響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

バイオリン、ついにフルサイズへ。

2011-08-28 | バイオリン・レッスン


そうこうしているうちに、最近の子供たちは手足が長いので、あっという間に1/2という分数バイオリンのサイズが小さくなってきてしまった。「3/4を飛ばしてフルサイズでもいいのではないか」と先生。「先週私のバイオリンを持ってみたら、届いていましたので」

ががーんんん! ヒビキのやつ、先生のバイオリンを持ったのか。びっくり。怖いから見てなくてよかった。

もともとフルサイズのときはいいバイオリンを、と言われていたので、ついにキタカ、じゃなかった来たか、と思って、まあこういうときはさっさと覚悟をした。けれども商売のお道具というわけじゃないのだから、値段的にはそこそこのところで納得のいくものをという方針とした。というようなところは、比較的、私が勝手に決めさせていただいておりますが。

そんなわけで、先生にも来ていただき、ヒビキも楽しくバイオリン選びの図。先生の分解能と解析能力はあまりにも詳細で、ほとんどなんもわからんかった。ヒビキは特に意見を言うでもなく、興味もなさそうに見受けられたが、ケースの話になったらとたんに饒舌になって、あれがいい、これにしようかな、他の色はないのか、と語りはじめた。

ははん、なるほどな。ヒビキのやつ、ちゃんと、先生にわかることが自分にわかるわけがない、と知っていたな、と知ったのであります。でも、ケースならばわかる、というか選べる、と。

音楽コボウズ、またしても、さすがであります。

ジュニアオケに入る条件とは?

2011-07-07 | バイオリン・レッスン


邦楽にバイオリンにドラムにとお忙しいヒビキくん。先日は思わぬ方──パパ友@浜松──から「テレビ出てませんでしたか?」──さすがオトナは深夜番組を見ていますねえ。きっとこないだのヒビキのやつのことだね。

さて、ところで、ジュニアオーケストラの募集というのはところどころあって、これが意外にも全国区で、東京に限らずさまざまな土地・地域で募集が行われている。指導者への依頼、楽器の確保、募金の集め方など課題があって、なかなか難事業と察されるが、先生方の熱い音楽愛に支えられているのではないかと思う。

だいたい小学校3年生ぐらいから入れるところが多いが、必ずといっていいほど条件にあげられているのが

チューニングができること

これです。

いくらなんでも弦楽器ひとりひとりにチューニングしていたのでは、いつまでたっても練習がはじまらない。ある程度はできるようにしてきてもらわないと、というわけである。

ま、だからというわけではなくて、ヒビキも5年生になって、そろそろ力もついてきたからというので教えていただいたチューニング。チューニングはね、ヒビキはうまいです。なにしろ倍音男だから。バイオリンがいつも倍音してますのでね。ところが、音はわかるんだけど、ねじり上げるのが、まだいまひとつ。というところで画像はそれを先生に教わっているところ。





ところで昨日はバイオリンレッスンでした。

2011-06-25 | バイオリン・レッスン


ヒビキが学校の図工の授業に課題て作ってきたこのホワイトボード。ほしいほしい、でも買ってもらってないGAMEの意匠であります。

と課題はここまでだったのだが、ヒビキ、居残ってシコシコと……オプション品を制作。クラシックイタチこと親バカたちは、この「勢い余った創作意欲」を大評価いたしますよ。というわけでこちらがオプション品、すなわちゲームボーイのソフトなんだって↓



昨今の図工、どうも「市販キットの組み立て」に終始しがちな面はいなめず、そんな中で、言われたことだけできたってつまんないじゃん、と親。すると音楽コドモもそんな空気を読んで、

「インスタントラーメンみたいなもんだよね」

なるほど、インスタントラーメンね。でも課題が終わってもこの「ソフトを作り続ける」というのはなかなかよいセンス。ママも今、まりえんじんという人とソフトを作ってるんだけどねえ。アップルからなかなか返事がこないんだよー……とこれは愚痴か。

鈴木バイオリン教本、ヴィヴァルディが終了。

2011-06-15 | バイオリン・レッスン
音楽コドモヒビキのバイオリンレッスンで、きのう鈴木バイオリン教本4のヴィヴァルディのコンチェルト第三楽章が終了、とのこと。

