goo blog サービス終了のお知らせ 

響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

矢野顕子さんの気仙沼ソング

2012-05-03 | ピアノ
ちょっともう古い話題なのかも知れませんが、
遅ればせ、ほぼ日刊イトイ新聞で聴けます↓
矢野顕子さん「気仙沼の歌」
http://www.1101.com/kesennuma/music_detail.html


菊地成孔氏のデモテープに関する面白い話というのを
夫の池谷ケージからさんざん聴いたあとなので、
おもしろさもひとしお、だったのですが、
(という意味不明な内輪話はおいといて)

このデモテープではやっぱり、このテンポ、
リズムのキープ感のすごさに震撼しました。

ちょっとあの「おおパリ」に近い感じで、
すでにある言葉に背中合わせにある音楽という感じは免れないんだけど、
そんなの不満でもなんでもないっす。

いやあ、相変わらずすてきです。

矢野顕子さん「やの屋」のアナウンスメントがおもしろい。

2011-07-15 | ピアノ
矢野顕子さんのホームページに、東京芸術大学生とのコラボレーション「やの屋」というプロジェクトが公開されている。こういうプロジェクトのニュアンスをあますところなく伝えるアナウンスメントが、とてもおもしろい。



右下のビデオをぜひ↓
http://www.geidai.ac.jp/event/yanoya/index.html


ところでそのフランスのトイピアノ@youtubeについてなんですが

2010-11-10 | ピアノ

これがめちゃくちゃ面白い!!!↓

Youtube
猫のための子守唄 Toy piano lullaby
http://www.youtube.com/watch?v=crlbQjmijYI


ララバイなんだけどね、猫は起きちゃうという落ち付きなんですよ。ぜひ。

ところでまた別のトイピアノメーカーを発見。「jaymar」というメーカーなのだが、ebayのオークションに何台か出品されている。ぐぐってみると、

Miniature Piano Museum
http://www.minipianos.com/museum7.html


上記のサイトにこのような記述がある。これによると、Schoenhut社と並ぶメーカーであったが、1990年に廃業したようだ。
The Jaymar Specialty Company is the other major manufacturer of toy pianos. Jaymar produced many different wood jointed toys during the 1920s and 1930s in Brooklyn. After World War II, Jaymar additionally made puzzles and pianos until they ceased business in 1990.

ところで余談ですが、このフランスのMichelsonne-mini pianoですが、黒鍵がですね、よく見ると茶色です。モカといいますか(笑)。

フランスにもトイピアノが、むむっ!

2010-11-10 | ピアノ
まずはYoutubeの視聴ありがとうございます。
ヒビキのセッションの模様、3日で再生数80回を超えそう。
調子にのって、今年(2010年)3月、小学3年生最後のライブ動画をアップ。

BICKEY'S - Day Dream Believer(J)
http://www.youtube.com/watch?v=cun_ZVt4Ihk

音楽コドモ・ヒビキ(Ds)ファミリーバンド「BICKEY'S(ビッキーズ)のライブ記録。2010/02/07@新宿GOLDEN EGG。Day Dream Believer。

よかったらご覧ください。
これからも引き続き、アップしていければ、と思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

と、Youtubeを観るとふと、「私の再生記録から」と称して、さまざまな映像候補が挙がっているではありませんか。私はそんな変わったもん観てないよ、と思いつつ、おや、これはもしかして、トイピアノ……。

Michelsonneというフランスの会社のトイピアノだが、中のアクションが見えるようになっているクリップもあり、なかなかにすばらしい。商品はこちら↓
Michelsonne-mini piano
http://ja.wikizic.org/Michelsonne-mini-piano/gallery-4.htm


国際トイピアノ協会なるものもあるそうであります。くわしい商品情報が載っています↓
国際トイピアノ協会「トイピア広場」
http://toypia.exblog.jp/


こちらはほんとに購入された方のレポート↓
toy*keipyan
ピアノやトイピアノ、おもちゃの楽器で曲をつくったり、弾いたりしてます
http://ameblo.jp/keipyan/entry-10536024426.html


いや~、活気づいてますね。ふむふむ。

しかしmy favorite はやっぱりこのクリップ。

toy piano song
http://www.youtube.com/watch?v=1WikZ3rUJGA&feature=related


また、Schoenhut 社のピアノも今ならアマゾンで買えるんですよ!

