濃飛樹脂軌道

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寒冷地に強いアイミーブM(笑)・SCiBの底力

2018-03-03 18:48:06 | 電気自動車
アイミーブの廉価グレードMが実は寒冷地に強いことが判明!
理由は簡単、使用バッテリーの仕様です!!(爆)

東芝SCiBバッテリー公式サイトの記載を見る限り元は産業用で鉛蓄電池の置換え用に作られたもの。
基本リチウムイオンバッテリーですが、負極にチタン酸リチウムを採用し「安全性」「長寿命」「低温性能」「急速充電」「高入出力」「大実効容量」の向上を図っています。
用途は自動車・バス・鉄道などの乗り物や、エレベーターなどの産業機器、発電所などのインフラ設備がメイン。
※アイミーブM・ミニキャブミーブはその典型例です。

公式サイトに「キャパシタ並」の言葉が使われている通り、充放電サイクル15000回・急速充電6分という入出力密度の高さが売りであること、-30℃の低温でも使える温度特性は将に寒冷地対応の必須条件。
…昔のモービル石油CM「マイナス40℃の世界ではバナナで釘が打てます」を流用して東芝SCiBや三菱アイミーブMのCMを作ってもおかしくありません。
よって、アイミーブMは寒冷地最強の市販電気自動車になります(笑)。

一方SCiBの欠点はセル(単電池)電圧の低さ(2.4V)。一般的なリチウムイオンセル(3.6V)の約2/3です。
「SOC(充電状態)の広い範囲に亘って高い入出力特性を持つため、SOC0~100%で使用可能」「システムの電池搭載量の削減が可能」とありますが、ただでさえ軽自動車で電池容量の少ないアイミーブの一充電航続距離を更に厳しくしています(X,Gモデルの2/3)。
今のように急速充電器が道の駅ごとにあれば無問題ですが、僻地だと長距離走行が多い割に充電器が少なく電気自動車が普及しにくいです。

納車当日いきなりアイミーブMで冬の飛騨小坂へ吶喊した自分は無謀ですが(爆)良好な急速充電性能・温度特性に助けられて問題なかったのは事実。
アイミーブユーザーの口コミ「初期型は冬場の急速充電に時間がかかるがMタイプは大丈夫」も判りますよ。
ノートパソコンやモバイルプリンターも同じ、冬に電池容量が下がり丸一日使えず、やむなく暖かい場所へ移動して印刷したことも数知れず。
※もしダイナブックがSCiB搭載なら耐寒性能の高さで売れると思われます(笑)

寒冷地在住の皆様へ
アイミーブMなら寒冷地でも困りません!急速充電器の位置さえ判っていれば充分使えます!


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1 コメント

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1048文字(笑) (ヒラタツ)
2018-03-03 19:52:00
なんと!この記事を編集したら文字数が1048字になりました!!(笑)
…将に東芝そのもの(爆)
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