最初はどうなることかと思ったが、最近はヒビキの練習を聴きながら、ほうほう、この曲はほんとに「四季」と同じ作者だよねーと思うようになってきていた。するとヒビキ、その「四季」が学校でも朝流れているという。

ヒビキは高学年になった今年、「放送部」というのが役目で、朝昼下校時の校内放送を担当しているらしい。(ちなみに、学校見学ついでにその放送を聞こうと道で立ち止まっていた夫は、ヒビキの同級生の女子に「そーとーあやしいですよ」と言われたそうなのだが)。

ヴィヴァルディの四季のその「ミ・ソーファミファソラッソー」というところがフォルテ、ピアノとあざといほどに切り替わる、というところを私は話していたのだが、ヒビキ、学校ではそんな長くはかからなくてほんのさわりだけなのだ、というところが気になっていたらしい。

あ、そういうことはあるよね。大昔、私の小学校で登校の音楽は、ペールギュントの「朝」だった。ソミレドレミソミレドレミレミ~ ってやつ。それもアッという間に終わってました。


ジュニアオケによる、ヴィヴァルディ2つのバイオリンのための協奏曲G-minor

2011-03-08 | バイオリン・レッスン
鈴木バイオリン教本の4に取り組んでいるヒビキ。やっと、ヴィヴァルディのコンチェルトのA minorの第一楽章が終了したそうだ。このあとはこの第三楽章。そういわれてみると確かに、1つの曲という感じのするフレーズなのでありました。

ところでその演奏を探しているときに、11歳のセカンドバイオリンと若いオーケストラによるヴィヴァルディの2つのバイオリンのための協奏曲G-minorを発見。

YouTube
Antonio Vivaldi concerto for 2 violin g minor No. 2
http://www.youtube.com/watch?v=DPB_BzUnioQ&feature=fvsr


これはなかなか素敵な曲。そういえばヴィヴァルディといえばfour seasons、四季というやつ、たいへん演奏される機会が多いですが、バイオリン・レッスンの子供たちには、やっぱりコンチェルトがお馴染み。だけれども鈴木バイオリン教本では次がバッハの2つのバイオリンのための……なので、案外ヴィヴァルディの「2つのバイオリンのための……」はメジャーじゃなかったりするのだ。

youtubeの上のクリップでは、11歳の天才少女の表情がすばらしいです。

二人で弾くと、とても楽しそう。
ご一聴あれ!

バイオリン弓、張りすぎ注意報

2010-10-27 | バイオリン・レッスン
急に寒くなってきました。
と、(まあこういう日に限って)バイオリンレッスンだったりするわけですが、今の季節、乾燥が始まるので、弓は張りすぎないのが肝要なのだそう。

さて、今日もヒビキ、すばらしい集中力を見せて、またまた質の高いレッスンに。

特に曲(クラシックのレッスンでは、練習曲と、発表会に弾くようないわゆる「曲」の二種類があるのであります)は、今ヴィヴァルディのコンチェルト(を鈴木バイオリン化したもの)なので、指導の要は「テンションを上げる」「現代すぎないように」といったところになる。

ラ ラ ラ ラ ラソファミファーレー
4 4 4 4 888 84  4 分音符

のようなフレーズでは、
ララララのひとつひとつがテンション高く、しかし「音楽が流れ」ているところにヒビキくんが乗るように。

8分音符の連なりは、サッと弾かずに、これもひとつひとつがテンション高く。クレッシェンドもつくけれども、テンションをあげていくことが、必ずしも音量を上げていくこととは限らない。

……そんなの具体的にどう弾けばいいの? とクラシックイタチが途方に暮れていると、先生の後に続いて、ヒビキ、かなり忠実に再現する。不思議なことなり。

ヴィヴァルディのコンチェルトってこういう曲だったんだ。。。

と、泪に涙、うろこも落ちる、昨今のバイオリンレッスンなのでございます。

それからすごかったのが、バイオリンというもの名手でも音ははずすという教え。

(たぶんトロンボーンもマトリョミンもそうだと思うよ)

そうだよね。物理的に。それがいかにパーフェクトであっても、それじゃあ機械だもの。はずしても上手い人はそれとわからないくらいにサッと直す。その「気づき」の速さがうまさなのだそうだ。プロはリカバーでございますよ、本当に。こういった奥義はしかし、そう簡単に手に入るものではないに違いありません。

しかもきょうは演奏旅行のおみやげまでいただいてしまった。。こんなことでよいのか、親。ヒビキくん、しっかり励んでくれたまえよ!

