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響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

日本刀に恋して、表千家

2014-11-14 | 邦楽(伝統芸能)


日本刀に恋してという番組をみて、そのあと京都の裏千家、表千家の番組をみた。日本刀のほうは、「研ぎ」の分野にフォーカスした、非常に最先端的なコミュニティの紹介だった。むしろ科学者に通じるようなほがらかな、このみち一本なひとたちであった。つづいてお手前は、京都はこういうしきたりがあるということを、何百年続けていますという話で、実際、こういう場所へカメラが入ったのは初めてだっただろう。

いずれも古い番組で、有料で公開されているのだった。

バカ親1は、これはもう京都の戦略であると。千利休の提案した価値が生きているのは3代ぐらいであって、あとは何百年続いているということ自体が明かに価値だよね、と。

するとヒビキさん、「それが伝統芸能というものだよね」との発言。
はい、その通りです。

番組終わって「日本刀はいいけどお茶のほうはあんまり好きじゃないな」
だそうです。

うーん、奥が深いねえ。(なにが)

戦場のメリークリスマスは邦楽である。

2014-09-08 | 邦楽(伝統芸能)


ヒビキさんは、うっかりすると忘れてしまうが世代が違うので「戦メリ」とは言わないのであります。戦場のメリークリスマスは傑作で、いい曲なんだそうです。

「戦場のメリークリスマスは邦楽だよねー」
「えっ? なにがどこが?」

ちなみにヒビキのいう「邦楽」というのはど邦楽、つまり長唄とか歌舞伎やお能の後ろでやってる音楽のことであります。

「だってあれ(レミレラレ)のところを三味線、ポンポンと鼓だと思って聴いてみー」とヒビキさん。
うーん。むずい。
「ところで、あれどういう映画なの?」とヒビキさん。

きたきた、映画のほとんどが映画音楽とすり替わっているヒビキさん。映画はたぶん断片的にしか見たことがないのであります。だけどそう言われてみると、大島渚には失礼ながら、音楽のほうが不朽のような。

「映画音楽が名作で、長く聴かれていて、映画のほうはそうでもないということは、やっぱりあるよね」
と母親はごちゃごちゃ。で、ついでに「Calling you」をひとふし。

「知らない。ま少し知ってるかも。で?」
「たとえば『バクダッドカフェ』なんか、ヒビキでなくとも音楽しか覚えてないし。けど、それでも音楽が記憶に残ってると、映画が再映されたりするんだよね」
ごく周辺的な情報だ。



という話をしたのが日曜日のことで、明けて今朝、ふと湿った初秋のグレーの空を眺めながら、その空気を切り裂いて私にもその「ポン」が聴こえてきた。いや、想像力のなかで。……なるほど、確かに邦楽かもしれないのであります。レミレラレのところをさほど持続音でなく、弾(はじ)いていると考えれば、まさしく三味線、そのうたいはじめの息の合いかたも、まさしく邦楽。そこへポンと、湿った空気を切り裂けるのは、邦楽か仙場師匠のパーカッションをおいてはあるまい。







尺八+三味線と弦楽四重奏の共演@ヤマハホールへGO!

2013-04-05 | 邦楽(伝統芸能)
Encounter
クリエーター情報なし
Heart


先日は(ちょうど師匠と先輩方のジロキチ日にかぶってしまった!)
お誘いをいただき、尺八+三味線と弦楽四重奏の共演を聴きに、ヤマハホールへGO!

HIDEHIDEというグループ↓
HIDEHIDE Official Web Site
というかバンド? ユニット? で、尺八の石垣秀基さんという方と、中棹三味線でベーシストの尾上秀樹さんという二人とも若いコンビで、オリジナル曲や邦楽、さらにロシア作曲家のクラシック曲などを尺八と三味線にアレンジして演奏しているようである。

でもって感想というかですね、尺八がとても印象的でした。それからヤマハホール、弦楽四重奏の音響が抜群!すごいクリアで、2階席だったのですが、一つ一つの楽器のわずかな音量も非常に明瞭に聴こえてきました。