Schoenhut My First Piano/WH トイピアノ ミニピアノ


ああ、盛り上がるなあ、トイピアノ。。

「勝手に弾かせていただきました」by矢野顕子

2010-05-19 | ピアノ
最近はまっているのが↓
実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る


この本の著者である中田喜直氏の代表作のひとつが「ちいさい秋みつけた」なのでありますが、矢野顕子ファンのみなさまにはご周知の通り、これは彼女のbeautiful songなレパートリーのひとつであります。(よく演奏するカバー曲、ってほどの意味です)

先日、私がチケットをとったのに、結局行けなくてコドモと夫が行った日比谷野音のコンサート「springfields10」で、細野晴臣さん曰く──「矢野顕子さんがよく自分の曲を演奏してくれているが、矢野顕子さんは何を弾いてもオリジナルにきこえ、自分はオリジナルを演奏してもカバーと言われる」という趣旨のトークがあったらしい。

これ、何度聞いてもおもしろいです。きっとまたあとで思い出して笑えます。

と言われてしまうと、細野さんと矢野顕子さんが一緒に演奏してても、それが細野さんの、はっぴいえんどの曲なのに、矢野さんの曲にほんとに思えてきてしまう。(ほら、やっぱり笑える)

Youtube
恋は桃色 細野晴臣&矢野顕子
http://www.youtube.com/watch?v=N2r1aABTp44&feature=related


Youtube
終りの季節
http://www.youtube.com/watch?v=nmb44zmmXVU


どうです?

さて、といったところで元へもどって、中田氏の例の教科書ですが、こういう和声は響きがよくない、とかこちらのほうがまだよいといったことでなかなか厳しいのだが、まあそのように言われながら聴いていると、確かに和音というものを以前よりは「耳を澄まして」聴くようにはなる。けど、現代人の耳にはどうもなー、ちょっと厳しすぎるようにも思われる。そういうときは、矢野顕子さんにぶっとばしてもらうのもよいかも。「耳が洗われる」なんていいますが、「耳を洗う」という心境にて。


ジャズなちいさい秋
http://www.youtube.com/watch?v=oZkxLaVRrgE&feature=related


大村憲司さんとのちいさい秋
http://www.youtube.com/watch?v=dbPi_cmeqgA&feature=related


なぜ私は7度(シ)の三和音がへんだと思うのか? 2

2010-05-15 | ピアノ
そこではたときづいたのだが、私は例によって、属音(5音・ソ、ハ長調で言えばト)のところですっかり「解消」した気になってしまうから、に違いないのである。

ドレミファソ、ときたところで、2つ、長三度+完全五度の和音が現れる。

うーん、めんどいこと書いてすみませんねえ。つまり三和音の低い音から二つ目の音までに黒鍵が2つ、2つめから3つめの音までに黒鍵が1つ入るでしょ? これが長三度+完全五度。

思い出そう!
長三度+完全五度の三和音は、主音、下属音、属音の時だけ!
だったじゃないですか。

3つめの長三度+完全五度(属音のところ)が現れたところで、私は属音を主音と思い込む。
属音(ト)が主音だとすると、これはト長調で、すると変音記号はファの♯であります。

最初はハ長調の ドレミファソ ここでソ・シ・レの和音 ここからト長調で レミファ#ソ

こういうふうに思っちゃうのだ。

なぞが解けてみると、確かにほかの音階でも、同じようになっていることがわかる。しつこく言うと、同じようにシの和音を私は少々へんだと思うのであります。へんだと思えば、いくらでもヘンに響く。そこのところを解消しないと、ぜったい弾けまい、とこれは昔から思っていたので、これを機会にいろいろと解消してみようと思う次第であります。

逆にいえば、音階というのは、このように元々くるくると転調してくださいとばかりにできているものなのではないか? とも思うのでありますが。

実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る

良書というものは、ためらわず買うべきであります。
というわけで、私は買いました。

なぜ私は7度(シ)の三和音がへんだと思うのか?

2010-05-14 | ピアノ
実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る

教科書はこちら↑

この第一章 主要三和音 から
今日はふしぎな7度の和音のはなし。

主要三和音というのは、ドレミファソラシドのそれぞれに三度の和音をつけたものである。和音を作る時には、音階にある音を使う。というのはまあ、ピアノを習った方なら、それとなくわかると思う。ちょうちょ、を弾くときだって、校歌を弾く時だって、そうだったのだ。

ところが実際に音階順に三和音で弾いてみると、私にはどうも、その、ハ長調で言えばロ(七度・シ)のところの和音が、ヘンにきこえる。

何がへんなのかと考えると、その、シ・レ・ファの和音の一番高い音である「ファ」を、私はファ♯にしたいのである。

ファだとなんとなく半分フラットしているような、へんな、間違った和音に聞こえるのである。

理由は簡単でそこだけ完全五度ではないからである、もちろん。
じゃあなんでそんなものを音階ってことにして、みんなそのルールに則って、ややこしい作曲とかされているのか??? というのが疑問であります。
 
なんで? シっておかしいよ??
(つづく)

なぜ私はドミソの和音と、その属音・下属音の和音をよく混同するのか?

