響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

「プリペイド・ピアノ」とトイピアノ

2008-08-12 | YouTube
ところで、鍵盤ばかりがトイピアノの親戚ではない。音色からすれば、ビブラフォンなんかが本来近いわけだ。マリンバなんかも仲間である。そうなるとますます現代音楽チックな感じになってくる。そこで気づいたのが──

Suite for Toy Piano - John Cage

ついでにジョン・ケージといえば、そういえば「プリペイド・ピアノ」というものがあったのだった。プリペイド・ピアノというのは、グランドピアノのアクションにいろんな物をはさみこんで、こすれたり、音がくるったりと、雑音を混ぜたり狂いをしかけたりして、ホンキートンクよりも積極的に「準備=プリペア」したピアノである。ジョン・ケージは、こういうピアノを考えて、そのための曲を書いているのである。

しかしこういうものまで含めていては、これはきりがないぞ、ということに、クラシックイタチも遅ればせながら気づいてきた。たとえばハープシコード(チェンバロ)とか、こないだ初めて弾いたハープだって、かなり鍵盤っぽい。大正琴はどうなるのか、などなど、人類に遺産の中には、案外鍵盤楽器というのが多いのであった。

[トイピアノ最新事情 大特集]
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