ヒビキ、この新しい「和」というコンセプトを解明しようというのか、特に序盤、すごく熱心に聴き入っていて、バカ親どもは、ちょっとびっくり。

クラシックイタチこと私は、やっぱり少しでも(伝統芸能の)邦楽に親しんでしまうと、定型的なリズムというものがじゃまになって、その単調さをかぶせなければ、すごくいい演奏なのになあ、などとつい思ってしまいます。もちろん、その4拍子なら4拍子というものがないと、西洋音楽の耳にはとても理解できなくなってしまうし、ポピュラリティがぐっと1千ぶんの一ぐらいになってしまうんでしょうねー。ロシアの方かな?と思われる方もたくさん聴きに来ていました。

供奴から浦島を横目に小鍛冶へ。

2013-02-19 | 邦楽(伝統芸能)


昨年の仙波会「鼓魂の会」の演目だった「供奴」から、一転して「あしらい」のある「浦島」へうつったのだが、それっきりお休みしていたので、以前やったことのある「小鍛冶」をやってしまおうか、ということになった。

この「あしらい」というのは──
先般おべんきよで国語の問題に出てきたところ、ヒビキ「悪く扱うこと」という意味だというように述べておったが……ちがいますよ。

長唄で、間拍子に合わせて、自由な形で即興演奏する手法。

とものの辞書には書いてありますが、師匠「リズムがなくなるから」と。「会釈」とも書く芸能のかたちなんだそうで、能にも狂言にもあるというから、やたらと奥深い。

浦島はまたやたらと暗~い曲だったのだが、まあ小鍛冶だっておばけがでてくるくらいだけれども、きつねがこっきんかっちんと刀(鉄)を打つというおはなしなので、やっぱりかわいらしいのだ。

この「小鍛冶」、実はキッズ伝統芸能体験2011の発表会で演奏した曲。↓

[キッズ伝統芸能体験2011~小鼓~ 関連記事目次 ]

仙波流だとちょっと違うということで
「どこが違うの?」とヒビキにきいたところ、
「最初から、ぜんぜん早く始まるじゃん。以前は“こぎーつーね”のところで構えたんだもん」
と、違うそうです。

「思い出した?」と師匠。
確かにこれは1回演った曲だからだいぶ違うけれども、師匠が扇を揮えば、初めての曲でもいちおうついていけるというのは、見ているほうはありがたい。しかし師匠の扇は、譜面の何倍もわかりやすいことも、これまた事実であります。

仙波清彦師匠の第一回「鼓魂の会」に参加。

2013-01-19 | 邦楽(伝統芸能)



仙波流二代目仙波宏祐家元を偲ぶ会が、東京・青山にある能楽堂「銕仙会」で行われたのが、昨年の10月27日のこと。やや曇りの寒い日でしたが、久しぶりの表参道はオシャレな人々でごった返しており、狭い道は相変わらず渋滞で、明らかに集まる人が増加しており、街のサイズに対して多すぎるよなーと思った次第。

しかし能楽堂の中は別世界。楽屋は着物を着込むと暑いくらいで、とてもにぎやかな雰囲気でした。それでなくても邦楽のプロフェッショナルの方々は、とても晴れやかな雰囲気をお持ちの方が多い、というのが親バカたちの印象なのですが、楽屋もそんな明るい雰囲気で、ヒビキ、その雰囲気をすっごく満喫したようです。。特に能楽堂は舞台も楽屋も「板張り」の室内。そこでは「足袋」がルールで、これを履いてどこへでもすたすた行く感じが楽しかったらしいです。

しかし、2年に1回ほどの晴れ舞台なので、弟子のみなさんたちは(みんな大人なので)それぞれの舞台を控え、相当緊張感を持っていて、そんななか、着付けをしていただいたり、いろんなことを教えていただいたりと、たいへんお世話になりました。



で、本番の演奏は、ヒビキのことですから、平常心かつ気合い漲る演奏で、わざわざ浜松から駆けつけてくれた祖母も大感動。会場全体としても、ヒビキの演奏には特に熱のこもった拍手をくださいました。

