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村下孝蔵「恋路海岸」

2017-01-19 04:58:20 | カルチャー・メディア
gooお題「冬ソングといえば?」にお答えします。

今はなき村下孝蔵さんが残した冬ソングといえば個人的に「恋路海岸」イチオシです。ていうか他の曲をあまり知らないですが。
それに彼の作品は平均して夏ソングが多い気がします…「かざぐるま」「少女」「初恋」「陽だまり」などが典型例。
※村下さん自身九州出身だから雪とは縁がないのかもしれませんが。
題名が冬を思わせるものだと「北斗七星」でしょうけど、あまり冬との連関がない気がしたのであえてはずしてます。

「恋路海岸」といえば石川県能登地方にある海岸の名前。歌詞に「はるかなる冬の浜辺」とあるのでこれが冬ソングと判明。
ただでさえ寒い北陸地方、しかも奥能登ともなると冬の嵐が多く神々しいとも聞いています。
彼の曲は一曲一曲丁寧に作られていることもあり、歌詞を聞いただけでも瞼を閉じれば風景が浮かんでくるものが多いですが…やはりこれは寒々しいですね。
実際これも村下さんが直接現地に赴いて作られた楽曲だそうです…その意味では正統派でしょうね。
そしてこれも今はなきのと鉄道能登線・恋路海岸駅が出てきます。「幻と佇む駅~潮風赤さびた鉄格子~無人の待合室~」の歌詞がモロ該当。
ただし鉄道マニアの視点からして「カタカタと黒い電車~」はダウト!のと鉄道は非電化路線だから「気動車」が正しいです!!(爆)
…しかし気動車という言葉自体が歌詞と楽曲に合わないから「電車」にしたのかもしれませんが(おそらく苦渋の選択)
※能登線廃止前に黒いNT-100型気動車「Not-EXPRESS」が走っていたから、それを指していると思われます。YouTubeなどにもうpされているので判る人にはすぐ判るでしょう。

いつかは能登路を旅したいと思いつつ、いまだにその夢は叶っていません…そうこうしているうちに旅客減少で能登線は廃止になってしまいました。今も残っているんでしょうか?恋路海岸駅。
※能登線廃止以前に村下さんは亡くなってしまいました…もし彼が今まで生きながらえていたらどうしていたのか?答えは知る由もありません。あしからず

鉄道好きなだけに少し脱線しましたが(オイオイ)この曲で惜しいのは「能登路は雨に霞む」など、雪でなく冬の雨というのが少し奥ゆかしいですね…THE冬ソングでない!
それをいうと日野美佳「氷雨」も同じで「外は冬の雨まだ止まぬ~この胸を濡らすように~」のように心中が濡れたというかしんみりしている気分であるならば判らなくもないです。なるほどなぁ

楽曲演奏の部分で言うなら、これも冬らしいアレンジが施されていますが...THE冬ソングとは一線を画しています。これまた奥ゆかしいというか。せつなさ・しんみり気分がよく伝わってきます。
これも北陸の冬のイメージなんでしょうか…いい味出してます。

うーむ…あとは何があるんでしょうか?村下さんの楽曲は文面で表現するのが難しいからもっといろいろ聞いてみなければ。
※でももし他に村下さんの冬ソングが見つかればテーマにしたいですねぇ。


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