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はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

梅雨の那谷寺

2006-07-06 21:44:56 | 旅日記
今日、加賀方面で会議でしたので、その合間に那谷寺(なたでら)に行ってきました。

那谷寺の奇岩遊仙境ギネスブックにも世界最古の名宿として登録されているという法師さん(若い女性にもかなり人気があると聞きました)がある粟津温泉に程近い那谷寺は、奇岩遊仙境(右写真)と紅葉で有名な観光名所です。

学生時代に訪れた後、両親を連れて訪ねたことがありますが、かなり前のことです。


お昼時を利用しての訪問ですので、山門前のみやげ物店兼食堂でお昼を頂きます。

さすがに梅雨時、時折小雨もぱらつく天候の平日。訪れる方はごく僅か。静かな観光名所にはどこか、うら寂しい雰囲気が漂っています。

最近の旅は、綿密に計画を立てて食事処も精査することが多いので、鄙びたお店ののんびりとした感じは、何も考えずに旅をしていた学生時代に一気にタイムスリップしたようで、どこか懐かしく思えました。

この那谷寺は、奈良時代の初めに泰澄法師が岩屋寺として開いたと云われ、第65代天皇だった花山法皇によって平安時代中期に那谷寺と命名されたそうです。
後に荒廃しますが第3代加賀藩主・前田利常公によって再興。
現在では、高野山真言宗別格本山とのことですから、弘法大師の法系なのですね…知りませんでした。

梅雨の那谷寺本堂朱色が鮮やかな金堂の十一面千手観音立像は、綺麗なお顔立ちをされていました。

写真右手のお堂は、本堂。
こちらには、十一面千手観音坐像が安置されていました。岩窟の入り口にお堂が建てられ、岩窟内にご本尊が安置されています。その周りを廊下のように巡ることができ、これを周ることを胎内巡りというそうです。巡ると厄が払われ新しく生まれ変われるのだとか。


15年ほど前、行く末に迷っていた頃、慣れない単身赴任宿で一人読んだ「観音経入門」(ノン・ブックス35、松原泰道著)。
観音経は、妙法蓮華経の一部で、観世音菩薩が人間だった頃の説話が含まれていたと記憶しています。

兄弟二人。
幼くして両親に先立たれ、親戚をたらい回しにされた挙句、騙されて無人島に捨てられます。
「何故こんな目に遭うのか、世間を恨む」と泣き叫ぶ弟。兄は静かに諭します。
「弟よ。恨むでない。私たちのような目に遭う人を救える菩薩として、今度は生まれ変わろう」と。

二人は固く抱き合って息絶えたといいます。
そして、兄は、慈悲の観世音菩薩に。弟は、知恵の勢至菩薩になられた…

何故か、このお話に号泣して止まらず、隣室に嗚咽が漏れぬよう、枕を噛んで堪えたのを思い出していました。


那谷寺の石段「奥の細道」の道中、山中温泉を訪ねた折に、松尾芭蕉が詠んだと云われる
「石山の 石より白し 秋の風」
は、諸説あるもののこの那谷寺での句とされているそうです。


今日は、暑くも無く、寒くも無く。
日が差すでもなく、本降りとなるでもなく。風も僅かにそよぐほど。
奇岩遊仙境の石段を上がって奥の岩窟を訪ねると、ひんやりした空気が頬を撫でてくれました。

梅雨の那谷寺境内はどこも、しっとりと、それでいて爽やかな冷気に満ち、まるで私を包んでくれているかのようです。


時が止まっているかのようなひと時…


五月雨に 苔むす石の 寂かさや


引いたおみくじは、末吉。
「慌てるな」とありました。

忙しなく過ぎる日々は、自らの気の落ち着きの無さを現しているようです。

悠久の時を刻んで、流れ往くもの…、動かぬもの…
淵に佇んで、眺め観ている

そんな心持を想い出させていただきました。


有り難いことです。



明日は、七夕ですね…

ひげ面としかめっ面

2006-06-05 23:21:41 | 旅日記
先週は、週末に冒險義塾 金澤校の合宿があることもあり、一週間かけて髭を伸ばしていました。
まぁほんの出来心と申しますか、前々から髭面にして皆がどんな反応をするか試してみたかったという悪戯心からです。
今の勤務先になってから最初は「休日には肌に刃物を当てない」と決めて週末のみの無精ひげを決め込んでいましたが、それが段々無精に精が出て(?)「客先に出ないとき」に拡張され、今回は「許してくれそうな客先ばかりだから」にまで自己拡張に至った次第。(^^;ヾ

ところが、髭面が出来上がるにつれ、すれ違う女性が心なしか避けていくような気配がします。別に、もてようとも思っていませんが、心外な反応です。
一方で、男性諸君は「意外に似合うねぇ」とお褒めの言葉。「髭を生やすと永ちゃん系だね」って、永ちゃんならびにファンの皆様、ごめんなさい。
一体どうなっているのでしょう…。(^^;?

