ぶろぐ“あみん”

タイを中心にアジアの話題。
タイトル頭の■は過去、★は今の話題を表します。
※公開しないコメントもあります。

★久々に泣いた1冊(^^;『20歳のソウル』

2022年08月21日 00時00分00秒 | 私の本だな
 千葉県は、(高校)野球王国であると共に(高校)吹奏楽王国でもあるのだそうです。確かに、千葉県出身のプロ野球選手って結構多いですもんね。今年? で調べてみると、『大阪府70人、兵庫県43人、東京都、神奈川県、福岡県41人』に次いで、『千葉県39人』だそうです。やはり多いですよね。
 ……吹奏楽はどうなのでしょうね(^^;

 そして、野球+吹奏楽って考えてみると、やはり高校野球(の応援)かなぁ。そう言われてまず頭に浮かぶのは、市立習志野高校(略称、イチナラ)のレッツゴー習志野でしょうか。吹奏楽が勇壮に奏でる応援曲です。
 もう一つあげるとすれば、それは短いけれども印象的なドラム、旋律の市立船橋高校(略称、イチフナ)の市船Soulでしょうか。そう、今年5月に神尾楓珠佐野晶哉尾野真千子佐藤浩市らのキャスティングで映画化された『20歳のソウル』の基となった曲です。
 自分としては、市習の“美爆音”というのは、その言い方が気に入らない(“爆音”が“美”なんて、あり得ないでしょ(^^; )し、それも関係者(監督?)が言い出しっぺというのに少々反感を感じます(^^;
 対して、まず、出だしのドラムが小気味よく、数小節しかない短い旋律も好ましく、チアとシンクロして踊る控え野球部員ダンサーの“やじろべえダンス”が“もごい”のと相俟って、私はイチフナ推しというところでしょうか^^
 本職チアのやじろべえダンスの方も溌剌としていて、見ていてとっても可愛らしいんですよ^^
 とにかく、出だしのドラムというか太鼓の連打がカッコイイし、ちゃんと終わるときには最後が転調? して終わるのもカッコイイんです(^_^)v

*     *     *

 今回、2年半振りにバンコクへ渡るのに際し、主に機内で読む本を物色したときに見つけたのがコチラ^^

【中井由梨子『20歳のソウル』】
 平積みの表紙を見た段階で、何のお話かはすぐに分かりました。

 この市船Soulは吹奏楽部員が作ったのですが、その作曲者である浅野大義(あさの たいぎ)くんは、市船卒業後、音楽の道を志して尚美学園大学に進みますが、肺がんのため、志半ばにして二十歳の若さで急逝してしまいます。
 その告別式では、イチフナのOB、OGら164人が結集し式場で追悼の演奏会を行いました。最後には、もちろん『市船Soul』で大義くんの棺を送り出し……。

 まぁ、何となく知っていることだから……、映画にもなったことだし……、と「たまたま見つけちゃったから」程度で手にとったのですが……。
 もう、どこから読んでも、いつ読んでも、とにかく涙で視界が曇る……(^^; 、そういう本でした。特に、自分と同じようにがんを患い、私は今こうして元気でいるのに、二十歳の若者が亡くなってしまったということのやりきれなさは常に頭を離れませんでした。
 飛行機の中で読んでいると、絶えず鼻をすすり、時にハンカチで目を拭い……。周囲からは、「何読んでんだ? あいつは」って思われていたかもしれません(^^;

*     *     *

 私が出掛けている間に、新聞には次のような記事が載りました。

【讀賣新聞2022年08月08日夕刊4版12面
「『市船Soul』球児に力」】
 市立船橋高校は、今年、15年振りに甲子園出場を果たし、初めて甲子園でも市船Soulが披露されました。作曲の大義くんも、映画にはなるわ、初甲子園だわと、喜んでいたのではないでしょうか。
 この、新聞記事の日(8月8日)に沖縄県代表の興南高校と対戦し、6対5と勝ち抜きました。
 2回戦は8月13日。福井県代表の敦賀気比高校と対戦しましたが、先制点を取り最初はリードしたものの6対8で惜敗したということです。
【ノート】
20歳のソウル
幻冬舎文庫 な-48-1
著 者:中井由梨子
発行所:(株)幻冬舎
発 行:令和3年5月25日 初版発行
 令和4年4月30日 8版発行
 ISBN978-4-344-43086-0
価 格:JPY670.-+

Flag Counter
♡ขอขอบคุณสำหรับการมาตลอดครับ♡
いつもご来場くださり、ありがとうございますm(_ _)m

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へにほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
« ★洗濯ができないっっっ!? | トップ | ★【超級市場美食】マグロタタ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

私の本だな」カテゴリの最新記事