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妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

呆けは見当識障害から始まった

2012-11-23 19:17:25 | 日記

私は 最近物忘れが多くなったと自分で分かります。

が、記憶力が衰えたのはあまり深刻に考えなかった。


数日前の事です。

朝 目が覚めたころ電話の着信音が鳴ったのです。

携帯だと思って雑然としたテーブルを見たが見つからない。

ペーパー類をどかしても見つからない。

着信音は止まってしまった・・・・!


携帯は1メートル離れたデスクにあった。

携帯にはかかってなかった。


落ち着いたところで気が付いたのです。

なんと3メートルも後ろにある固定の子機だったのです。

着信音が全然違うのにも気が付かなかった。


私は認知症になってしまうのか…不安を感じたというか…恐怖心を覚えた。

見当識障害の始まりかもしれない。

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妻がまだ認知症の気配が全くない頃

私はどこの学校にあがるのかな? と何度も繰り返し言っていた。

この学校と言うのは小学校のことだった。


瞬間的に小学校入学前の年齢に戻っていたのだと思う。


また 銀行のことを郵便局と言っていた。

銀行も 郵便局も 同じものだと思っていたのだと思う。

見当識障害

妻の場合は時間の感覚が識別出来ない。

数十年と言う時間差が判別できない。

私の場合は空間の識別に障害があった。

数分間にわたって気が付かないのは尋常でないと思う。