金曜日に娘からのメールを語って家内から帰れコール。数時間の実家滞在となりますが、止む無く帰省(?)します。
と。一面の無精ひげに「汚い…」あらら~。伴侶からそう指摘されては身の置き所がありません。でも合宿は遊びの会なので、そのまま出席。

土日の塾から勤め先に戻った昨日の日曜日、仕事をしながら、髭を剃ります。
勤め先の洗面所で鏡を見ながらのんびり剃っていると、しかめっ面をしていたことに気づきました。髭面でしかめっ面なら、危ない人に見えます。チョイ悪オヤジならともかく、メチャ悪(そう)オヤジなら、そりゃ近づきたくないはず…。
仕事柄(?)考え事が多くて、ついついシカメッ面をして歩いていたようです。反省(^^;
それだけでなく、本日は岐阜県白鳥町に出張で、始めてお会いする方ばかり。いきなり髭面では失礼ということもあり、(美しくない)遊び心はこれでお仕舞い。
髭面が似合わないのであれば、韓国ドラマ「チャングムの誓い」でヒロインのチャングムを何かと助ける白馬の王子様で、家内も大ファンのミン・ジョンホには成れそうにありません。

今日も往復で300kmちょっとドライブ。途中の御母衣ダム沿いは東海北陸道も未完成で、大型車のすれ違いができないトンネルが続く国道156号線の難所です。
その先は、日本海側に流れる庄川と、太平洋側に流れる長良川の源流が分かれる分水嶺:ひるがの高原を超える道でもあります。
トップの写真は北陸から分水嶺を越え、太平洋側に流れる長良川です。

来年度中に東海北陸道が全通します。庄川桜も含め国道沿線を通る車は様変わりすることでしょう。
高速道路ができることによって便利になる反面、見失う風景もあります。時々は、国道を通って、ダムに沈んだ集落のこと、その記憶を残そうと古い桜を移植した人のこと、新らしい桜を植えた人々のこと、沿線でご商売をされていた人のこと、思い出そうと思います。

冒險義塾 金澤校

2006-06-04 18:05:50 | 旅日記
銅鑼さんこと、Tさんが塾長を勤める冒險義塾金澤校の入塾式・進級式を兼ねた合宿に参加しました。塾ではみんな俗名ではなく、塾生名で呼び合います。大企業の社長さんもここではただの塾生。この塾は全国組織である冒險小學校の下部組織で、定期的に交流が行われているそうです。
医王山キャンプ場からの眺め会場は金沢の奥山である医王山(いおうぜん)キャンプ場です。ここは、市街から20分ほどの処ですが素晴らしい自然環境に包まれています。この手前にあるスポーツ公園には行ったことがあるのですが、ここは始めて。森林組合が運営しているそうです。

カリキュラム塾の授業は塾生が交代で務めます。
今回のカリキュラムは、5限でした。図画工作・社会・理科・生活・社会です。

授業は、カランカランと呼鈴を鳴らして始まりました。

生徒手帳づくり●一限目:図画工作
・生徒手帳作り
講師の和Qさんが用意してくれた印刷済みのペーパーを定規とカッターとホッチキスを使って生徒手帳を作りました。職業は聞かない約束ですが、講師は印刷関係の方のようで、いわゆるトンボを切ってあり、とても素敵なデザインです。
今回は出席されていない塾生の分もついでに作りました。
どうでしょうか?素敵な手帳になったでしょう?
インスタントカメラで撮った自分の顔写真を貼り付けて完成です。
大切にしようっと。

