『ためぞう』
(DF2のためぞうの弟。
親父さんが、名前付けるの適当すぎた・・・。)
・ 身長は日本人の平均値。
・ 史上最高の生存力と、逃げ足を誇る(自称)。
・ 近年、更生して、
がんばれるヤツになった。
本来、ストーリーすら完結していない、
『元祖 ためぞうの冒険』から、
奇跡的に、復活。
「二代目 ためぞう」として、
チャンスに溢れた甲斐・信濃の地に、
生を受ける。
偉大なるお父さんと、
誰からも、いつも比較され、
次第に性根が歪み、髪を金髪に染めたりして、
グレてみたりした。(かまって欲しかった。)
『ひがみ』、『妬み』、『大ボラ吹き』の、
三大ダメ男として、
父の遺伝のパワーと、実家の力に頼って、
特に何もせず、だらだらと生きてきた。
当時の趣味は『覗き』。
主人公を目指していた事も忘れかけていたが、
何を思ったのか、勇者になりたい一身で、
魔王の庭に勝手にあがり込み、
どギツイ説教を食らった上に、
戦って倒されるか、
使いっ走りになるかの選択で、
無難に、子分になる道を選んだ。
それからは、魔王の四天王として、
およそ五千年もの間、
セコイ悪事を働いては、
暴れん坊大将辺りに、成敗される日々を送る。
が、懲りずにコツコツ積み重ねた悪事で、
もはや、勇者になりたい冒険者どころか、
公園のガキにも相手にされなくなった。
そこに魔王軍四天王としての、
風格など存在せず、
堂々と、街中を歩けるような、
空気のような存在として、
夜霧に紛れて、女湯を覗いていた所を、
また暴れん坊大臣辺りに成敗されて、
山のような敗北を築き続けた。
運がよかったのは、その暴れん坊が、
将軍様ではなかった事で、
あんな大物に成敗されていたら、
今のためぞうは、なかっただろう・・・。
当時から、びみょ~に悪運というか、
ピンチにラッキーを引く力は持っていたようだ。
鳴かず飛ばすの人生が続いて来た彼だが、
転機は突然訪れ、
キラメキな方向へと、流されていく事になった。
世界美少女ランキング1位を、
更新し続けている、
聖クラウス学園のアリス会長さんに、
気に入られ、
そこで人生の全ての運を使ったと言っても過言ではない、
学園ライフがスタートする事となった。
まるで生まれ変わったように、
年齢が16才となった、ためぞうは、
長崎ドラゴンタウンに住む、
エリスねーさんの家に、気が付いたら住み着いていて、
その弟分として、上手いこと収まったのである。
数多の詐称疑惑の中、
ギャラクシー級の狭き門を潜り抜け、
用意されていたように、聖クラウス学園の三年時編入が決まった。
その受験難度は世界屈指で、
100点満点の問題では、
最低500点は取らないと、合格ラインにも達しないという、
偏差値450オーバーの、
有り得ない狭さの、窮屈な門の先に在るとされる、
新世紀・覇者伝説的な学園であった。
人生が、360度以上変わった ためぞうは、
まるで、スーパーデトックス効果のように、
溜まりに溜まった、悪い老廃物が浄化され、
甘酸っぱい青春、真っ只中の、
青くさい男子学生へと、見事に転身を果たす。
今の彼の目標は、
『世の中の為になるコト』と、立派になり、
キラメキ青春ライフを夢見て、
夢落ちで終わらないように、細心の注意を払って、
バイトに学業に、精進する清清しい人生を送っている。
とても、丸くなったし、
優しさと痛みのわかる、いいヤツになったのです。
今、最も気にしているのは、
変な冒険に旅立って、
「今まで、応援ありがとうございました。」という、
いわゆる打ち切りな展開に、恐れを抱き、
慎ましくも、健気な生活を送っている。
誰から見ていなくても、頑張れる、
努力家になった事には、
おねーさん的立場にある、
エリスさんも、驚きを隠せないでいるという・・・。
エリスねーさん「す、すげえな!! ためぞうッ。」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます