踏み抜き防止。


作業用の長靴は、いわゆる安全靴タイプで、爪先には保護キャップが入っている。
でも、靴底はタダのゴムなので、踏み抜き耐性はほぼゼロだ。
なので、踏み抜き防止用の中敷を入れて使っている。
使っていたのはステンレス板が入ったタイプだったが、ある日、なんか履いてていずいので見てみたら、こんなんなっていた。

切開してみたら、中のステンレス板が折れていた。
ちょうど、なんて呼ぶのか知らんが、ニクキュウに相当するあたりだ。
歩く時にいちばん屈曲する箇所なので、加工硬化して疲労破壊したんだろうな。
針金を何回も同じとこで曲げると硬くなって折れる、アレと同じだ。

ということで、近年登場してきた、こんなのを調達した。
「is-fit 踏み抜き防止インソール」ってやつだ。
実売価格は1000円弱で、ステンレスタイプのと大差ないか、少し安いあたりか。

コイツは、金属板などのハード系プロテクタではない。
能書きによれば、防弾チョッキのような構造と材質らしい。
ということは、密な繊維が絡みあって、貫通を食い止めるってことだろう。
JIS規格の耐踏み抜き規定に準ずる値をクリアしている、とのことだから、使えるはずだ。
モノは結構厚手だが、金属板と違って柔軟なので、歩きやすくて、ニクキュウも痛くならなかった。

モリト株式会社ってとこが作っているらしい。
近所のホムセンにはMとLしか置いてなかったが、LLの長靴にLの中敷で、俺の場合は支障なく使えている。
このテの保護具ってのは、実際になんか踏み抜いてみないと、性能は実感できないのかもしれない。バイク乗るときのプロテクタもそうだな。
だからって、実際役立つ機会なんてのはないにこしたことはないわけで、まあ保険と同じだな。

