南風泊（はえどまり）のヒバリ

彦島にある南風泊（はえどまり）地区は、主に水産物の加工工場を
集積しようと企画され、埋め立てられた所です。

高度成長期は全国の自治体が、造成や埋め立て→企業誘致→税収拡大
と考えたものだから、たちまちにして埋め立て土地の供給過多になりまして、
どこもかしこも雑草が生い茂る空き地だらけになってしまっています。

南風泊も三分の一は空き地になっています。それらの空き地のそばを通ると、
最近なにやら小鳥の鳴き声が騒がしいのです。一羽で三羽分ぐらいの
騒々しさなんです。

自転車を止めて、一分ぐらい捜すのですが、姿は見当たらないので、
うっちゃっていたのです。が、先日簡単に見つけることができて、撮影
できたのです。


この写真を撮った時、もしやと思ったのです。この鳥はヒバリではないのか
と思ったのです。


このタテガミというか前髪というか冠というか、まさしくヒバリでは
ありませんか。


去年、阿蘇の大観峰でヒバリを見た時、懐かしいなあ、子供の頃彦島でも
ヒバリを見たよなあと思ったのですが、なーんだです。彦島にもいまだに
いたのでした。これなんぞは15歳の新人不良、ヤンキーのリーゼントを
思わせますね。


小さい時にヒバリの鳴き声までインプットしていなかったので、
再発見が遅れたのだと思います。
しかし、ヒバリは生意気な鳥です。前髪をなくして久しい僕には、
これよみよがしの前髪に映ります。


春ですね。西山海水浴場の突堤の柵にとまっていたテントウムシです。
半径50ｍには草木が全くない所にとまっていました。
もうちょっと餌のありそうな所にとまった方が良かったんじゃない？と
話しかけながら撮った一枚です。

by K