ヴィヴァルディ協奏曲イ短調 ミラララララーを只今練習中!

2010-09-25 | バイオリン・レッスン


前回の続き。

鈴木バイオリン第4巻の圧巻は、(五嶋みどりさんの演奏で有名な)バッハの2つのバイオリンのための、でありましょう。けど、発表会ではこの「2つの」というところがおそらくネックになって、むしろヴィヴァルディの曲が演奏されることが多いんじゃないだろうか。

この巻、前半はザイツの協奏曲ばっかりなので、注意点も同じというわけで、このヴィヴァルディイ短調作品3-6をやってみようか、ということになったのであります。

ヴィヴァルディはバッハぐらい昔の人であるわけだから(まったく小さいころはよく「四季」が流れていたものだ。レコードジャケットは見事な「金色(凹凸つき)」で、使用フォトは「秋」の風景だった)

「ヒビキくん、あんまり現代っぽくならないように」

ということだったが、ああいうキビシイというかいかめしいやつは、確かに、ゲーム音楽ピコピコピコっていうコドモには難しいだろう。

でヒビキの新たな陽気な「サトリ」は、実はこのコンチェルトではなく、カイザーという練習曲集で起こったのだが、そのあとひきつづき、このヴィヴァルディの練習に入ったところ、

フレーズの弾き方が「物陰に隠れていない」という指摘があったのである

また、一音一音が、一足一足、わっ、ふわっ、という感じではなく
「ねこが歩くように」
というわけで、ウチネコ疎開中みゅーさんが歩くように、という話になったのであります。猫ってどう歩く? あ、よいしょ、あ、よししょ?

「猫って、そういうふうにあるかないでしょ。」

最近奥が深すぎるバイオリンレッスンが、また秋の深まりゆく様にも似て。

しかしこの曲はクラシックイタチとしては伴奏が悩ましいんだよね。16分で和音でテーマを弾く部分がはっきりいって弾けませんし、「現代的」ではないにしても、じゃあほんとにバロックってどう弾くのでしょうか。難しいです。そのあたりもほの見えるように、せっせとバイオリンレッスンをアテンドしていきたい、と思う昨今であります。


バイオリンレッスン、アドバイスは「ねこ」!

2010-09-24 | バイオリン・レッスン


うーん、ヒビキくん、最近なかなかバイオリンがうまくなってきましたよ。

このうまいっていうのも何を指すものか、なかなか不確かなるものなのですが、どういう現象が起こっているかといいますと……

まずヒビキ自身がなんかつかんだみたい、と思っていて、それをちょっと珍しく語るふうなこと。そうね、ステージってそういうふうにぽんと、自分でもすみずみまで語れるわけじゃないけど、ってふうに変化するものですよねー。

私がレッスンをきいていても、少し前ぐらいから、先生の模範演奏というかちょっと弾いてくれる演奏が、すばらしい。つまり、今までだってすごかったのだけれども、弾こうという曲も初歩的な曲で、それほど表現力を発揮するようなところがないのに加えて、やっぱりまだ指導として「正確」な使い方、コントロール、といったところに重点を置かざるを得なかったからに違いない。ありゃ、コンサート来ちゃったみたい、というフレーズがいろいろと聴ける、すごいレッスン状況になっているのであります。

しかし、そうなってからもしばらくは、なんだかスイッチ入ったんだか入らないだか(どこの方言でしょうか??)あのさ、ヒビキくん、いったい「どういう歌を歌おうと思っているわけ?」という状況が続いていて、先生にもなんとなく「うーん、ヒビキはドラムだとよく歌うんですけど、なぜかバイオリンは……」などと親が勝手に言い訳(ありがち)してるトホホな有様。

ところが!
突然変わったんですよ、これが、なぜか。

(ああもう電車来るんで、続きましょう、これ。)