●二限目:社会
・映画ネタにもなった「県庁の掟十箇条」の真実
ここから、飲み物(泡の出るヤツ)の支給と開封で始まりました。
ただし、講義内容は持ち出し厳禁でしたので、残念ながらご紹介できませんが、フフフ、ニヤニヤの連続でしたよ~。
ひとつだけ。石川県の国会議員は全員与党議員です。のみならず、すべて同一派閥なんですね。指摘されて始めて気づきました。他県からは哂われている状況のようで…。政治は民度を現しています。我が地域はこういう状況なんですね…。
ネット検索で「論壇」で検索して、通常入手できる情報とは違ったものの見方を知ること、それから自分でどう判断するか、こんな見方があるのかと気付きがある事が重要であるとの指摘。その通りですね。2chでも意外な情報が上がっていることがあり、一般の報道との落差をつぶさに見ることで、報道によってこんな風に悪者が作り上げられていくのかという過程も判ったことがあるそうです。

バードコール●三限目:理科
・野鳥観察
講師は、すずめさんです。
野鳥観察の前に、野鳥を呼ぶためのバードコールを作ることから始まりました。
バードコールとは、枯れ枝に穴を開け、市販のネジをねじ込むとまるで鳥の鳴き声のような音を出します。上手に鳴らすと鳥が仲間と勘違いして近くに寄って来るそうです。それでバードコール。
ます枝を適当な長さに切り出すことから始めます。ちょっと太めの枝の方がよいとか。錐で穴を開けて、そこにネジを回しながら一旦奥まで入れ、抜いてゆくと鳥のさえずりのような音がします。何度か出し入れをしていくと、段々それらしい音になってゆきます。枝の太さ、木の種類、乾燥の程度などによって、出る音が微妙に違うそうです。
塾生一同、感動しました。午後の陽も傾き始めるこの時間は、鳥があまり居なくて野鳥観察には向かないそうです。が、塾生一同は手元のバードコールから発するさえずりでもう満足との声。それでも、一応観察にでかけます。

バードコールこんな森の中をバードコールを鳴らしながら歩いて行きます。時々、手を止めて鳥がどこに居そうか確認します。
直ぐ近くに居そうなのですが、姿は中々見えません。
そうするうち、ちょっと開けた谷間で「大瑠璃が居る」と講師のすずめさん。早速双眼鏡で確認します。
大瑠璃いた。いた。居ました。頭と背中が瑠璃色(真っ青)でこちらに向かってないていますから、胸からお腹にかけて白いことも判ります。すずめさんによると、ちょっと鳴き方が激しく、自分の陣地から出て行けと言っているそうです。一眼レフカメラを持っていた銅鑼さんがうっかりフラッシュを焚いて撮影したのを機に、飛んでいってしまいました。大瑠璃は見ようと思っても中々見られない鳥だとか。
森の散歩も気持ちよく、得した気分でした。

ダッチオーブンで料理●四限目:生活
・ダッチオーブンで料理しよう!
引き続きすずめさんが講師で、場所をキャンプ場に移動して四限目の「授業」です。メニューは鶏の丸焼き・豚のコーラ煮・蛸飯・豆乳チャウダーです。
すずめさんが用意してくれたダッチオーブンはいずれも12inchディープを4台。鶏丸は2台使うそうで、全部で5台必要です。丁度慣らしを終えた私のオーブンを入れて5台。事前調整もせずともバッチリっ!
下ごしらえした鶏をオーブンに入れるダッチオーブンで鶏丸を一度やってみたかったので、立候補して調理しました。
すずめさんは仕事柄アウトドアの指導が上手で、一人で5台のオーブン料理を采配していきます。

私のオーブンのアウトドアデビューアウトドア料理デビューとなる私のオーブンは蛸飯担当。こなれていないことを承知で、鍋に厳しいオーブン系料理を避けていただきました。有難い事です。


料理があまり得意でない男性たちは、テーブルを出したり、食事の会場準備。
反射式天体望遠鏡その中のお一人が、なんと立派な反射式天体望遠鏡を設置されています。う~ん本格的。操作をしている天坊さんは、天文台がある施設の職員。有名な方でした。


はれっとの髭面一番時間がかかる料理は、鶏の丸焼き。火からおろして蓋にほこった炭を乗せ、1時間加熱します。(四限目小見出しの写真)どちらも初めての塾生の手になるもので、どちらが美味しくできるか楽しみです。ちなみに、手前が私が調理したオーブン。(右の写真は、さらささんのリクエストで不肖小生目の髭面)

