貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

地殻中の元素の構成比[メモ]

2024-02-10 11:59:21 | お便利メモ

わからないことをわかったように言うというのは誰もがしばしば行う悪癖であるけれども(君もここでやってるではないか?) 自然科学のような欧州中世の教皇庁ばりのいやそれ以上の権威権力がそれを行うのは傲慢でありへたをすれば致命的な罪になるのであって、特に医学や健康などの分野においてはわずかな実験結果をもとに何々が善い悪いと大キャンペーンが展開されてそれがどうもアヤシイとなると取り返しのつかないことになる。(何の話だよ)
「地殻の元素構成比」とか「クラーク数」などというのも、さもわかったように表になったりしているけれど、それは推量・仮説であって真実ではない。「クラーク数」なんかに至ってはそもそもそんな概念は正式に存在しないのにそれが真理であるかのように教科書に載って試験問題に出たりする。もっともその言葉は最近は廃止されたようだけれども。だいたい地殻とは何ぞやということもはっきり定義されたわけではないし観察・計測されたわけでもない。あくまでもこれまで分析された資料をもとに推測計算されたものであって、事実かどうかはわからない。仮説を立てるのは重要なことだがそれを真実のように装ってはならない。(だから何の話だよ)

まあそれでもこういう元素はどのくらいありふれているのか珍しいのかというのは気になる。それは知的好奇心であって多くの人が知りたがるのは自然である。「地殻の岩石中最も多い元素は何でしょう」なんていうクイズに多くの人が間違えたりするのは楽しい。(楽しいか?) 
けれどいざ調べようとすると、簡単なリストはない。そもそも推計・仮説であるから「こうです」なんていう強弁はできない以上何とも煩瑣で曖昧なものにならざるを得ない。めんどい。(そういう簡単に結論を求める志向が嘘を助長するのだよw) 「このブログで前に載せたんじゃなかったかな」と探してみてもない。(記憶も怪しくなってきたねw)
で、自分でおおまかな見取り図を把握しておくために、ちと簡略版をまとめてみることにした。あくまで見取り図。数字や順番は不正確。名前は3字以内で略。(ひどくね?) 出典はウィキ「地殻中の元素の存在度」。

  【多い連中】だいたいの%、あくまで目安。
酸素 46
珪素 27
アルミ 8
鉄 5
カル 4
ナト 2
カリ 2
マグ 2

だいたい定説になっているようで、まあ「おしゃって軽そうかマグ」くらいは覚えても別に害にはならんでしょう。(君は覚えてなかったでしょ?w)

  【まあそこそこある連中】1%未満~0.1%くらい
チタン
水素
リン
マンガ

「地水燐満」とかね。(何だよそれ)

  【多少はある連中】0.1~0.0001%くらい
フッ素
バリ
炭素
ストロ
硫黄
ジルコ
タング
バナジ
塩素
クロム

ふうん。意外なようなそうでもないような。(無駄な感想w)

  【あんまりないよ】
ルビジ、ニッケ、亜鉛、銅、セリ、ネオジ、ランタ、イット、窒素、コバ、リチ、ニオブ、ガリ、スカ、鉛、サマ、トリ、プラセ、硼素、ガドリ、ジスプ、ベリリ、錫、ユウロ、ウラン、タンタ、ゲルマ、モリブ、砒素、ホルミ、テルビ、ツリ、臭素、タリ、アンチ、ヨウ素、カドミ、銀、水銀、インジ、ビスマ、テルル、白金、金、ルテニ、パラジ、レニ、イリジ、ロジ、オスミ

おやおや、ニッケル、亜鉛、銅、窒素、リチウム、鉛なんかはほとんどないんですな。これは意外。
「アンチモンって持ってただろどれだっけ」とわからなくなった。ああスティブナイト、輝安鉱でした。(ボケてきたか?) アンチモナイトという別称のほうがわかりやすいのに。(和名にすりゃ簡単)0.2ppmくらいだそうで。
中国産。ぴっかぴか。

まあ金0.004ppmが一般的な鉱物としては最稀少なんですな。やっぱ。


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