昨日はバイオリンレッスンであった。

2010-07-15 | バイオリン・レッスン
発表会までレッスンも残り少なくなったので、いよいよ曲が仕上がってこなければいけないのだが、ヒビキのやつ、このところそれなりに弾けるようになったのはいいのだけれども、かえって元気な感じになってしまい、全体に元気でフラットで行き届かない感じである。

特に中盤にある短調の部分が、楚々として、またなんのひっかかりもなく通り過ぎてしまう。

「ヒビキくんそこさ、前話したでしょ、3日もご飯食べてない……とかさ」

ま、そういっても、昨今の子どもだから、なかなか難しいというのは、先生もご承知で。

「昨年のユーモレスクの時は中盤の曲想が変わるところはつかめたのにどうしてでしょう?」

そう言われると……確かに。そうでした。バカ親はメモリも足りず。

ただその後ヒビキはどう持ち直したものか、なんかそうじゃん、そういう感じに、っていう演奏を残して、レッスンは無事終わったのであった。

帰りがけに「今日よかった?」ときくから、「よかったよ」というと、その「3日もご飯食べてない」の代わりに、ヒビキが考えたのは、野球でスランプに落ちたらということだったのだそうだ。

「そうするとちょっと前に友達がスランプになったでしょ……」

その子は、大人から見てもかなり野球にセンスのある子どもなのである。2ヵ月ぐらいスランプだったとか。

「その気持ちを考えて、あ、ちょっと打てそうだ、でもだめだ……って思ったの」

なーるほど、それ、いけてましたよ。で、ヒビキくんさ、それ忘れないでね。

バイオリンのレッスンは小説の書き方のようで。

2010-07-06 | バイオリン・レッスン


今日はヒビキ、バイオリンレッスンであった。ヒビキのバイオリンの先生は、オーケストラのバイオリン団員なのであります。クラシックイタチこと私は、妹が確か中学か高校までバイオリンを習っていたので、バイオリンのレッスンというのは見学の経験とか伴奏の経験とかあるのだけれども、バイオリンの先生はたいがい他のバイオリンの先生やピアノの先生と一緒に発表会をやるので、ふつうバイオリンのレッスンといえばふつうこういう感じ、という記憶がおぼろげにはある。

ヒビキのバイオリンのレッスンは、だいぶ違って、それが発表会前には特に顕著になる。ああ、プロはこうやって曲をしあげるのか──ってヒビキと先生ではぜんぜん違うわけですけれども──譜面があって本番までのこれだけしか時間がない場合、どういう順序でとりかかるかとか、ここがうまくいかないときにはどういう部分練習を開発するかとか、譜面のこの箇所は、どういう流れになっていることをふまえるとこう弾くはずだとか……。とにかく恐ろしいほどの量のノウハウが、もうどこからでも水道の栓をひねるように出てくるのであります。

ヒビキも、帰り道、
「今日はテクニックをいっぱい教わった」
などと言うほど。

でもって、このレッスンを脇で聞いているだけで、実は! ピアノもうまくなります。歌いかたがわかるから。それまで「譜面」にしかみえてなかったのが、こういう音楽とわかるから。というかですね、レッスンを受けずに長く生きておると、考えなくなるというか、想像力が働かなくなるというか、できてなくてもいいことにしちゃうわけであります。でもって「楽譜にこう書いてあるんだから、こう弾いてるんですよ」という演奏になってしまう。そこはね確かに「アクセント」になっていますけど、バイオリンのこういうフレーズを受けとめてください──というようなことはおかまいなしに、はい、アクセントふたつぅ、というふうに弾いている。そういうことに気づきます。

そういうわけで今日もいろいろと教訓がめいっぱいだったのだが、特に興味深かったのは、そのようにして譜面の細かいところをみていくにかかわらず、それでも弾くにあたっては「いかに大きくフレーズとしてひとまとめに弾けるか」ということが大事なのだ、というのに尽きるかもしれない。こういうフレーズを弾く、ということをなるべく一息に理解する。さらに言うと、起承転結の場面の切り替わりを含めて、曲全体ということをひとまとめに把握していてはじめて(まあそれは比喩的なんだけど)、弾けてることになるのかもしれない、ということ。