2010-05-13 | ピアノ


中田 喜直著『実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために(音楽之友社)』をテキストに、今日は、主要三和音というハ長調(C-dur)の音階表のはなし。第一章 主要三和音から。

さて、ポピュラー音楽を聴きながら和音を考えるときに、私の場合、弾いているうちに、本来ある音階のファ(下属音)とソ(属音)のそれぞれの三和音を「ド」のように思い始めてしまう……ということがよくあった。

ストーンズではないが(なんの話かはこちらをご参照ください)、このファ・ラ・ドという下属音の和音と、ソ・シ・レという属音の和音というのは、要するに、「れっきとしている」のである。

つまりそこから、また新しい音階を始めればいいじゃん、という感じがしてしまうのである。

そして、その響きにつられて、アタマの中でいつしか、主音であるドを、勝手にファやソへ移して(転じて)しまう。

そういうことを長く感じていながら、しかも主要三和音というハ長調(C-dur)の音階表なんか何度も見ていて諳んじていながら、どうしてこういう当たり前のことに気がつかなかったのだろうというのが、これ↓

音階の持つ和音のなかで、四度(ファ)、五度(ソ)の三和音だけが、主音の三和音と同じ「長和音(ルート+長三度+完全五度)」。

そうなのだ、だから──つまり考えようによっては──確かにそこから新しい音階を始めてもよかったのだよ。

このことは第九章の「転調」で、どんな転調が自然かという話ともつながってくるので、覚えておきましょう。

というわけで、まず覚えておくべきことは
主音(ド)、四度(ファ)、五度(ソ)の三和音は特別な和音
ってこと。

いわずもがな、これらをトニック、サブドミナント、ドミナントなどと言い直してやると、ジャズうさぎ(夫のことです。夫のブログはこちら)なんかはすぐ「うん、うん」言うから、たがやす畑もそれぞれというわけであります。

実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る

この本では、シンプルで文字数の少ない文章の合間に、「はっ」「はたっ」と気づくような記譜がされている。実に啓発的な、そしてイマジネーティブな教科書なのであります。このブログ記事連載はそのような「教科書」をたとえばこんなふうに味わいつくしてみました、という記録であります。

なぜ私はコード譜をうまくバンド演奏に活かせないのか? 2

2010-05-12 | ピアノ
(昨日のつづき)

現実の例で言うと、私がバンドで弾くのは、私たちのファミリーバンド「ビッキーズ」において、であります。そこで、私は、まずは弾く必要のない「うた」をやめて、左手で弾いていたコードを右手で弾くようにし、左手をベースにした。高音側へ、ひとつずつ繰り上げたわけである。……というのも、ふだん、このバンドの練習ではドラム、ギター、私の3人しかおらず、ベースがいない。ベースがいない限りでは、この方法は都合がよく、すると和声学通りの右手が和音、左手は低音(ベース)というように配置換えができたわけである。

ところが、ベースが入ると、音域もなにもかも左手と衝突してしまう。!!!

まあ、あたりまえだが、今度はそういう問題が起こったのであります。

するとキーボードというのは、あのちゃらちゃらしたソロのおかず以外に、何かやることがあるのだろうか? という、疑問がわく。ベース(左手)もメロ(右手)も要らないで、いったい何をすればいいのだろうか? さらに追い打ちを掛けるように、ポピュラー曲のほぼすべてにドラムだのギターだのベースは居るのに、必ずしもキーボードがいるわけではないではないか。そういうわけで「キーボードは必要なのか?」という、あっという間に存在理由があやしくなってくるのであります。

いや、だからこそ、コードを弾けばいい!

そうなのだ、
だから最初から、まずはキーボードはコードを弾け、と言われているのである。それだけのことがなぜ理解できないのかと言えば、これまでソロというピアノレッスンで培ってきた左手と右手の役割感覚のせいなんだろうと思うのである。

なぜ私はコード譜をうまくバンド演奏に活かせないのか?

