貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

プレナイト・ボウフラ入り

2021-11-23 17:31:39 | 単品

前にもちょっと触れましたけど、カミさんのちょっと変わった趣味の石がありまして。
こういうプレナイトです。

実物はもう少し暗い。
「淀んだ水溜まりにボウフラがわいているみたい」なのが好きなんだそうで。
Stone of Wakou さんで1780円とお安かった。

プレナイト(Prehnite 葡萄石) Ca2Al2Si3O10(OH)2。
カルシウムとアルミニウムのケイ酸塩でなぜか水酸基付き。繊維派(イノ)と平面派(フィロ)の中間だとか。意味わからん。
名前は発見者のオランダ人プレーン男爵から。変なところにhが入っているのは蘭語のせい。最初に人名が付けられた石だそうで。
ちなみになぜかウィキペディアにはプレナイトの項目がない。誰か書いてください。

ふつうは丸っこい、それこそ葡萄のような結晶で売られています。明るい緑で本当に葡萄みたい。
しかしそれではつまらん、と。濁りを含んだ重めの色で、エピドートの針状結晶がインクルージョンとなっている、これがいいのだ、と。
で、こっちは誠安さんの1000円バーゲンで買ったブレスレット。やはりボウフラ入り。


表面が少しつや消しみたいになっていて、ますますどよーんとした感じ。ううむ。

けれど、どちらも強い光を透過させると、とても美しい。



あちきはあんまり心揺れない。面白いとは思うけど。
「好きずき」という単純な警句(か?)があるけれど、人が何を好むか、何を美しいと感じるかは、本当に千差万別。純粋な結晶じゃなきゃいやだ、という人もいる。地味な石を好む人もいる。緑が好き、赤が好き、という好みもある。まあそれぞれ。
純粋結晶派は、いわば大トロ好きですかね。(また食いもんかよ)地味石派は、コハダとか地場の貝とか。まあ寿司屋へ行ったら大トロばかり食ってないで、ほかのものも食べてはいかが、と。(余計なお世話だ)うーむ、たまには大トロ食いたい。
(え? 大トロで終わるのか?)


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