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はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

客人

2006-08-08 19:16:16 | 旅日記
知人の会社に商談で来ている韓国のC所長が僕に会いたいと連絡を頂きました。

急遽バスに飛び乗って金沢駅に
写真は金沢駅東口に出来た鼓門です。
和楽器の鼓を模しているそうです。個人的には好みませんが…

所長は片言の日本語を覚えて話しかけてくれます。
唯、所長が一番話したい話題は精神世界系~(^_^;ゝ


携帯からだとこれが限界量ですね



8月最初の東京出張

2006-08-01 23:59:49 | 旅日記
今朝、金沢を出てくるとき、近くのバス停は朝の直射日光がまともに当たり、隠れる陰もなし。
背中に受ける風は、涼しいのですが、陽が当たる額からは汗。

金沢が暑かったので、覚悟していたのですが、東京は上着が必要なほどの気温。
ちょっと異常かも。

ここのところ、続いた出張の中で、今日は最も体が楽な日でした。

気分をよくして、午後一番の会議に出ていたところ、メインの方が都合が悪くて、途中退席。
改めて明後日の夕刻会議となりました。

私は、明日の夕刻の予定で手配をしていたので、急遽延長滞在、帰途の予約の変更手続きを試みます。
ところが…

飯田橋のJR「緑の窓口」で長い行列について待った挙句「市ヶ谷か御茶ノ水のびゅうプラザでないと変更できない」といわれました。
市ヶ谷に行き、びゅうプラザに行くと「発券した代理店に問い合わせて欲しい」とのこと。
電話で金沢の代理店に聞くと「判りません」…(^^;ゞ

このチケットは、近畿日本ツーリストのビジネス企画もので、1泊ホテル付きのチケットです。
ところが、手元の関係資料には全く連絡先が記載されていません。
相談をしようにも、当面の手段がありません。

電話帳で問い合わせ先を調べていると、代理店から連絡が入ったと勤め先から携帯に電話がありました。
なんでも、この切符は発券した店で無いと変更できないものだとか…

あらら~。
それでは、このチケットを発行した金沢ではないと変更できない=変更は絶望

ビジネス出張では日程の変更はよくあることです。
これが事実上できない商品だったとは…

以後よくよく注意して入手しないといけませんね…
気をつけます。

A案:明日の新幹線・在来線の特急券を無駄にして、
   明日のホテルを予約し、明後日の寝台列車の特急券・寝台券を別に取る
B案:明日、自由席で早めに一旦金沢に戻り、明後日改めて日帰り東京出張する案
共に、金額的には、ほぼ同じ。

これが判って関係の方々に相談すると、明後日の会議には出席しなくても良いことになりました。

「安いものには、理由がある」ようです。
改めて、よく理解してもの(サービス)を買うことの大切さに思いをしました。

会議に出ないということは、それなりの代償もあります。

関係の方々の配慮に感謝すると共に、この借りを何かで、返さなければなりません。


とりあえず、この旅行社の金沢-東京宿泊セット商品は二度と手にしないでしょう。


気温が低く、過ごしやすかったため、体調が楽だったことがとりあえず、救いとなった8月最初の出張でした。

夏越の御祓

2006-07-26 09:24:18 | 旅日記
夏越と書いて「なごし」と読みます。

正月から六月までの半年間の罪穢を祓う神事です。

御祓川まつり幟7月23日の日曜日。七尾市街の真ん中を流れる御祓川沿いで、御祓川まつりが開かれたので、行ってきました。

かつては、泳げたというこの川は、井戸水の汲み上げなどで市街地の地盤沈下で川底の傾斜が無くなったことに併せて、港の汚れが逆流して今では県内一汚れた川となってしまいました。

市民にとってシンボルと思われているこの川の浄化を目指している市民活動と、市街地の活性化を市場・イベントで目指している活動などが共同で開催したイベントのようです。
夏越の御祓神棚その会場に、何故か神棚があります。

御祓川まつりでは、新しいイベントですが、神事も行われるようです。
官製イベントではないため、できることですね。



清水流しの儀に使う神器竹・紙・水引…
神事に、似合います。
この器は、後に神事の一環として行われた「清水流しの儀」で使われていました。人によって汚されてしまったこの川に、人の手によって清水を流すことで浄化を祈る。
主催団体の想いが込められているようです。

茅の輪神棚に隣接して茅の輪(ちのわ:茅草で作られた大きな輪)がありました。
夏越の御祓には欠かせないもので、ここを∞のように右回り・左回り両方からくぐることで疫病や罪穢が祓われるといいます。

くぐり方を習ってきましたので、ご紹介しましょう。

1.輪の正面に立ち一礼
  古歌「水無月の
     夏越の祓いをする人は
     千歳の命のぶというなり」
   (拾遺集巻五「夏越の祓」)を
  唱えながら輪をくぐり左側へ廻る