いやあ、それは難しいわ。とにかく譜面の中にでてきてから、あーそーだった、こういう場面だったと思い出して、ちょっと走ったりしながら、なんとかその曲想を弾いてみる、ということをずーっとやってるので。いやあ、そうはいってもほんと、なかなかそんな境地が垣間見えるわけないっす。

メトロノームはどれも同じじゃない。

2010-06-11 | バイオリン・レッスン
メトロノームはどれも同じじゃない。

ウィットナー メトロノーム スーパーミニ(木製)ブラックmodel No.880260

Wittner/ウィットナー 

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バイオリンの先生が使っているメトロノームは、ドイツで見て気に入って、わざわざ買って持って帰ってきたものなのだそうだ。しかし、そう言われて聴くと、たしかに、そのカチカチという音がなんとも力づけられる、うるさくないのに届く、そんな音にきこえてくる。

なるほどなあ、と思いながらその音を聴いていて、そういえば、自分が子供の時はひどかったなあと思い出して、おかしくなってきた。

なにしろ、私のメトロノームは、たしかピアノを買ったら付いてきて、そのうちに前面の文字盤が剥がれて、ぐっと押してはメトロノームをスタートさせなければならなかった。ネジを巻いても巻いても途中で終わってしまうことがおおく、しかも振り子が右に振れる時と、左に振れる時で、明らかに長さが違った。うーっつ、ちょん、というふうにメトロノームは拍子を刻むのだ。こっちもそのつもりだから、合おうはずもない。

そのうちあんまりひどいからというので、新しいメトロノームを、これもなぜかもらってきて、以前のを捨てて取り組んだのに、実はこっちのほうが不正確だった。その後電子音のメトロノームというのを使うようになったが、これは確かに正確なんだけれども、ただ、その音が、楽器の音を抜けてきこえてこない。これが案外不都合で、メトロノームというのは音がでかければいいというわけでもない。その点、先生のメトロノームは、申し分ない。



夏のエプタザールへ向けて、バイオリンの練習がスタート。

2010-05-26 | バイオリン・レッスン


夏場恒例のエプタザール発表会。ドラムのほうはもう練習が始まっているのだが、バイオリンのほうは、なんとなく遅くなってしまって、先日やっと演奏曲目が決まるという次第に。

鈴木バイオリン教本4の1曲目、
ザイツ 協奏曲第2番ト長調作品13 第三楽章

でございます。ところがこれ、協奏曲をピアノ伴奏にアレンジしたもので伴奏をするのが、ちょっとなんというか、ヴァルトシュタイン(ベートーベンのピアノソナタ第21番ハ長調、の別名ですな。このハ長調というのがまた泣かせるわけですが……って個人的な意見です、、すいません)で、このヴァルトシュタインなんぞはとっても弾けない身分としては、オーケストラに成り代わって伴奏する「厚み」のようなものが、即「間抜け」になってしまう! という問題があります。

譜面的には、ありがとうというくらい簡単なんだけれどもねえ。

クラシックイタチ、まがいもののクラシック。

2010-03-20 | バイオリン・レッスン
あんまりクラシックを聖域へ押し上げしまうのもなんだけれども、ヒビキのバイオリンのレッスンを見学していると、ありゃま、と思うことが多い。

ありゃま、というのは、私の考えがだ。

かつて自分が「この曲はこんな曲想で」と信じて弾いて、自分でも半ば弾けてないよなあ、と思いながら弾いていて、今となるとそれがどれだけ弾けていなかったかがよくわかる、というやつである。

先生の演奏にはほんとごまかしがない。

を通り越して、

ごまかしは命取り。

という境地に達している。

そういったことは、生徒に通じるものである。ヒビキもちょっと以前までは早弾きしてたのが、きちんとした音のきちんとした演奏をして、ということの意味がわかってきたようだ。先生が、こないだのバイオリンレッスンで、

