ダークフォース続き(仮)新規です

ダークフォースDFと続きに仮セカンド。
新規とDF追加再編です

なんとなく第1話

2021年10月13日 20時50分13秒 | ためぞうの冒険 リサイクル

「おはようございます」

銀色の髪にブレザー姿の女子高生のあいさつに

こう返すのは同じ制服を着た女子。

「あら、おはよう、サフィリアさん」

「お、おはようございます、アリス会長」

会長と呼ばれたその娘は、
有り得ないくらいの美貌を誇っている。

蒼い瞳にプラチナブロンド。

見るからに北欧系の美少女で、
サフィリアと呼ばれた子も可愛さは世界ランキング級の美少女だが

アリスのそれは

美しいという言葉では喩えようもなく

グランプリ王者級だゾ!!(連続防衛中)

世界女王に美の女神が重なるほどの

絶世の美少女である。

 

  さわやかな朝日に照らされる日常に、

非現実的なほど神々しい光景が

この九州の一地方自治体にて繰り広げられていた。

 

ナレーション

  時は西暦20XX年ッンーーッ!!

人類は世紀末を波乱とともに向かえ

かつてなく巨大な壁であったッ

  『不景気』......というゥゥ

雲を突き抜ける程に高い試練をォオ
乗り越えようとしていた
新世代を生き抜く若者たちの姿をォォオッ

ハートフルに描く五つの物語であるーーッ!!
(ここは息継ぎなしでお願いします)

 

  第一話「ためぞうの冒険」

 

ためぞう「オッス!オラ、ためぞう
貯めるに蔵と書いて『ためぞう』だぞ。
オラは願いを叶えるために
このビューティーフォーッな朝の光景を

覗き見てるゾ。


ためぞう「えーっ、当方16才(を実年齢はとっくに過ぎております)ですが

『王様から魔王の討伐をなどなど頼まれ、金貨100枚もらったりしてないんですが』

......甘酸っぱい冒険したい年頃です」

 

ためぞう「............。
     間がもたんです」

ためぞう「美少女はいい

美女もイイッ!!
オレは世界で一番の夢の桃源郷を夢見る

高校一年生なんだからな

しかしオレの十六年の人生経験が語るのは
この後に『ためぞうの冒険 おしまい』か、

次週最終回

『ためぞう、時の流れの最果てに』だ

理由は簡単

タイトル表記ドンッ!!のあとに

オレ一人しかしゃべってないからだYOォ!」

ためぞう「............。
ろくな山場も見せられず

すまないと思っている

美少女一人も登場させられない
理想の桃源郷を覗き見しているだけの男に
世界の1グラムすら語る資格はないということくらい

わかってはいるのだよ

だが、

ここでは終われん終わりたくないのだよ!

誰か~出てきてくださァーーーいっ」

 

マイオスト「やあ!」

そこにくすんだ銀髪の男

    マイオストが現れた!

ためぞう「出てきかたが

LV上げのザコっぽい感じが薫ったが

アリガトウ、ゼロよりマシだよ!

1+1は一人じゃないぜ!さらば孤高」

マイオスト「いや~
過去のためぞうの冒険「エピソード-ゼロ-」がボツったら
私が長年憧れ続けて

もはや過去の武勇伝になりかけてた

大人の女になったもんだよの

我が嫁のハインウィンドは降板してたからね」

ハイン「嫁いうなぁ!」

ハニーブロンドのナイスバディ

大人のビューティー感溢れフェロモン漂う謎のヒロインが二人の前に姿を魅せる

マイオスト「同窓会?」

ハイン「オメー、しめサバにすんぞッ!

視聴者おいていく話すんなやッ

エピソードゼロの序章掘り返してたら、

一話切りされちまうだろうが!

数字に支配されたきゃないけど、

コンマ1%稼ぐ裏方さんの苦労を知らないってなら、なけなしのキャリア捨ててでも初見さんのありがたみと言う

優しさといたわりに満ちた愛を

一から学んで来な!」

銀髪男にそういい放つなり彼女は

さりげなく時空の狭間から

コミック『放送課長 山耕作』の全128巻を魂の教本として丁寧に取り出した台車付きカートに積み上げる。

マイオスト「うん、電子書籍で読破頑張るよ!」

ためぞう「......いや、
オレ、マジで共学の高校とか通ってみたいんで

路線変更しないでね!

子供が生まれましたの写真が入った年賀状を、
結婚しました、のハガキもらってないのにもらったりするのは
もーちょっと先でいいんで」

マイオスト「もらったw」

ためぞう「マジか!!」

ためぞう「......。
路線変更はなしでお願いします。

お二人は、新婚生活を楽しんでてください。」

マイオスト「そだね。」

ハイン「ぶっ飛ばしていいか?
    お前らを」

マイオスト「おいおい、
やめてくれよハニー
人前じゃないか、ハッハッハー!」

 

マイオストは、
お星様になりました。

 

ハイン「次は貴様だ」

ためぞう「一度だけでいい!
チャンスをくれ......。

通ってみたいねん」

ハイン「............。
まあ、いいだろう

過去の弟子に機会を与えるのも
師であった者の務めであろう

あとはまあ、
何とかがんばれ。」

ハインはそう残して

スーパーの方に向かって立ち去って行った。

ためぞう「ポイント10倍デーか

......いかん流されるなオレ
握ったチャンスを無駄にするな

リサイクルキャラの巣窟の同窓会には

あの伝説の世界樹の中心のツリーの下で
平成20年前後生まれの新キャラの子に
告白されてからでも遅くはなかろう」


次回、ためぞうの冒険

第二話

   「入試」


ためぞう「そっからかよ!!」


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