し、充実感が溢れてきた。
あざみ谷は、ベンチまで雪に覆われ、小鳥達の水場も雪に埋もれているようだった。
下山途中から粉雪が降り続いていたが、仁田峠の駐車場も朝と違ってすっかり白く覆われていた。
池の原駐車場に下ると途中で、何人かの登山者と出会った。
駐車場は車の台数も15台程増えていた。新たな雪が積もっていたが、気温が低い勢か正に
パウダースノーで、駐車場も車も道路までも真っ白くなっていた。
帰路は小地獄温泉の『小地獄温泉館』に立ち寄り入浴した。
白濁の温泉に浸かりながら、冷えた身体をゆっくりと温めた。再び今日の数々の感動が浮かんできた。
身も心も感動と充実感で満たされ、温まったところで小地獄温泉を後にした。
小浜温泉街では「マラソン大会」の交通規制に若干時間が掛かったが、直ぐに抜け出せた。
千々石町の橘神社の「大門松」を横目で見て、心でお詣りをして家路を急いだ。
帰り着くと娘一家はまだ賑やかに遊んでいた。一番下の孫、寛治が玄関に出てきた。


以下画像で。画像の上にマウスを置くと拡大します。
朝一番乗りの池の原駐車場。
下山時の駐車場。台数が増えた。

仁田峠から見た妙見岳。山頂付近は白い。でも霧が出てきている。

妙見岳の途中から見た平成新山(右側奥)。霧が掛かってきている。

ロープウェイ上駅と妙見岳展望台方面

"妙見岳展望台および妙見神社への参道入口

妙見神社の鳥居と参道。
新雪が踏み後を覆っている。



妙見神社の屋根にも雪が積もっていた。

妙見尾根の花ぼうろ


普賢岳の花ぼうろ

普賢岳山頂。手前は三角点標柱。晴れていれば平成新山が背後に見えるのだが。

あざみ谷。ベンチも足が埋まっている。

ロープウェイ乗り場前の広場も真っ白

仁田峠駐車場もすっかり粉雪で覆われ、真っ白。

帰りに寄った
小地獄温泉館


橘神社の大門松。
ギネス認定。
















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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バッタリ (そよかぜ)
2011-01-12 11:12:39
+3Kさん
バッタリの出会いに感激でした。
にこやかなお顔を見ると、こちらも思わずほほが緩みます。
昨年おしゃっていたように、やっぱり雲仙に登られたんですね。
青空が見えずに残念でしたけど、それでも十分に楽しむことができました。
雲仙は美しい山ですね。
今度は約束してご一緒に歩きましょう!
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感激! (山馬鹿)
2011-01-12 19:58:20
+3kさん、こんばんは☆

一昨日は、バッタリに感激でした~!
嬉しい出会いが、一弾と山行を楽しませてくれました~ お元気そうな顔で、なによりでした。
また今年は、バッタリ&示し合わせ 山に登りましょうね~♪

橘神社「大門松」(世界一)は、私も横目でちらり!
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雲仙は素晴しいです (+3k)
2011-01-13 23:58:09
そよかぜさん今晩は。
花ぼうろを堪能し、皆さんに敢えて一層感動が大きかったです。
今年もまたご一緒させてください。
4月からは山行き回数を少し増やせるよう計画しています。
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いや~びっくりでした。 (+3k)
2011-01-14 00:09:00
山馬鹿さん今晩は。
皆さんの顔を見れて凄く嬉しかったです。
今年は何か充実した年になるような『幸運』を頂いた感じがします。
車中からですが、橘神社の大門松越にもお詣りして帰りました。
是非示し合わせて行きたいですね。よろしく。
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嬉しかったです~ (かず)
2011-01-14 00:54:21
+3kさん、こんばんは。
前日の遭遇は嬉しかったですね~。逆コースから来られて・・「もう一度Uターンして一緒に歩きましょう」って喉まで出掛かりました。
あのまま一緒に歩きたかったです。
振り返った時にまさかの+3kさんが立っておられた時の嬉しさはなかったです。
今年は是非是非一緒に歩きたいですねー
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良かったですね (風来坊)
2011-01-15 16:05:35
こんにちは、+3Kさん。
予想もしない皆さんとの出会い。良かったですね。お年玉でしょうか…。
今年の山歩きが楽しくなる予感がします。
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是非お願いします (+3k)
2011-01-15 23:40:09
かずさん、本当にお久しぶりでした。
思わずガッチリでした。
今年は一緒に歩きたいですね。是非お願いします。
土曜日も歩けるように秘策を練ってます。
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いいお年玉でした。 (+3k)
2011-01-15 23:45:05
風来坊さん、本当に「いいお年玉」でした。
花ぼうろ以上に皆さんのお顔を見て一気に顔が綻びました。
皆さんと楽しい歩きが出来る日を待っています。
よろしくお願いします。
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