姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

元プロ野球選手 古田敦也の頭脳

2019年03月19日 | 人生を豊かにする法則・姫先生のつぶやき

メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」 3月15日号で紹介した内容です。



先日、うちのマイペースダーリンが録画していた

プロ野球関連の番組を見ていました。


野村克也さんの特集でした。


野村さんの野球はID野球(Important Data)


徹底したデータをもとに、その読み方とともに

具体的な指導を行いました。


低迷していたヤクルトを優勝まで導いた

野村さん。


当時、捕手だったのが、古田敦也さん。



野村さんは

自分も捕手出身であることで

徹底してデータ分析から導き出した

場面に応じた配球の方法を古田敦也に

『具体的に細かく徹底的に』

教えたといいます。



膨大なデータに基づいた投手、バッター、場面別の

配球方法・・・

一体、何パターンあるんだ!というくらいの数です。



古田捕手は真面目にそれを

学び、実践し、捕手として大成長します。

それだけではなく、バッターとしても大活躍!


しかし

野村さんは、バッティングに関しては

特に直接的な指導はしていないそうです。


野村さんは、番組の中で

古田敦也について

こう話していました。


「古田には、捕手としての配球を教えただけ。

しかし、古田のすごいところは

それをバッティングに応用したことだ」



能力や実力を分けるのは

まさにここ。



『具体的な配球のやり方、方法』から

『抽象度を上げる思考ができるかどうか』




これが

レジリエンスコーチ養成コースで

口が酸っぱくなるくらい

伝えている

『具体⇔抽象』の思考の行き来。



やり方を教えてもらって

それをやればいいんだという人は

脱落していくコースです。


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具体的なことがらから

本質的な共通法則を

見つけ、

それをまた

別の場面で具体的にできるかどうか

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では、

共通法則を見つけるには

どうするか?


まずは具体的なことを

とことんやるということです。

そして、

痛い思いも

うまくいかない体験もして

そこでの気付きを

活かしていくということを

くりかえすだけなんですよね。



そこから

やっと共通原則が見えてくる。


3年A組の菅田将暉も

言っていますね。

『恥もかかずに強くなれると思うな!』



究極のところ、自分で体験し

体験から考えるということです。



自分で思考できない人は何をするか?


人が作り上げたものを

ちょっと色つけて

オリジナルです!と言いたがる。

よくて見てみると

自分で構築したものは

何一つない

なんてことも。


または

抽象度を上げることが必要なんだ

という知識を得ると

今度は

『抽象度の上げ方』

なんていう「具体的な方法」を

知りたがる。


いずれも

本末転倒です。


愚直で泥臭いことをやる。

そこから生まれてくるものは

その人にしか

語れないものとして

本当に相手に伝わっていきます。



あなたは

本当に思考していますか?

愚直に行動していますか?

安易に誰かが作り上げたものを

使うだけなんてこと

してないですか?

 

ま、それも一つの生き方ですけどね。

 

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