今年最後のクルビデンスが羽化しました(ブータン)
そして、これが飼育7代目最後の群でもあり
その内訳は、メス4頭・オス3頭の計7頭です。
*カテゴリーのクルビデンスから入ると飼育過程等が繋がります。
大きいやつは、最初から大きい
終齢幼虫と羽化時の大きさとの関係は
おおむね幼虫時の頭幅で推察できるため
頭幅の大きな幼虫には期待が高まります。
メスは、850ccのカワラタケ菌床1本孵しで
いつものような大きさです(46mm±)↓
オスの菌床リレーは
前回の記事「少しだけクルビデンス」で書いたとおり
2頭(①②)を3本の菌床で孵し(かえし)
あとの1頭(③)は2本孵しです。
①27g=蛹化5月9日~羽化6月11日
②32g= 蛹化5月30日~羽化6月30日
③? g= 蛹化5月31日~羽化7月1日
↓②③
③は終始菌床からなかなか姿が見えず
体重未測定のあまり気に留めていなかった個体です。
管理方法
温度:15度前後~27度の範囲
菌床:安価系カワラ菌床800~1500のリレー
↓カワラタケ、膜が強靭で派手なキノコは生えてこない
餌交換
:オス=菌床の白いところが3分の1くらいになったら交換
:メス=800mm1本
暴れ対策その1(幼虫期)
菌床交換後に幼虫が容器内徘徊をしたときは
フタをキッチンペパーに替えると
少し落ち着くようになりました。
↓蓋をとり、キッチンペーパーに変える
↓終齢後期
そして、10日くらいでもとのフタに戻しました。
暴れ対策その2(蛹化)
卵から8~9ヶ月ほど経過したとき、幼虫は再び暴れ始めます。
それを蛹化へのスタート信号と判断して
目減りした菌床に発酵マットを適宜MIXし、硬詰めしました。
硬詰め後、②の幼虫は翌日に蛹室作成場所が決まったようです。
③の幼虫は、二日後に見た場所が蛹室となりましたので
その信号を見逃さなければ
効率よく蛹室場所を決定させられるように感じました。
①は、暴れずにすんなり蛹室作成。
今回実践したキッチンペーパーやマットMIXは
暴れ対策として広く知られている方法です。
私のところでも確かに効果がありました。
羽化までの期間
昨年の割り出し時には卵~2齢までのものが出てきました。
「私の管理方法」ということを前置きした上えで
初齢の場合は、産卵から最低でも1か月前後経過しているものと思われます。
2齢の場合は、産卵から最低でも1.5か月以上経過していると思われます。
蛹室作成から蛹化までの期間は
21日前後と意外に単日で
いずれも上部蓋近くに蛹室を作りました。
今回の場合、蛹化への信号把握が遅れてしまい
タイミングよくマットMIX菌床に替えていれば
減量も少なかったように思います。
蛹から羽化までにかかる期間は約1か月(オス)
メスが卵から羽化までに要する期間は7~8か月。
大型オスが卵から羽化までにかかる期間は
おおよそ10~11か月ほどです。
7代目最後のクルビデンスは
現在、テネラル(脱皮して本来の色・硬度等になっていない状態)につき
まだ少し縮むと思いますが
最大で70mm後半はあると思われ
親を超えるのではないかと思います。
↓最後の7代目①②③
そして、この夏が終わるころ
昨年羽化した同腹メスと
飼育8代目に向けて繁殖開始です。
↓昨年羽化のメス
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