待っている間に持参した燻製器でチーズとウィンナーを燻製にします。発禁さんが立候補。昨年一年の実績がある私がプチ講師に。豚のコーラ煮に入れる予定のゆで卵も4個ほどが急遽燻製に。3回ほどに分けてやりましたが、発禁さん段々上手になっていきました。ダッチオーブンは慣らしや手入れに手間を要しますが、燻製はこの程度なら仕込みも要らず手軽なアウトドア料理です。明日、合宿の帰りに早速買うぞ~との声。果たして何人が本当に買うのやら…(^^)


程なく、給食の時間。
やはりダッチオーブンで調理したものはどれも美味しいですね。うっかり写真を撮るのも忘れて頂きました。

お月様となりのバンガローでは子供たちが親御さんたちと宿泊の様子。ナイトウォークをする際、天坊さんの望遠鏡が大人気。本職が解説しますから、子供たちも親御さんたちもラッキーです。
この写真は、望遠鏡の接眼レンズとデジカメのレンズの光軸を併せて撮影したものです。望遠鏡が良いと、普通のコンパクトデジカメでもこれだけ撮れるのですね~♪。
土星・木星も、それはそれは綺麗でしたよ。V(^^)v

●五限目:社会
・海外事業のウラ話
五限目は、最近の貿易のお話。講師の都合で最終講義となったのですが、日中ノンアルコールの時に伺うべき内容でした。詳しいお話は講師の所属の関係で、ご容赦ください。

●放課後
その夜、朝方まで推論・酔論、また酔論。
いつまで続くのか判らないお話の輪と和。
眠いのをこらえて塾長の銅鑼さんも付き合っています。

すずめさんだけ、午前5時に起きて全員の朝食:鶏の丸ごと雑炊をオーブン2台に作って仕事に行かれました。なんと有難い。こんな素晴らしい女性もパートナー募集中とか。最近の男は見る眼がないの?それとも自信がない?そういえば、この話題でも前夜盛り上がっていたなぁ。

たくさんのおもちゃが入った箱を一遍にひっくり返したかのような、冒險義塾金澤校の今年春季合宿はこうして閉校しました。

次回、夏季合宿は能登だそうです。

金沢発金沢行き

2006-06-02 19:09:10 | 旅日記
1日から出張でした。
朝7時発大阪行きの特急に乗るために、早朝5時に起きて朝食を作って食べ、勤め先に車を取りに行って金沢駅に。
金沢駅では切符購入時に駅前の駐車場の割引券を貰えば一晩800円で停められます。

今回の出張は、午前中に京都、午後から東京で3件ほど会議・打ち合わせが目的です。
鉄道に詳しくない方は、今回私が手にした金沢発金沢行きのきっぷは不可解かと思います。JRの運賃体系は長距離ほど割安になっています。このため、行程上できるだけ長い一筆書きができるように主たるきっぷを求め、それで廻れない短区間だけ盲腸のように往復を買うと結果的に安上がりになります。
今回は、金沢⇒(北陸・湖西経由)⇒山科⇒(東海道経由)⇒東京⇒(越後湯沢経由)⇒金沢が最長の一筆書き。後は山科-京都間の往復でokです。
特急券も新幹線を乗り継ぐと半額になります。これらを使って〆て24,590円。京都を経由しているにもかかわらず、航空機往復より安くなりました。

京都は立命館大学のH先生にご相談なのですが、京都駅から市バス50番で約1時間かかります。漸く着いたのは10:30。何度かお訪ねしていますが、緑も多くコンパクトですが狭苦しくは無い気持ちの良いキャンパスです。
以前、東京大学のT先生から同じプロジェクトのご指導を頂いていた際、何度か赤門をくぐりました。本郷キャンパスは元加賀前田藩の江戸屋敷。一度だけ家内を連れて行ったことがありますが、三四郎池や安田講堂など観光客気分で「まるで東大生になったみたい」と二人で構内を歩いたものでした。

立命館からの戻り、偶然JRバス京都駅行きに乗りましたが、なんと所要時間30分ほど。やや遅くなったにもかかわらず、お蔭で駅の立ち食い蕎麦にもありつけました。これからはJRバスですね。運転手さんも親切でしたし。30数年前に京都に一年だけ住んだことがありますが、そのときから市バス運転手の応対・運転の悪さは抜群でしたが、今も往時と殆ど変わらない伝統は生きているようです。さすが伝統の京都って感じですが、変わったのは、バスという装置。低床でかつ、乗降時にエアサスの空気を抜き、車体を低くして段差を小さくしています。ドアが閉まると普通の高さに戻るのですが、その間の時間が大変短く感心しました。機械の方だけは伝統を感じさせない大変な進歩です。

今回、東海道新幹線を使うので、私が生まれ3歳まで暮らした静岡を通過します。生家は、もう無いそうですが、国道沿いで一階が父の勤務先の営業所。二階が住まいだったはずで、窓を開けると富士山がドーンと座っていたのを覚えています。雪を頂き青ずんだ富士の清清しい姿です。
ところが、持参した文庫版「風の男 白洲次郎」を読みふけっていて、気づいたのが多分遅かったようです。やや花曇のせいかと最初は思ったのですがとうとう富士と再会できませんでした。
ちょうど40歳の誕生日に静岡出張があったときも雨で見えなかったなぁ。

名古屋・新横浜・品川にしか止まらないのぞみは、さすがに速いですね。15時頃には東京です。午後一番の会議の場所は先方のご指定で、有楽町の外国人記者クラブ。会員同伴でなければ利用できないサロンですので、勿論初めてでした。意外に日本人も多く、隣のテーブルでは北陸のマスコミについて論じている方々がいて、狭いなぁと感じた次第。

東京2件目は半蔵門。3件目は新宿プリンスホテルでした。
半蔵門では、お上りさんの私に親切にも新宿行きの乗り換え検索をしていただき、半蔵門線青山一丁目で都営大江戸線に乗り換えが最短と教えていただきました。最近のソフトはCO2の排出量も出て比較できるのですね~。このコースでは26分、5.6km、co2は0.1kgとのこと。へぇ~。
ところが大江戸線を降りてみると西口。目的地は東口です。駅員さんに道を尋ねると一番遠い対角線反対側。あららぁ?co2排出量は出せても、ソフトにとって大きい新宿駅は点扱いのようですね。(^^;ヾ。歩く分にはco2排出量は増加しないので仕方ないか。

ここで明日からの合宿でまた一緒になるTさんと合流して、午前中にお会いしたH先生から紹介された方を待ちます。持ち込まれた企画は大変面白いもので、21:30まで食事も採らずに盛り上がってしまいました。ただ多分ボランティアでの参画になりそうなので、また勤め先から怒られそうです。

その後、近くの居酒屋でTさんとその部下の方と三人で日付が変わるまで、盛り上がりました。週末の合宿では日頃の肩書きや名前は一切忘れて、フランクに付き合うため、必ず渾名(あだな)が要るそうです。私のブログ名ではどうかと尋ねると「そんな格好良いのは駄目。漢字でなくちゃ」とのことで、Tさんにより破廉太(はれた)と命名頂きます。なんかよく判らんが、まぁ良いか。

その後、Tさんの単身赴任先になだれ込みます。
新宿ビル群の夜景Tさんの部屋からは先ほどまで居た新宿ビル群の夜景が霞んで望めました。この夜景を眺めながら一人、悔し酒を呑むこともあるとか。体に悪いよ~。
Tさんもブログを2つ持っているそうで、一つはジムに行って体重が減っていく過程を淡々と数値のみ書いているとか。それに毎日10名ほどのアクセスがあるらしく、コメントを受け付けていないので何が目的で見に来ているのか判らんと首を傾げています。コメント開放すれば良いのに。ねぇ。
近くのコンビニで買い込んだ酒も尽きた午前三時。漸く就寝。
新宿ビル群の朝翌朝9時に起床。晴れているとビル群に朝日が当たり、赤く染まったビルから陽が反射して美しいのだそうです。朝食を採って地下鉄に。杉大門という中々良さそうな飲食店街を通りましたが、祭礼があるようで、何処の店先にも注連縄が掛けられていました。次回はこちらのお店の何処かを覗きたいですね。

予定では、秋葉原界隈を徘徊するつもりでしたが、急遽呼び戻されたので四谷三丁目駅から東京に向かい、そのまま金沢へ。結局、東京では何処にも寄れず仕舞い。日中にただ移動するだけなのは時間が勿体無い気もしますが、滅多に無いだけに車窓の景色を堪能することに。糸魚川付近から進行方向右手に見える日本海は今日も穏やかです。

