非言語は言語を超える

2022年05月10日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「非言語は言語を超える」です。

2017年に神木隆之介さんが主演した
「3月のライオン」をご存じでしょうか？

彼はこの映画で、神木隆之介さんは、
桐山零という棋士を演じました。

当時のネット記事で
神木君がこの映画のために本当に将棋を学び、
初段を取ったということが話題になっていました。
https://www.shogi.or.jp/news/2016/09/3.html

将棋の映画ということで、将棋の対局シーンも
「台本どおり」映像で撮るのですが、

映像で撮ればいいのだから、将棋の一手一手の意味を
役者が理解していようがいまいが、
正直、関係なく撮ることもできますよね。

意味を理解する時間も相当かかりますし、
そこまでやらなくても・・と思ってしまいます。

そのことについて、映画を作った監督が、
こんなことを話していました。

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確かに、単に映像を撮るのであれば、
そんなことまでする必要はありません。

しかし、その意味を理解して
一手一手を打っているのか
ただ、演技としてやっているのかでは、
伝わるものが違うのです。

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役者にしてみれば「対局をしている」という演技です。
観客にしてみれば「対局している」という「シーン」です。

映画の中では
「神木はこのために初段を取ったんだ」とか、
「一つ一つの手の意味も理解して対局シーンを撮ったんだ」とか
そんなことは当然語られません。

なのに、神木君は、なぜ初段まで取ったのか？
それは「その映像から伝わる迫力が違う」から

「迫力」「緊迫感」って、非言語。

その演技に非言語でのっているものは、
確実に私たちに伝わり、「感動」を与えます。

私たちは、このように、「言語」そのものより、
「非言語」といわれる不思議な「何か」に反応しているのです。

映画に限らず、日常の人との関わりにおいても、
言語より非言語がより強い影響力を持っていることは
だれしも経験的にあるのではないでしょうか？

「好きよ」って言っているけど、なんか違う。
「頑張ります」と言っているけど、目が泳いでいる。
「私はこれをしたいんです」というけど、腰が引けている。

子どもたちへの指導も同じです。

やり方はわかっているけど
スキルの本質を理解していない人と
自分が本当に体験して、実感した学びをした人では

やはり伝わるものも
導き出す教育的成果も違います。

明日はこの続きをもう少しお話しします。

それでは、

今日も、素敵な1日を！

p.s.

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この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年3月14日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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