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震災で中国の世論が変化、日本に対する同情と敬意が広がる―米紙

2011年03月21日 08時35分24秒 | ニュース
2011年3月19日、東日本大震災により、中国で日本に対する同情と敬意が反日感情を覆うように広がっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版が伝えた。

記事は、11日に発生した大地震と津波による壊滅的な被害と、福島第1原子力発電所をめぐる危機がもたらす不安と恐怖に襲われている日本人に対して、世界各地の人々が関心と支援を示していると報じた。その中でも特に、多くの国民が日中の歴史からくる反日感情をかかえている中国でも同様の反応がみられることは注目に値する。

あるポータルサイトの編集者であるウッディ・ワン氏は、「日本と中国のあいだでは、歴史は歴史、現実は現実。両者を混同してはならない」と述べた。震災後という非常時にも秩序を守り、移動の際にも大声を出さず、並んで食品を買うことのできる日本人に対する敬意を強調する報道も多い。

たった6カ月前、中国のネット上には、尖閣諸島をめぐり中国漁船の船長を逮捕した日本に対する攻撃の言論があふれていた。今回も、一部の中国人が日本の被災を喜ぶ書き込みをするなどの現象がみられたが、すぐにこれらは他の中国人ネットユーザーによって批判の的となった。(翻訳・編集/津野尾)
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食料配給は日本人も中国人も平等、中国人研修生が震災時に知った日本人の暖かさ―中国紙

2011年03月21日 08時16分50秒 | ニュース
2011年3月16日、新京報は、東日本大震災に被災した中国人研修生に対して示した日本人の心遣いを取り上げた。

宮城県石巻市で被災した浙江省温州市出身の中国人研修生・郭玲玲(グオ・リンリン)さんは、他の中国人研修生たちと石巻市内の避難所で生活している。非難当初、停電、断水が続き、ほとんどの店も閉まっており、生活に不便を強いられていたが、食事が最も大きな問題だった。

郭さんは、新京報の取材に対し、日本政府からの食料と水の配給が不足してどうにもならなかったとき、瓦礫のなかから食べ物を探して食べていたと話した。「大きなスーパーがあって、(スーパー跡で)たくさんの袋詰めの食品が土砂の中に埋まっていたから、それを掘って、洗って食べた」という。

郭さんはまた、地震発生後、日本人も同じようにお腹がすいて喉が渇いていたはずなのに、私たちに野菜や食品をくれた人もいた、と語った。取材中、ちょうど何人かの日本人が、中国人研修生に食品と水を届けていた。郭さんによると彼らはスーパーのスタッフ。「毎日私たちにも無料で食料を届けてくれる。日本人であろうと中国人であろうと、平等に配給される」という。(翻訳・編集/津野尾)
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