金沢に戻ったのは14時過ぎ。30時間ちょっとの金沢発本州小回り一周の金沢行きでした。
呼び出されて、金沢で急遽会議が二つ。
勤め先に戻ると、やはり疲れていますね。頭がフラついています。
其処に娘から携帯にメール。何時に帰ってくるのかって。う~ん。明日また金沢に出てこなくてはならないし…。でも家族からの帰れコールですから。
そこへまたまた、今から行くので相談にのって欲しいとHさんから携帯に電話。ありゃりゃ。帰れたとしても遅くなりそうです。トホホ。

憧れのダッチオーブン

2006-05-21 21:27:42 | 旅日記
娘が部活動に使うラケットを買うため、運転手として御付き合いすることに。

途中高岡市街を通りましたが、何やら祭礼のご様子。
5月の高岡市イベントで調べてもそれらしきものが見当たらないのですが、何の御祭だったのでしょうか…

そういえば、昨日は隣の集落でも春祭りをしていました。この辺りの春の例祭には神輿や獅子舞が出て華やかです。

どちらも、写真を撮れなかったのでご紹介できないのが残念です。

さて、大型ショッピングセンター内の御目当てのお店に着くと、かなり大手のスポーツチェーン店のようです。ここだけでも一つの大型店のようでした。

私の両親は、共にスポーツマン・ウーマンで、弟もスポーツマンなのに、何故か私だけがスポーツが駄目。小学生から中学生までやっていた剣道と、札幌時代に学校の授業で強制的に覚えたスキーを多少する程度です。そういえば、前の職場で気分転換とコミュニケーションのためにテニスを少ししていましたね~。
弟から御下がりの道具とウェア一式を貰ったな~。最新のラケットなどちょっと懐かしく見ていましたが、根っからの好奇心旺盛のため、店内をうろつくことに。

ややっ。腹筋を鍛えるベンチが御安いですね。連日の麦酒でちょっとお腹が出てきているので、単身赴任先の宿で一人やろうかな。

さらにうろつくと、アウトドアのコーナーに。
子どもたちが小さい頃、キャンプ道具をワゴン車に積み、フェリーに乗って北海道や一晩走って東北などキャンプに行ったものでした。

環境省のこどもエコクラブの事業が始まった年から、つい数年前まで長くサポータをしていて、地元の子ども達と夏にはエコキャンプなどもしていました。

昨年は、Kさんから即席燻製の伝授を頂き、すっかりハマリました。
チーズをどれだけ燻製にしたことか…
お蔭でアウトドア熱の埋火(うずみび)が再び盛り返していた頃でした。

普段PCを打つ指先と、首から上しか使っていないアンバランスな私のような労働者に対して五感の刺激を持って感性を鍛える塾を開いてるTさんからお誘いを受けて、丁度来る6月3日に、ダッチオーブンの食事も作る合宿に参加する予定でした。

そんな話がある以前から、書店でダッチオーブン料理の本を見つけ、密かに読んではいました。
ダッチオーブンは元来、屋外調理用にも1つで、焼く・煮る・蒸す・炒める・炊くなど、何役もこなせる鋳物製の鍋です。オランダの行商人が米国開拓時代に持ち込んだのが起源のようで、現在では本格的アウトドア調理に欠かせない道具です。

これはやはり何かのご縁。

主催者のTさんに連絡を取ったところ、彼自身もダッチオーブンを持っていないとか…
こらこら(^^;ゞ

東京から偉大な先生をお呼びしてカリキュラムにするらしい。
言っている事と、やること違わない?
まぁいいか。

当日までにシーズニングを済ませ、準備万端にして驚かせてあげようかな。

ところでダッチオーブンについて調べたら、皆さん中々凝っていらっしゃるご様子。

ダッチオーブンは、材質もいろいろ販売されていますが、ブラック・ポットと呼ばれ徹底的に使い込んだ黒光りを自慢するためには、やはり伝統的な鋳物製でなければなりません。

MORIさんダッチオーブンで遊ぼう!では、「ダッチオーブンとは」に始まって、「購入計画、シーズニングとメンテナンス、ダッチオーブン・アクセサリー、アウトドア・クッキング」までとても丁寧にまとめられています。
情熱のダッチオーヴンでも使い込んでブラックポットになって行くための料理が紹介されています。
ダッチ鈴木さん印刷用ダッチオーブンレシピ集もブラック・ポットへの道のりを楽しく、美味しく歩んでいくために参考になると思います。

では、6月3日の合宿をお楽しみに。V(^^)v