今日はとうろう流しが星川で午後6時30分から始まります。
熊谷空襲から70年、
この時 私はまだ生まれていませんでしたが
子供の頃に母から戦争の恐ろしさはよく聞かされていました。
母は乳呑み児を始め6人の子供を抱えていました。
当然戦火の中を逃げ惑い、家族はバラバラになってしまったそうです。
我が家は星川のすぐ近くなので、当然燃えてしまっていると諦めていたそうです。
ところが、何故だか数件焼け残った家があり、
その中の一件に我が家があったそうです。
そんな中、一人二人と子供達が帰って来て
誰ひとり欠けることなく無事に戻れたのだそうです。
本当に奇跡的な出来事だと母はよく言っていました。
戦火の中を逃れるために沢山の人が 星川に飛び込み亡くなられたと聞きました。
御冥福を心からお祈りします。
当然のことながら戦時中は食べる物にも困り、
ほとんどの着物が野菜と化けて行ったそうです。
私がもの心ついた頃の星川は 川の縁には柳が植えられ
湧水もたくさん出ていて、魚もいましたし、川で遊んだ記憶もあります。
(当然この時は、その空襲で沢山の人が亡くなったなんて知りませんでしたから…)
あの頃は川の縁に座って花火を見た記憶もあります。
そして、我が子が小さい頃は家族でよく とうろう流し にも出かけました。
昔は今よりももっと星川をフルに使って沢山のとうろうが流され
忍んでしたような記憶があります。
今は星川も整備され、きれいにはなったものの、少し寂しさを感じます。
久しぶりに今日は又出かけて来ようと思います。