そんなわけですごくいい体験だった青山能楽堂「銕仙会」の第一回「鼓魂の会」。ロビーには仙波清彦師匠のお父様である、仙波宏祐先代家元の遺影も飾られて、まさに鼓の音のこだまする会となったのでありました。



仙波清彦師匠のホームページ
http://www.3-dcorp.com/SEMBA/


青山能楽堂「銕仙会」ホームページ
http://www.tessen.org/about


台風の動向が気になる一週間だった。

2012-09-30 | 邦楽(伝統芸能)


先日の仙波師匠邦楽お稽古のひとこま。このお稽古の間も、陽射しが急に明るくなったり、しょぼんと消えて暗くなったりと、空模様の激変するのは、台風の影響だったようだ。

そらをみあげると……



まるで誰かいるみたいに、ビルの上に雲が、太陽を覆い隠しているのだった。

邦楽お稽古も、この秋、発表会があり、小学六年生の響も初参加を予定。
紋付き袴の手配もなんとかなって、ついに近々、リハを迎えるのだが……

ちなみにこのリハのことを、邦楽では「下ざらい」というのでございますよ。
邦楽のお稽古はみんな着物で……とおもいきや! お稽古のときは別にふだんの服装で、下ざらいも普段着でもよいそうだ。

聞いてみなければわからないといえば、袴のサイズなんていうのも、相当教養の必要なものなのでありました。

クラシックイタチ、いろいろ勉強になりました。(汗)

ともやっこはむずいのう。

2012-02-11 | 邦楽(伝統芸能)


いやほんと、ともやっこという曲(うた?)は、
むずかしいです。

こどもはうわばみのようにはしから飲み込むのだけれども、
おとなのお弟子さんたちはやっぱり譜面を見ています。
いまから、たとえばですよ、
日本国憲法序文なら覚えられるかもしれないけど、
ともやっこを耳だけで覚えることはできないよなー。

おとなに覚えられそうもないのは、
長いとか短いじゃあなくて、
自分のなかにどうはいってくるかというのが、
コドモとは違うんだろうと思います。

ヒビキはこのお稽古が楽しくて楽しくて、
仙波師匠曰く、
小鼓を叩いているときもにこにこしているのだそうです。
Youtubeのこのころと変わらないなあ。

(日本製)白扇 9寸11間
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国旗扇子 日本
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国旗扇子 フランス
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初稽古、仙波会を見学。

2012-01-10 | 邦楽(伝統芸能)
ヒビキは冬休み中ずっと出かけていた祖父母宅から、
直接仙波師匠の邦楽お稽古へ。
ちょっと見ない間にずいぶん大きくなったような。
(4日前に会ったばっかりなんだけど)

ところがヒビキ、ここへ来るまでに
電車に乗り間違えちゃって、
今日演る曲を、去年以来聴いてない!
つけやきばでさらう、の図。



このあと、「供奴」のお稽古。



「供奴」とは何かについては──
供奴(ともやっこ)って何でしょうか?
邦楽(伝統芸能)/2011-12-13


その他の邦楽の記事はこちらから↓
邦楽(伝統芸能)カテゴリーの記事一覧

はじめて「八つ橋」食べたのはいつ?

2011-12-21 | 邦楽(伝統芸能)



先日理論物理学者の妹がやってきて、
京都のおみやげということで生八つ橋をくれた。
ではということでお茶など煎れて、
うーん、八つ橋なんて、修学旅行以来かも
などと言いながら八つ橋を眺め、私も
「そう? 結構会社なんかだと誰かのおみやげで食べたりするよ」
と言ったりしながら、
まだバイオリンを練習しているヒビキを待っていた。
香りが強いから、食べるかどうか、
コドモってどうだろうねえ?

