貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

たまのしずく ハイアライト

2022-10-09 11:00:42 | 単品

無色透明です。
遊色はありません。
蛍光します。

で?
という感じで、ハイアライトにはあまり関心はなかった。
ところが、ミネラルクエストさんのサイトで、どどっと出た。そのうちの一つが妙に目を引いた。ころころっとして透明なものが固まっている。値段も高くない。で、ぽちっ。

メキシコ産。この一つ飛び出した丸い玉が何とも素敵。

ハイアライトの売りである蛍光は、鮮やかな緑で出る。ウランなどが微量に含まれているせいらしい。この色はとてもいい。

和名は玉滴石。いい名付けですねえ。珍しく。(また悪態を)
「ぎょくてきせき」だけど、あちきは「たましずくいし」と読んでいた。今もそう読んでいる。
たまのしずくか、しずくのたまかわからないけど、水滴がそのまま固まったよう。
実際にシリカ水溶液がぽたりぽたりと落ちて固まったのではないかと想像したけど、よくよく考えるとぽたりぽたり落ちたらこういう形にはならない。
じゃあどうやるとできるのかと考えたけど、よくわからない。
mindat さんいわく。
《ハイアライトは、シリカが気相から沈殿する火山性およびペグマタイト環境で、球状・ぶどう房状の塊、ないしは不規則な外皮状物として発生します。》
温泉沈殿性という話もあって、日本の立山温泉で出たことがあるとウィキペディアにはある。地上環境でもできるの?
やっぱりよくわからん。
あちきは形よりは色に浸るほうだけれど、この形は魅了されました。

しかしオパールで透き通っているのに遊色がないのはなぜなのか。それも不思議。
そもそもオパールの遊色というものが、いや、オパールという石自体が、どうもよくわからない。プレシャス・オパールはなんで「最密充填構造」なのに結晶しないの? 遊色の色の違いはどうやってできるの? コモン・オパールは「最密」じゃないのならガラスとどう違うの?
まあそのうち再挑戦しましょう。いや、しないかな。

ついでに。これはミネラのフェスタで買った200円のオパール。透明だったから面白そうで。

黄色っぽい。そしてゴールデンのシラーが出る。シラー? 何ですかね。
紫外線では薄青緑に光る。



ハイアライトのなりそこないかと思ったけど、違うみたい。ちょっと変わり者で面白い。

オパールというのは奥がやたら深いし、七色発光ならあちきはレインボー・ムーンストーンのほうが好みだし、先に進まないようにしようっと。


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