クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

クルビデンスとキマワリ・7

2017-03-05 23:13:24 | クルビデンス(bhutan)

今日、クルビデンスオオクワガタ(ブータン・チュカ8代目)の

割り出しを行ないました。

19度前後の温室に産卵セットを組んで

この季節に幼虫や卵が採れたのは初めてです。










捕食者の存在 

容器のフタをとり、マットを軽くどけてみると

何やら嫌な姿が見えました。

恐らくキマワリの幼虫です(以下キマワリ)。






↓ 画像左下にある穴はキマワリの坑道



一説にはキマワリ(幼虫)は

クワガタの幼虫を食さないともいわれているようですが

2齢幼虫程度の規模の食痕に

5mm程のきれいな穴が開いたものが幾つかあり

それを辿るとキマワリの幼虫は出てきますが

クワガタの幼虫は出てきません。

状況からしてキマワリに食されたと考えるのが自然です。

恐らくキマワリの幼虫は菌茎(朽ち木)だけでなく

肉食性もあるのでしょう。


↓ どちらの産卵木にもキマワリが・・・



ただ、キマワリが出てくるのは比較的大きな食痕からで

初齢幼虫の食痕からは1頭も出てきませんでした。

このことから

ある程度育った幼虫が主に狙われたように思います。


↓ 2本の朽ち木から計7頭出てきた



今回は、残念ながら幾つかの幼虫は捕食されましたが

卵・初齢・2齢合わせて15頭も採れたのと

メスがお尻から管を出して卵を排出する瞬間が見れたので

それで良しとしました。


↓産卵直後(産卵する瞬間の画像は間に合わなかった)



↑↓ 卵と初齢初期が多かった



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