第3回 「フラミンゴ」
コウノトリに続いて、フラミンゴを紹介します。
内陸のコウノトリに対し、海岸の花形はフラミンゴです。
フラミンゴは地中海沿岸の湿地帯、波の静かな浅瀬に大きな群れを作って生息しています。
(チュニジアは地中海に面しています。イタリアの長靴がけっ飛ばした三角形のシチリア、そのちょっと先にあるのがチュニジアです)。
水面から何千という細い杭のような足を突き立て群れている姿は壮観です。地中海の熱い太陽に照らされながら、長い首を水中に突っ込み、餌をついばんでいます。
時折何十羽という群れが一斉に飛び立ちます。長い首と足をぐんと伸ばし、大きく羽ばたく様も雄大で、見飽きることがありません。
写真は、地中海に突き出たボン岬半島のコルバという町の付近で撮ったものです。