濃飛樹脂軌道

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下島温泉朝六荘(飛騨小坂・炭酸泉)

2018-02-10 18:14:00 | 乗り物・旅行・グルメ
EV(電気自動車)アドベンチャーを経て17時半「下島温泉朝六荘」到着。
建物は昭和中期の様式で内装も昔ながら、鄙びた雰囲気が実にイイです。
タイムスリップ感満点!!

館主の反応は「電気自動車で来たの?」…そりゃビックリでしょww

隣は館主保有のスバル・アルシオーネSVX(水平対向6気筒3300cc)今や日本に数十台のレア車です!元スバリスト垂涎の的です。

早速部屋に案内されました…バストイレなし6畳間+縁側、典型的な木造日本旅館の和室です。

今まで泊まった商人宿が縁側なしなので気分はリッチ。普段使っている部屋ゆえ小奇麗で昔の電気器具(スイッチ)やコタツも昭和様式バリバリ、懐かしさすら覚えました。現代のホテルが好きになれない自分によく合ってます(笑)
ただ経年劣化もあって床はギシギシ。逆にボロ宿・ひなびた温泉好きなら泊まりたくなります。
建物は増築を重ねた立体迷路ですが階段が複数あり緊急避難は問題ナシ(消防設備士目線)

あまりの寒さにすぐ入浴。案内板は婦人用(女湯)でも客1名(貸切)なんで問題なし。

脱衣場は人工芝の奥に詰まった糸くずが残っており、手持ちの百均掃除道具で一応取れました。
炭酸泉に浸れば溜まった疲れも取れ、血行も結構よくなります…入浴直後のホカホカ感は炭酸泉の賜物!
浴槽には沈殿物のヌルヌルが…これは源泉の鉄分です。学生時代化学専攻だったから分かった。

風呂から戻って程なく夕食@1階和室…昔の親戚の家みたいな趣で琴線に触れました。
夕食は品数・量とも価格相応!温泉旅館だけあり料理旅館顔負けです。
絶品はなかなかお目にかかれないイワナの刺身!料理人(館主)の腕のよさに感服、じっくり味わわせて頂きました!
他にも山菜や飛騨牛の朴葉味噌焼きなど、地元の食材が多く並んでいるので満足。飛騨牛の肉質も良かったです。
持参した飛騨萩原の銘酒「天領」にごり酒とも相性が良いです!(過去記事参照)

このあと催したのでトイレに入る。

…しかし洋式は元の和式に被せた簡易便座で温水洗浄も暖房便座もありません。予算的に改造困難とみた。
小便器と大便器が同数なのは男性客メインで問題にならないから!?

部屋に戻って就寝まで寛ぐ。ファミコンのゲーム、プラレールのレイアウト…普段なかなか自宅ではできないことをしました。


就寝するも寒さで目が覚め、風呂に入り直して再度就寝。廊下が氷点下の寒さですが今の時代この木造ボロ宿体験は貴重です。何事も不便が悪いとばかりは思わないさ!ガテン系アウトドア志向なんで。

朝は六時起床、外は雪が残り寒々とした神秘的な白銀の世界…これが日本本来の冬の光景だ!


近所を散策…昨晩入れなかった朝六荘の廊下を隔てた別棟の全容も確認。これも趣あるボロ屋です!(爆)

帰って玄関周りを見れば激渋物件多数発見!

甲冑・昭和の関取の手形・古墳にある鏃…お宝鑑定団が来れば高額な物件が出てきそうです。

8時に朝食。一般的な旅館の献立に加えて川魚の煮物があり、飛騨小坂らしさを痛烈に印象付けました。朝食にも朴葉味噌があり満足。
食後は館主からコーヒーをご馳走になり色々雑談。下呂市の将来を憂う話・朝六荘のお宝・主な利用層の釣り人・愛車・宿の運営・消防法や建築基準法との絡みなど…語ればキリがありません。
消防の話が出た地点で自分の消防設備士免状を見せて相談にも乗りました。昔に比べて厳しくなったので宿の運営も大変だとか。話を聞いてて納得できます。

宿の激渋物件も車もマニアなら高値で買い取りますから、宿代を安くして一晩付き合ってから決めるべきでしょう。館主は若くないので欲しい人に譲るのがエエ。
あとは電気自動車充電設備が欲しいです…低圧受電で容量が厳しいでしょうがEVコンセントが付けばEVオーナーが常連になります。自身電気工事士、相談には乗ります。

もっと居たかったが本日は「萩原おもちゃ病院」実施日で9時チェックアウト…もう一度泊まって話を聞きます!

口コミ:客室4、風呂3、夕食5、朝食4、接客5、清潔感3 総合4(じゃらん登録済)
※評価のポイント
客室は昭和中期の至極一般的な温泉旅館・湯治場の雰囲気。縁側が広く口コミほど汚くありません。
浴室は清掃不足が残念。自分のおもちゃ病院掃除道具で脱衣場の糸くずを取ったので方法を教えたい。
浴槽の沈殿は下島温泉源泉の仕様です(ポリバスだから判った)。加温循環でも炭酸泉の効果は確実。
食事は大満足!夕食のイワナ刺身・飛騨牛の朴葉味噌焼き・山菜、朝食の川魚煮物が印象に残りました。
設備は老朽化するも昭和の日本情緒と趣は充分!それを一人で切り盛りしている館主の人柄も良い。話は尽きないので時間に余裕をお持ち下さい。
古物系調度品が好きな方は閑散期(11~2月)に一泊二食で館主にお話下さい。


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