元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

小林秀雄の「志賀直哉」評

2015-12-27 17:31:46 | 読書
東京新聞の山本寛斎さんへのインタビューを読んで、小林秀雄が評した志賀直哉はきっと彼のような人だったんだろうと思った。
そして志賀直哉を評することで、小林秀雄自身を語ったと。それを聞いて、芸術家やスティーブ・ジョブズやイーロンマスクなどのITでイノベーションを起こした人達も、みんな志賀直哉の様な人達なんじゃないかと。これは特別なことではなくて、芸術家の一般論として成り立つんじゃないかと思ってしまいました。

小林秀雄の「志賀直哉」評
1.ウルトラエゴイスト
ポジティブな意味でのエゴイストであり、要は周りに流されず群れず自分の信念に基づいて行動するという意味。イーロン・マスクが、彼の会社への入社希望者に面接時"Where are you?"と聞くのは、まさにこの事なんじゃないかと。あなたはどこに存在しているのか?すなわち立ち位置というか、自分が自分であるための信念というか?そう言った事を聞きたいのだろう。
2. 古典的な人、古代人の感性を持った人
古代人は現代人より五感に優れ、理性よりも感性で行動することが出来、人間として完成されていた。
3.見ようとしないでも、見る目を持った人
感性で作品を書き上げた。


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