「ヒビキくん、もっと弾けるんだけどな、難しい曲とかいろいろ、もう弾けるんだよ」

と言われたのは、その意味がわかって練習するならば、ということに違いない。

そうかあ、ヒビキ、今年もまたステップアップするかもねえ、バイオリン。
楽しみだなあ。

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井上陽水特設ページ

分数バイオリンにはレッスン用というクラスがあるようだ。

2010-03-04 | バイオリン・レッスン


先日の投稿、

分数バイオリンのお値段はどのくらい?
バイオリン・レッスン/2010-02-25


の続き。

コドモのバイオリンレッスンというと、まずはバイオリン本体と弓が必要である。1/8とか1/4という時代は過ぎてしまったので、現在ヒビキが使っている1/2ぐらいので、新品の定価を見てみると、

鈴木バイオリンの「学習用バイオリン」というタイプのラインナップが、
だいたい7~8万円。

よりランクが上のバイオリンで分数タイプもあるというのが、
だいたい9~33万円。

ヤマハバイオリンにも分数バイオリンがあって「ジュニアモデル」と呼んでいるようだ。
こちらは約8万円。

ちなみにヒビキがこれまで使ってきた分数バイオリンは、これらの普及タイプが家で古くなったもの(妹が使っていたもの)、それから1/8の時は、中古市場に回ったものを購入した。だいたい3万円ぐらいだったと記憶する(弓つきで!)。

というわけで、新品の定価が下限というわけではない。むしろ中古などを含めて考えれば、いちおうまともに学習できるバイオリンの下限というのは、だいたい3~4万円ぐらいだと思う。

ただ、その価格帯だと、もちろん「まともでないバイオリン」のほうが多いわけで、買う時には注意が必要ではある。

……というわけで、
これまでずっとほぼ「下限」の価格帯のバイオリンを使ってきたヒビキではあるのだが、まずは今回の1/2の時に新品の弓というものを買ってみた。使ってみるとやっぱりちょっと違う。弾きやすい。音が大きくよく鳴る、といったことがある。

バイオリンをもうちょっと高いやつにしてみたらどうだろう? というわけで次に狙うは3/4バイオリンの本体なのであります。

では、次ってのは、いったいどのくらいの価格のを狙ったらいいのだろう?

というのが、今ウチで──先生にいろいろお聞きしながら──懸案となっている事項なのであります。

(不定期につづきます)

分数バイオリンのお値段はどのくらい?

2010-02-25 | バイオリン・レッスン


バイオリンという楽器の繊細さについては、私はこれまで実際のところ、ストラディバリウスの何億円という値段であるといったことで、ごく間接的にしか、理解してこなかったと思う。

クラシックイタチこと私などといいながら、である。

妹は鈴木バイオリンの普及タイプでレッスンしていたし、フルサイズのバイオリンを買うときも30万円ぐらいので済ましていたと思う。

30万円って高いですけど、バイオリンの値段としたら、ダウンジャケットからはみ出た羽毛ひとひら、って感じなのである。

と書き始めるだに長い話になりそうなので、まずはストラディバリウスの話から始めてみよう。

ご周知のようにアントニオ・ストラディバリさんは人名であります。

Wikipedia
Antonio Stradivari、1644 - 1737


バイオリンの名器と呼ばれるものはストラディバリウスだけではないが、その代表的なものだと言えるだろう。このようなバイオリンは誰が使っているのだろうか? というと、そう、音楽家に決まっています。バイオリンの名器は、バイオリンの名手が弾くことになっている。このあたりから早くも秘密結社めいてくるのが、バイオリン史なのであります。

上記のリンク先のウィキペディアを見ると、バイオリンとは、名手から名手へと引き継がれるものであって、どうやら特段所有しなければならないものではない、ということが了解されるであろう。現在は特にスポンサーというか財団などが購入して、しかるべきと認めた人に貸し与えるという方式がゆきわたってきているようである。

たとえばヤッシャ・ハイフェッツといえば、パールマンの前に一世を風靡したバイオリニストだが、彼が所有していたストラディヴァリのひとつを、現在My楽器として弾いているのが、諏訪内晶子さんである。

してみると、よくクラシックのCDのジャケットに演奏家がバイオリンと一緒に写っているのも、なるほどいわれのある話だったのだねえ、妙に納得したりもする。

(不定期につづく)

ツィゴイネルワイゼン~パッション
諏訪内晶子
ユニバーサル ミュージック クラシック

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