円環時間と直線時間とコーチング

こんにちは
（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
桑原朱美です。

今日のテーマは
「円環時間と直線時間とコーチング（NO.1302)」です

※2020年に書いた記事を再編集してお届けします。

■人生の中の2つの時間概念
私たちは通常、「円環時間」と「直線時間」という
二つの異なる時間観に基づいて日々を過ごしています。

●円環時間
自然の循環や生活のルーチンに基づいた時間の流れです。
日本の文化に深く根ざしており、季節の変化や伝統的な行事によって象徴されます。
この時間の流れは、規則性と安定性を提供し、私たちにリズムと調和をもたらします。

●直線時間
時間を有限ととらえ直線的で一方向に流れる時間の概念で、主に西洋の文化において強調されます。
直線時間は一般的に「過去‐現在‐未来」とされていますが、
コーチング的な思考では、

「未来－現在－過去」という視点で時間をとらえます。
まず望む未来を明確に設定し、

そのビジョンに基づいて現在の行動を選択する考え方です。

さて、私たちが豊かな人生を生きるためには
この両方の時間観を上手に活用することです。

円環的な繰り返しによりコツコツとした積み重ねがあり、
直線的な思考により目標に向かって成長し、進化していきます。

「未来から現在へ」という時間の考え方には、いくつかのメリットがあります。

◎目標や夢を明確にすることで、私たちの行動や選択に意味と方向性を与える
◎未来を先に考えることで、より積極的で創造的な行動を引き出すことができる
◎逆算することで、自分自身の可能性を最大限に引き出すことが可能となる

直線時間では、ビジョンや理念にそって、その有限の時間の中でできる「最大限」を考え、成長していこうとします。

ただ、どんな未来を想定するかで、行動は変わります。
こうなったらどうしようという思考で想定するのか
これをやり遂げる！という思考でを想定するのか

同時に、円環時間の概念もまた、私たちの生活に必要な要素です。
日々の習慣やルーチンを通じて、安定性と持続可能性をもたらし、
コツコツと積み重ねることの大切さを教えてくれます。

■2つの時間概念を上手に使う

これをする！という目標を設定し、
直線的な思考をベースに「未来からの逆算」をする
そのために、日々、コツコツと続けていくことを円環時間で継続する。

自然界の流れによりそって時間を生きていく
春が来て、夏が来て、秋になり、冬になり、また、春が来る・・・

ただ、この円環は
同じ場所で同じことばかりを繰り返しているのではなく
直線思考における成長の視点にリンクして
螺旋階段上に上昇していくのです。

そんなイメージでとらえてみましょう。

ビジョンを掲げ、新しいことにチャレンジする傍ら
コツコツとやり続けていくべきことも、嫌がらずにこなす。
その積み重ねが人生となるのかなと思います。

人間は、その人生を閉じるとき
やってしまった後悔より
やらずにいたことを後悔するといいます。

直線思考と円環思考を使って
のびやかに、そして豊かな広がりの時間を
過ごしたいですね。

それでは、今日も素敵な1日を！

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