2010-05-11 | ピアノ

今日は、右手と左手のはなし。

実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る


普通の和声学 右手が和音、左手が低音
中田の和音学 右手がメロディ、左手が和音

──中田 喜直著『実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために(音楽之友社)』まえがき より

そうなのだ、
ピアノでは、よっぽどのことがないかぎり、譜面はメロディと伴奏でできていて、そのあわいに、和音が生じることになっている。そして、だいたいが右手がメロディ、左手が和音の伴奏を弾くことになっている。これはピアノがソロ楽器として学習・習得されるからである。ポピュラー曲の譜面を購入しようなどというときも──最近は音楽雑誌などでバンド譜が掲載されることも多くなったが──だいたいが、右手メロディ、左手伴奏の「ピアノソロ」譜である。

そういうわけでもっぱらひとりで弾くばかりのピアノは、アンサンブルといってもせいぜいバイオリンやフルートの伴奏であって、その時は、右も左も伴奏なのだが、うっかりすると、右手がメロディというアタマが残っていて、バイオリンの先生に、「(弱音記号の)ピアノぐらいで弾いて」と言われるのである。

ところがバンドで弾く時は、よっぽどのことがないかぎり、ピアノは基本的にはコードを弾け、と言われる。ところがこれが私にはよくわからないのだ。

私のように、ピアノをかつてレッスンしていた者には、コード譜を見ると(コードの記号を見ると)条件反射的に弾いてしまうのは、右手はうた、左手は三和音の四分音符4つ(または八分音符8つ、いずれも4/4拍子の場合)であって、それをアタマのなかで譜面にしてしまう……。

このことの問題性は、もちろん和音だけではない(ほとんどリズム感の問題だけとも言える)けれども、全体として言うと、要するにアンサンブル(バンドで弾くやり方)になっていないわけである。


ピアノを習っていた人がコードを学ぶ教科書

2010-05-10 | ピアノ
実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために
中田 喜直
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る


この本は、すでに故人である中田喜直氏が1957年に出版(雑誌への連載はもっと以前)したもので、

実用とは、
「つまりあるメロディに対してどのような和音をつければよいか」
──中田 喜直著『実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために(音楽之友社)』まえがき より

という実践的な目的で稿を起こしたという、伝説の一冊の復刻版であります。

中田喜直といえば、超有名でしょう、音楽の教科書に毎学年登場する名前だよ!

と言っても、知らない人もいるかもしれない。しかしそんな人も
夏の思い出 ──はるかな尾瀬、遠いそら~
雪の降るまちを
めだかの学校
小さい秋みつけた

の作曲者といえば、これらの曲をひとつも知らないという日本人はめったにいないでしょう。
その中田氏曰く──

「ピアノは音楽の基本的な楽器である。」のに
「和声学はピアノのためのものではない」

ピアノにはピアノの弾き方があり、ピアノの響きがあるのだから、ピアノを使うなら和声学でなくて、和音学の方が必要なのである。

──中田 喜直著『実用和声学―旋律に美しい和音をつけるために(音楽之友社)』まえがき より

というわけで、コドモの時にピアノを習っていた人がコードを学ぶ教科書として、ばっちりの内容では? と思われるので、クラシックイタチ(私のことです)、さっそく読んでみることにいたしましたよ。
(不定期に続きます)

Bill Evans+ルンルン=矢野顕子であります。

2010-03-25 | ピアノ
ジャズうさぎこと夫は、トランペットについてはジャズトランペットの原朋直氏のレッスンに通い、ジャズの理論については菊地成孔氏の音楽美学校へ通い……と余念がない。モーダルインターチェンジについては語るは、モード旋法については語るは、たいへんである。

その夫に、

「ビル・エバンスは矢野顕子に通底する」

ということをいくら私が言っても、

「そお?」

というので、なんで通じないのかなあ、と思っていたところ、ある日東西線に乗って中野からだんだんと地下へ潜っていくときに、フッ、と、清水ミチコさん"ふう"のメロディが、私の上に降りてきた。

それはビル・エバンスの「Waltz for Debby」のメロディで、つまりそれが、矢野顕子さんの「はなうた」でできていたのである。

なー、なー、ぬー、なー、にー
ななららら、りーらるるるるー (ラ シ ド)

ビル・エバンスの持ついくつかのエッセンスのうち、(遺伝子操作めいてくるけれども)ある男性的な成分というものを、変換しないと、確かに矢野顕子にはならない。その男性的な成分を主に「ビル・エバンスらしさ」と思っていると、ビル・エバンスから矢野顕子へ受け継がれた遺伝子が見えないのである。その変換するものは何かというと、何でもいいのだが、とりあえず糸井重里さんと林真理子さんの言葉で育った世代には、やはり「ルンルン」としか呼びようがないのである。