そのうちに、バイオリンの練習が終わって
ちょっとテンション高くヒビキがやってきて、
「あ、八つ橋」
という。
「知ってるの?」
「八つ橋は生八つ橋と乾いているのがあるんだよね」
とおっしゃる。
「これは生のほうだよね」
というのでますますあやしく、
「なんで知ってるの?」
「食べたことある。乾いたほう」

どうしてだろうねえ、と言っていたら、
仙波師匠の邦楽のお稽古でお弟子さんのどなたかが
おみやげに持ってこられたんだそうだ。
それで師匠をはじめみんなで食べながら
八つ橋には乾いたのと生のがあるという話が出て
なにしろ京都の方がいるので、
いっそう詳しい説明をすると、
師匠がいただいたものなのにとちょっとたしなめたのだとか。

なあるほど。
ヒビキは八つ橋がすごく好きみたいだ。

「よく話すことばってあるじゃん。」

2011-12-14 | 邦楽(伝統芸能)
邦楽のお稽古から帰ってきたヒビキくん。
今日のお稽古は「供奴」。
で、この供奴なんですが、そーとー難曲みたいです。

邦楽であれ、洋楽であれ、ブルースであれ
どういう曲かというつかみ抜群のヒビキが
なやましー感じになっていて、
とても速い(倍速になる)ところがあったかと思えば
○○かと思えば(なんのこっちゃ親にはわからずききとれません)
といったふうで、まあそんなふうに曲を玩味しながら
手探りしている段階のようであります。

今日のお稽古はその
「倍速になるところまでだった」
とのことで、曲のだいたい半分まで進んだらしい。

という話の流れででてきたのが件のセリフであります。

お稽古の録音を聴いていて、ある箇所へ来た時に、
「よく話すことばってあるじゃん。」

邦楽の小鼓にも、そのようにたとえば
「こんにちわ」だったら「こんにちは」
「ポポポコポ」だったら「ポポポコポ」

というように、いつも出てくるものがあって、
そういうのが飛び石のように、曲中にあるんだそうだ。

「こんにちわ」のほかにも
たとえば「そうなんです」みたいなのもあるし、
要するにいろんなことばがあるわけなのであろう。

邦楽っていうのは、そういうふうに出来てるんだそうですよ。

カラー図解 和楽器の世界
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河出書房新社



供奴(ともやっこ)って何でしょうか?

2011-12-13 | 邦楽(伝統芸能)


仙波師匠のお稽古で先だってより始まったのが、
「供奴(ともやっこ)」という演目。
皆目わからんというわけで、
尋ねてみるのは、Googleの検索窓であります。

と、ググれば日本舞踊の「演目辞典」というサイトに

【日本舞踊】演目辞典
■作曲:杵屋三郎助[きねやさぶろすけ]
吉原の遊郭に、主人のお供をしてきた奴がはぐれ、片手に提灯を持って、主人を探してまわる、という設定の舞踊です。

とありました。実際のパフォーマンスとしては、
こんなところに。

NHKアーカイブス
「供奴」検索結果


うーん、いーですね。
こういうので理解は進むかも。

しかし、ふつうはググったりすると、
「なるほど、あるところにはあるねえ」
となるんですけど、邦楽の場合、
「やっぱり、あるところにしかないねえ」
というふうになるのが、不思議であります。

いや私は不思議大好きであります。はい。
(あ、脱線しそうなんでつづきます……)


どんどん進むぞ仙波清彦師匠の邦楽お稽古

2011-12-08 | 邦楽(伝統芸能)


まずは邦楽クイズ。次のうち、種類の違うものはどれでしょう。

■問題
1三味線
2小鼓
3大皮
4太鼓


難しい。これはなにげに難しい気がします。
答えは1です。あとは打楽器。三味線だけ弦楽器ですね。
3の大皮というのは「大鼓」の別名なんです。
皮がピンと張ってあって、甲高い音がします。
大きさとしては小さい小鼓よりも音程が高いです。

では続いて、もうひとつ問題いきましょうか。
さっきと同じように、種類の違うものを答えてください。

■問題
1あげざらい
2えちごじし
3こかじ
4すえひろがり


さーあ、どれだっ!
わっかんないですよねー。
これじつに「実話」でして、師匠が
「じゃ、来週はあげざらい」とおっしゃるので、
夫が、それは「あげざらい」という演目なのか、
はたまた別の何かなのか???……とフリーズしたという、
件の「あげざらい」というわけでございます。

