バッハの時代は「かつら」と聞くけれども、
「巻き髪」は、歴史の中に、相当量、登場する。
日本では平安貴族や、文金高島田や、銀杏返しなどに
「巻き髪」はないとはいえ、
しかしよく考えると、確かに髪をほどいたときには直毛でも、
結っているときには、どれも不自然なほど大きなカーブがついている。
お雛さまの髪の毛だって、サザエさんだって、
カーラーを仕込んでいるとしか思えないヘアスタイルではないか?
髪の毛を「巻く」ということに、何か意味があるんだろうか?
よくわからないけれども、たぶん「手入れをしている」ということを
証すものなのではないか、と憶測する。
髪という身だしなみをよくしているということは、すなわち
それなりに高い階級である証であったり、
おしゃれに気を配る奥様であったり、
といろんなことを意味するのではないだろうか、と。
昨今、またしても、「巻き髪」が流行っておりますな。
私も初めて行ったヘアサロンで「巻き髪」になって帰ってきて、
ふと、今日的巻き毛とは何か、と考えてしまった次第。
(考えなくていーから、と家族に言われそうでありますが。)
まず、それは第一選択として「パーマをかける」ではない、
ということなんです。
したがって、「ウチで巻き髪」も「ホームパーマ」ではない。
ホットカーラーか、コテ(ヘアアイロン)か、というあたりが主流のよう。
じゃあどのコテがいいのか、
その場合どんな整髪剤がいいのか、
でもってどういうふうにコテをあてればいいのか。。。
というわけで、この本、過不足なく、頼りになります。
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佐藤公徳 | |
イースト・プレス |