「というわけで、ビル・エバンスは矢野顕子なんですよ」

というと、

「そお?」

と夫は言うのであった。


Waltz for Debby

Original Jazz Classics
¥ 950
このアイテムの詳細を見る

すべての歌に懺悔しなくてもいいけど、すべての人に聴いてほしい名盤中の名盤。「Waltz for Debby」は一曲目です。ジャズのむずかしい話は夫のブログへ。

コドモの頃のピアノレッスンが、私は楽しかったのだと思う。

2010-03-22 | ピアノ
ところで、先日のバイオリンの投稿、
クラシックイタチ、まがいもののクラシック。
バイオリン・レッスン
2010-03-20


で、実は途中から言おうと思っていたことが増えてしまって、最後までたどり着けなかった。
というのは、何かといいますと、

私はコドモのころピアノのレッスンに通っていて、ほんとに楽しかったんだなあ。

ということに、今になって気がついたのだ。昔を美化してるんじゃありませんよ。


↑最近電子ピアノコーナーを整理整頓。。

おそらく──楽器って演奏が上達すれば上達するほど、なんというか指数的に音楽への理解が深まる、というのが大きな要因のひとつと思う。こういったことは、特にコドモの時期に口で説明したりできないから、自分の中にたまっていくわけで、それを自分は持っているということを知っているから、楽しいのだ。

もっというと、演奏ができても、できなくても、それは増えていく。でもってコドモだからこの先どうなるんだろう、と思う。それが楽しかったのだと、今なら説明できるのだ。

この楽器の練習を通して自分の中にたまっていく音楽の理解というのは、自分の感性次第で──はっきりいって演奏のレベルそのものはたいして高くはなくても──いくらでもリッチにできる。

ヒビキの場合は、先生がその上、その上の感性を演奏上できたことに応じて、次々と見せてくれるので、感性の草は伸び放題。そういえば先だっておもしろかったのは、ただの音階の譜面なのだが、先生が一緒に弾いてくれて

「ヒビキくんさ、私と一緒に弾くといい音で弾いているのに、私がやめると、また元に戻っちゃったよ」(笑)

こんなことも起こるのだ。

一方、どうして私が昔のことについて突然気づいたのかというと、実は先生のお話の中で、バイオリン教本のスタンダードは何かという話になり、たまたまプロになってから知ったものがあったというのだが、それを聞いていた私が突然、何か自分のことのように、つまり自分がピアノレッスンでどうしていた、ということを語り始めたのだ。これはどうもおかしいというのは、もちろん演奏家がかつてどのようにレッスンしたかという話と自分の話をスクランブルしてしまっているところにまずは問題があるわけだが、そんなことは頭でわかっていながら暴走しており、暴走しているとわかっていながら、止まろうとしない私がいたわけだ。で、なぜなのかな、と考えると、もちろん先生もそうだったんだろうと思うけれども、演奏家になんかぜーんぜんなれなかった私でさえ、レッスンが楽しかったんだなあ、ということがわかったのである。

コドモのクラシックのレッスンの意味、ってよく問われたりいたしますが。なんだかすごく腑に落ちたのでありました。

自分にok出すことの難しさ、吉野金治さん。

2010-02-05 | ピアノ
ジャズうさぎこと夫がURLだけ送ってきたこの動画。
確かに、とにかく見て、聴いてください。

ほぼ日、えらい!
ことばを読みたくない、って人も、動画だけなら。

矢野顕子さんのピアノソロ、レコーディングエンジニア吉野金治(復活)
音楽堂ができるまで。
http://www.1101.com/ongakudo/2010-02-03.html#movie



いまどきの音楽書、アマゾンの棚を眺める

2009-12-12 | ピアノ
東響のヤナーチェクの興奮の勢いで、今年春の小澤征爾&水戸室内管弦楽団@サントリーホールのチケットをゲット。高い。けれどもまあ、いつも安い席で遠くからしかみてないので、目が悪いヒビキには、あんまり指揮者のやっていることが見えないのであります。

ところが指揮者といえば、先日自由演奏会で杉山氏の指揮というものにふれて、ヒビキは明らかに──ドラムではなくて──バイオリンがよくなった。フレーズをより大きな山で弾けるようになったのだ。それはきっと、杉山氏の演奏指導と、指揮をするその動きを、以前よりよく読めたからだろう。

そうなるとすっかりクラシック気分なクラシックイタチ(私のことです)は、すぐさまアマゾンへ直行して、物色であります。

ピアノ・ノート
チャールズ・ローゼン
みすず書房

このアイテムの詳細を見る


このオリジナルが以下である。
Piano Notes: The Hidden World of the Pianist

Penguin

このアイテムの詳細を見る


とここでなぜか「おすすめ」に登場するのがこの一冊。
音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)
岡田 暁生
中央公論新社

このアイテムの詳細を見る


うーん。アベマリアなんか弾いてみたい季節。