歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

王将の心得について

2017-02-24 09:24:13 | 日記
秀吉、家康の2人の天下人に仕えた細川忠興。
明智光秀の娘細川ガラシャの夫として有名だが、2人の天下人に、その戦功を評価された名将なのだ。

ある時、忠興の息子忠利が、父に対し、次のように問いかけた。
「父上、これから私は部下に対し、どのように接し、臨めばよろしいでしょうか。」

忠興は、温かい眼差しを向け、答えた。
「部下は将棋の駒と思うのだ。
将棋の駒には、それぞれ働きがある。重役や武功の大きな部下は、飛車や角である。藩の経営を支える家臣は、金や銀じゃ。
それぞれの現場を切り盛りする者たちは香車、桂馬といえよう。」

「確かにさようでございます。」
「しかしじゃ、王がいかにすぐれていても飛車、角がいなければ駄目だ。優れた飛車、角がいてもそれを支える金、銀がいなければ組織は成り立たぬ。
将棋と藩の経営は、同じなのじゃ。」

「はい」
「そしてじゃ、何より大事にしなければいけないのは歩だ。歩を軽んじる王は、必ず窮地に陥る。決して歩を軽んじるでないぞ。」

「かしこまりました。どんな軽輩の者でも、おろそかには致しません。」
「それこそ、王将の心得じゃ。」

この心得こそ、江戸時代を無事に乗り越え、
現代に続く細川家の礎となったのではなかろうか?

皆さんにおかれましても、
上手に部下を管理してらっしゃいます。
部下を管理する皆さんの心得を、ぜひ教えて下さい。



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