6月10日にバンのペアを確認したポイント近くで、再びバンを見かけました。先日は少し遠かったのですが、今日は水田の間の水路で、ファインダーに収まらないくらい近くまで来ました。これが、最接近時の1枚です。
写真を撮る時は目にピントが合うようにしますが、近すぎると足が切れてしまいます。何度も同じ失敗をしているので今日は足許に注意して撮りました。
しばらくすると、反対側の水田の中から1羽出て来ました。あれ、と思っている間に畦の雑草に隠れてしまいました。バンが逃げない理由も理解できました。ヒナを連れているのです。しばらくすると、今度は水路の中でも雑草が揺れてヒナが顔を出しました。ヒナは2羽入るようで結構活溌に動いています。やっと、畦に登るところを撮ることができました。
親鳥もヒナも水路や稲の間で餌を採っているようで、しばらく畦に出て来ては羽繕いをします。なかなか2羽が顔を上げる場面がありませんでしたが、どうにか撮ることができました。
親鳥もヒナに注意はしているようですが、付きっきりというのではなく適当な距離を保っているようです。親子一緒のシーンを撮りたいと車の中で粘って待ちました。そうすると、時折、ヒナが親鳥のもとに駆け寄ってきて、身体を屈めて口を開け餌をねだります。親鳥はヒナの頭をこつく様な仕草をしますが、餌は与えません。もう、そのような時期は過ぎたようです。
同じ様なシーンをもう1枚です。
まだヒナは飛べないようですが、親鳥と比べて少し小ぶりな程度の大きさです。
以前ペアに会って2ヶ月が経過しています。あの時1羽が巣作りのような仕草もしていましたので、すぐに巣作りから抱卵し、その後孵化したとして約1月強で、この大きさになったようです。もう1羽の親鳥は見あたりません、どうしたのでしょうか。それとも、子育てはどちらか一方の親鳥の仕事なのでしょうか。
何か、親鳥に威厳と誇りのようなものが感じられます。ここまでヒナを育てたのですから、誇りにして良いですよね。
最後に、親子の晴れの記念写真をパチリ!今日一番の出来映えでした。
次に会う時は、どのように成長しているでしょうか?どうぞ無事に大きくなりますように。そーと驚かさないように、その場を去りました。