貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ラ・バール鉱山のフローライト(絶産)

2024-04-07 09:26:48 | ややレア

フローライトは守備範囲外なのだけれど、かねてより心惹かれていたラ・バール産のものがハッピー・ギフトさんで比較的お安く出ていたので、それでもあちきには高いのだけどどうしても欲しくなってゲット。
緑の入らない青と黄色がとても美しい。ゲットできて嬉しいからたくさん貼る。透過光です。





ラ・バール鉱山は、フランス共和国オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ピュイ・ド・ドーム県リオン郡サン=ジャック=ダンビュール市にかつてあった蛍石鉱山。
La Barre Mine (La Martineche Mine), Saint-Jacques-d'Ambur, Riom, Puy-de-Dome, Auvergne-Rhone-Alpes, France.
リオン郡は、フランス人の間では「ド辺境」というイメージがある都市クレルモン=フェランから北へ20キロほど、あの悪名高き政府があったヴィシーは北東へ40キロほど。というとひどく聞こえるけれどそれは人間界の問題であって、自然的には「中央高地(マシフ・サントラル)」に属する自然豊かな地。ピュイ・ド・ドーム(標高1464m)を筆頭とする火山群があり、多量の降雨と地下浸透によって「ボルビック(Volvic)」が生み出される「水の故郷」である。
ラ・バール鉱山は mindat によると、
《ミグマタイト[変成岩と花崗岩質マグマの混成による片麻岩状岩石]中の大きな蛍石・石英鉱脈が稼働していた蛍石鉱山。1918年から1948年までの操業により、8万トンの鉱石が生産された。2000年以降坑道は閉鎖され、ズリだけが残っているがその捜索は禁止されている。この鉱床は、特に石英上の青い結晶(黄色の「ファントム」を伴う場合もある)の素晴らしい蛍石標本でよく知られている。》

絶産ものなので「見掛けたら買っておけ」の部類と言えるかもしれません。

しかしなんかどこもかしこもフローライトだらけですねえ。ブームですか?
某有名店なんかも以前はそれほどではなかったのに最近はやたらと増えている。お宅の活躍してほしいところはそこじゃないんだけどなあ、と文句の一つも言いたくなる。まあいいんですけど。


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