というわけで、答えは、1のあげざらい。
仕上げとか、その曲をおしまいにする最後の稽古
という意味みたいです。
その他の2越後獅子、3小鍛冶、4末広狩というのは
すべて演目というか、曲の名前です。

さて。
うわばみのように邦楽をあたまから飲み込むという
仙波師匠お邦楽お稽古進行中……というご報告。
最近ヒビキが邦楽について語るところをみると
飲むだけでなく、しっかり消化吸収もしている様子。
おかげさまで師匠についていけてるようでございます。

ツとポの間には、100段階ある。

2011-10-20 | 邦楽(伝統芸能)
さあて。なんのことかといいますと、ヒビキの邦楽お稽古、

ヒビキ、はじめて邦楽について語る!?
邦楽(伝統芸能)/2011-10-15


のつづき、であります。

小鼓には、叩き方がいくつかあって(といっても私にはよくわかりませんが)、中指で叩くとか、叩く場所とか、叩き方とか、いろいろ難しいわけですが、そのなかに「ツ」とよばれるものと「ポ」と呼ばれるものがあるんですね。

で、その音の間には、ゆうに100もの階梯があって、
それは音階的にはたぶん(たった3度とか)わずかな差しかないのだけれども、
そういうことでは計りきれない、非常に広い音色のバリエーションがある。


というのがヒビキの言っていたことの骨子であります。

そうなんだー。

どうしてヒビキがそう言い出したのかというと、それは家族の食事中で、私が入院中に邦楽のお稽古(小鼓、大皮、太鼓、と師匠の声のアンサンブル)を録音したのを聴いていたのを思い出して、たまにはみんなで聞きましょう、と聞いていたときに、

邦楽の鼓のアンサンブルを聴いているのに、一本の三味線のメロディに収束して聞こえる

というふうに思ったことを話したら、夫が「え? これ三味線入ってないの?」と似たことを言うので、「そうなんだよ。三味線じゃない。太鼓の持ってる音階と歌でそうきこえてしまう」

はいっていない、と言っているのに、夫がなおも三味線の音がすると主張するので、ヒビキがはいっていません、と証言(!)することになったのであります。

「ツとポの間には、100ぐらいあるからね」

そうなんだー。確かにそーなんですよ。太鼓だけしか聞こえていないのに、そこにメロディがあり、ことばがある。ふしぎなふしぎな邦楽なのでございます。ま、邦楽などとざっくり言っておりますが。深すぎて、つづきはまた別の機会ということで(笑)。

ヒビキ、はじめて邦楽について語る!?

2011-10-15 | 邦楽(伝統芸能)
仙波清彦師匠の邦楽お稽古、いつから始めたかと思ってブログを見たところ、第二回目が2011/06/17であったようだ↓

小鼓と大皮は天の川の関係。
邦楽(伝統芸能)/2011-06-18


ということは……と、Google Calendarを見たところ、2011/06/01が最初のお稽古だったようであります。

実は親バカこと、私クラシックイタチ(別名多すぎ)、入院中の食事の時間に、現在ヒビキがやっている「越後獅子」というのをずいぶん聴いていたのでございますよ。こんなときでもなければ機会がないじゃないですか。じっくりBOSEの消音タイプヘッドホンで、毎食毎食、聴いていたのでございます。

でもって、家へやっと帰ってきて、食事の時に、みんなで聴きましょうということでかけてみたところ、いろんな発言がでてきたんですね。いやほんとに。

でもなんかこれ、書ききれないような気がしてきました(前段が長くなりそう)。要は、ですね。私たちってやっぱり西洋音楽教養なんです。音楽の授業だって、ろくに邦楽は習わないです。こきりこ節とか歌って終わり。私は高校の時に雅楽とか聴きに行ったりしたけれども、まあ観賞ってぐらいですよね。構造とか、身に付け方とか、つまり演奏者の立場でどういうものであるかということが、まったくわからない。どうしてできて、どうすればいいのか、しかも口伝なので、譜面もないし、取っ手というものがないんです。

そういうわけで、ばか親たちは、この「わからない」というはてなの山を、ヒビキくんに訊ねるのでありました。(つづく)