野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

バンの親子

2006年08月13日 | 鳥見記録

 6月10日にバンのペアを確認したポイント近くで、再びバンを見かけました。先日は少し遠かったのですが、今日は水田の間の水路で、ファインダーに収まらないくらい近くまで来ました。これが、最接近時の1枚です。

 写真を撮る時は目にピントが合うようにしますが、近すぎると足が切れてしまいます。何度も同じ失敗をしているので今日は足許に注意して撮りました。

 しばらくすると、反対側の水田の中から1羽出て来ました。あれ、と思っている間に畦の雑草に隠れてしまいました。バンが逃げない理由も理解できました。ヒナを連れているのです。しばらくすると、今度は水路の中でも雑草が揺れてヒナが顔を出しました。ヒナは2羽入るようで結構活溌に動いています。やっと、畦に登るところを撮ることができました。

 親鳥もヒナも水路や稲の間で餌を採っているようで、しばらく畦に出て来ては羽繕いをします。なかなか2羽が顔を上げる場面がありませんでしたが、どうにか撮ることができました。

 親鳥もヒナに注意はしているようですが、付きっきりというのではなく適当な距離を保っているようです。親子一緒のシーンを撮りたいと車の中で粘って待ちました。そうすると、時折、ヒナが親鳥のもとに駆け寄ってきて、身体を屈めて口を開け餌をねだります。親鳥はヒナの頭をこつく様な仕草をしますが、餌は与えません。もう、そのような時期は過ぎたようです。

 同じ様なシーンをもう1枚です。

 まだヒナは飛べないようですが、親鳥と比べて少し小ぶりな程度の大きさです。
 以前ペアに会って2ヶ月が経過しています。あの時1羽が巣作りのような仕草もしていましたので、すぐに巣作りから抱卵し、その後孵化したとして約1月強で、この大きさになったようです。もう1羽の親鳥は見あたりません、どうしたのでしょうか。それとも、子育てはどちらか一方の親鳥の仕事なのでしょうか。

 何か、親鳥に威厳と誇りのようなものが感じられます。ここまでヒナを育てたのですから、誇りにして良いですよね。
 最後に、親子の晴れの記念写真をパチリ!今日一番の出来映えでした。

 次に会う時は、どのように成長しているでしょうか?どうぞ無事に大きくなりますように。そーと驚かさないように、その場を去りました。


ヒクイナの幼鳥

2006年08月13日 | 鳥見記録

 いつもの田圃のフィールドへ行きました。昨日(遠くでしたが)久しぶりに短時間ではありましたがカワセミを見かけましたので、今日も行きました。
 途中、よくキジを見かけるポイントで少し遠くの畦で黒い塊を見かけました。車をバックさせて確認すると雄キジでした。しかし、特に撮りたいような構図でもなく止めようかと思った時に、少し手前で小さな鳥が動きました。さてはヒナをつれているのではと、カメラをセットして撮ろうとすると、ヒナにしては敏捷でスマートです、それに、雄キジも無関心で何処かに行ってしまいました。直ぐに田圃の稲の中に隠れますが、また畦に出て尾羽を上下に揺すっています。どうも、キジのヒナではありません。バックが後ろ向きの雄キジで、手前が正体不明の鳥さんです。

 帰宅後、PCで確認すると姿はクイナ類に似ていますが、クイナのように背中に縦斑もありません。

 それに目は赤く足も黒っぽい赤で背中は赤みがかかった灰色です。胸から腹部にかけては白っぽく横縞もかすかに確認できます。インターネットで調べると、どうもヒクイナの幼鳥のようです。そうだとすると初見初撮りで、嬉しいですね~。

 しばらくすると、近くの稲の中に飛び入ってしまい、姿が見えなくなりました。キジがいなければ見過ごすところでした、これからは、もう少し注意深く探すことにします。