2.輪の正面に立ち一礼
  古歌「思うこと
     皆つきねとて麻の葉を
     きりにきりても祓いつるかな」
   (和泉式部 後拾遺集)を
  唱えながら輪をくぐり右側へ廻る

3.輪の正面に立ち一礼
  呪文「蘇民将来(そみんしょうらい)」を
  三度唱えながら輪をくぐり左側へ廻り
  神前へ

最後の「蘇民将来」は、備後風土記の物語に由来するようです。
スサノオノミコトがある土地で、蘇民将来と巨旦将来の兄弟に宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦将来は拒否、貧しい兄の蘇民将来が粗末なりにも精一杯のお持て成しをしたそうです。数年後、スサノオは再び蘇民将来を訪ね「疫病が流行した折、茅草で輪をつくり、腰につけておけば免れる」と教えたそうです。

この物語から、夏越の御祓と茅の輪くぐりの信仰が生じたようです。

神事いよいよ、神事が始まりました。
番傘の下の巫女役さんたちの立ち居振る舞いに、カメラマンが大勢シャッターを切っていました。
この後、茅の輪くぐりと清水流しの儀が行われました。

この日は、幸い曇りながらも雨は降りませんでした。
気温もあまり高くならず、川沿いのそよ風が心地よく、地域の人たちによる夜店も人がにぎわっていました。

私も生麦酒を何杯か(も)頂きました。

御祓川まつり夜景夕暮れ。

カップ酒のグラスにろうそくを灯して夜の部となります。

フォークギターと津軽三味線のコンサートも開かれました。
親娘の二人による三味線に会場はすっかり魅せられました。
娘さんは小学生くらいでしょうか。将来が楽しみです。

願いを書いた灯篭を流して、お祭りはクライマックス。


心地よい気持ちを思い出し、五感で受け止めることができたひと時でした。

金沢発寝台特急北陸

2006-07-25 23:22:50 | 旅日記
ここのところ、急にこの列車を使うようになりました。

22:18金沢発の寝台特急北陸は、公式的には21:54に6番ホームに入線とのことでしたが、実際には少し前に入線していました。
同じホームから21:48分の普通列車があるので、入線はそれ以降になります。


向かいのホームの急行能登は、かなり前から入線していますので、早めに乗り込んでくつろぐこともできそうです。

今から25年ほど前の学生時代。急行能登号は安く東京に行ける列車として人気でした。高校時代の友人の結婚式に出席するため、利用しました。私は、始発の金沢からの乗車なので座れましたが、途中駅から老夫婦が乗り込んできました。
夜行列車でお年寄りが二人とも立ち席(通路にしゃがみ込むことになりますが)では、あまりにも辛い。たった一つですが、席をお譲りしました。
一つの席をご夫婦は代わる代わる座っておられたと半分眠りながら覚えています。
私は、通路に立膝でかがんで休みました。若かったのですが、それでも大変でした。上野で降りる際に懇切丁寧にお礼を言われましたが、逆にお譲りして正解だと思いました。
この話を友人にしたところ、夜行列車では席を譲らないものだと逆に説教をされてしまいました。年寄りが指定の予約もなしに乗る方が悪いとか…(^^;ゞ


今回は、夏休みに入って前日の予約でしたから、B個室は満室。開放系の寝台しか開いていませんでした。開放系の寝台は、当世流行のプライバシーが保てないので嫌がられる傾向のようですが、個人的には好きです。かつては、よく隣席になったおばちゃん、おじちゃんと盛り上がったものです。

夏休みですから、家族連れも乗り込んで来られました。一つ置いた区画のようです。さすがに、これは幸いでした(^^;ゞ
廊下を歩く子どもたちのにぎやかな事。夜行列車・寝台となると、そりゃぁウキウキ、ワクワクでしょう。「黙っとれ!」という方が無茶です。
でも、開放系とはいえ、区画が違うと嘘の様に静かです。それに、おかぁさんも気を使っておられると思いますし。


私は相変わらず、上段の寝台です。

今回の相棒は、真下の男性。ところが、荷物を置いたきり、何処かに行って列車が出発しても戻ってきません。車内販売も、ブッフェも無いので不思議…。
何処で何をしているのでしょうねぇ。


寝台列車特有の車内放送も旅情を誘います。

味気の無いはずの出張ですが、夜行を使うと俄仕立てですが、「旅」になるようです。

こうして、列車の中でブログを書いていると、旅行作家になった気分。(完全に錯覚ですが…失礼しましたm(_._;m )


デジカメが相変わらず見つからないのですが、もうすっかり居直って、パズルかオリエンテーリングのようなゲームをやっているような気になってきました。
存在の可能性のある場所を一つ一つ潰して行き、記憶を辿り推理を働かせて効率を上げようとする探し物ゲームに参加しているつもりです。

さてさて、それぞれの結果は如何様になりますことやら…


列車は富山を出て、直江津方面を目指して走っています。