歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

あらゆる人が絡む成年後見のシステム

2011-11-11 08:41:16 | 日記
 高齢になり、判断能力が衰えた方のために成年後見制度というのがあります。成年後見人になった人がご本人に代わり、銀行からお金をおろしたり悪徳業者と契約を結んでしまったときのために契約を解除できる制度です。我々のような専門家は、生業として成年後見人に就任することがあります。
 身寄りのないお年寄りや、親戚はいても諸事情により疎遠になっている方の場合、いろいろな方面からいろいろな支援が入ります。まず、介護関係の会社の方が身の回りの世話をします。そして市の高齢者担当の職員が事務的な処理をします。さらに社会福祉協議会(社協)の方が、金銭等の管理など我々が成年後見人に就任するまでの間のつなぎのための処理をしてくれます。
 一人のお年寄りを支えるため、たくさんの人が絡んでいるのです。日本は、こういったシステムがきっちり整っているのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする