彦中三八ブログ 

彦島中学校を昭和38年3月に卒業した同期生のためのブログ。 掲示板「彦中昭和38年卒同期会」にもお立ち寄りください。

大連神社

2011年02月15日 11時53分04秒 | 神社・仏閣
地図を見ると赤間神宮の右奥に大連神社と記された神社があるのです。
Y君に教えられるまで、僕は大連神社のことは知りませんでした。

大連? 中国の? 中国のだったら戦前まであったであろう神社って
ことになる。それがどうして下関に?

僕にとっての大連は二十代になったばかりの頃に読んだ清岡卓行の
「アカシアの大連」と「二十歳のエチュード」の原口統三の大連です。

書きながら、おう読んでから四十年も経っているのかと驚きます。
読み返してみたいと思いましたが、もう僕の周りには感想を言い合える
友がいません。寂しいことです。

まあ、とにかく大連神社に行ってみようということになったのです。

大連神社は地図上では国道9号線から直接行く道がありましたが、
行ってみると、赤間神宮の境内の一画にありますので、赤間神宮から
直接に行けました。


大連神社は普通僕達がよく見る神社らしい建物と、古くて素朴なと
いうか古式豊かな(?)建物の二系統で構成されていました。


こちらの方が「古式豊か」な方で、


これがその由来です。


こちらが、「よく見る神社らしい」建物で、


これがその由来です。

そうです。あの中国の大連にあった神社でした。
このような神社が、ここ下関にあったことを全く知らなかったことに
ふるえる思いでした。

歴史的・政治的な意味合いでの大連のことは関知しません。
かって何十万の日本人が大連に関わり、この大連神社を思い出や
記憶の基点にしている人も大勢おられると思います。

全国いたる所からこの大連神社に寄付をしていることが、石に刻まれた
記録から分かります。
戦中・戦前の大連に育ち、当時の大連を懐かしむ人は、七十五歳以上に
なられています。
後、十年も経つと戦中までの大連を語る人はほとんどいなくなります。
大事に守っていただきたい神社ですね。


社務所の方に申し込むと、この資料室の中に入れるそうです。

by K

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